出石聡史(でいしさとし)

メーカーにてソフトウェア開発を25年管理職で18年。部署横断的にソフト開発を推進する役…

出石聡史(でいしさとし)

メーカーにてソフトウェア開発を25年管理職で18年。部署横断的にソフト開発を推進する役割を担ってきました。これまでにやらかした失敗や経験を基に、開発現場の落とし穴を若手技術者の皆さんへ楽しく伝えられたらと思っております。『ソフトウェア開発現場の「失敗」集めてみた。』予約中です♪

最近の記事

執筆を振り返る

レトロスペクティブ 簡単ですが、「ソフト開発失敗本」執筆の振り返りをしてみました。振り返りと言っても本の内容ではなくて、執筆活動の振り返りです。 定量と定性の両面で振り返る  定量的な振り返りと、定性的な振り返りを実施しました。定量的には作業計画と実際にかかったストーリーポイントの差をみます。自分がどのくらいのベロシティで作業が出来るのか、次回の参考にします。定性的にはSprintごとにやっていたKPT(Keep/Problem/Try)を俯瞰して、良かったこと改善が必要

    • ちょっとしたツールを自作する

      お絵描き環境 前回ふりかえりについて書きまーすと言いましたがウソを言いましたごめんなさい。今回は「ソフト開発失敗本」執筆用に作ったツールのご紹介です。 デスクトップ  まずはツールの前にお絵描き環境について説明します。いつもはデスクトップPCでこーんな感じで作業しています。  メインの4Kモニターには、VisualStudio CodeとJiraを立ち上げておいて、液晶タブレットでお絵描きしています。液晶タブレットはHUION Kamvas Pro22 2019ってやつ

      • GitHubで成果物を管理する

        ドキュメントのバージョン管理をGitHubで 今回は「ソフト開発失敗本」執筆のフローにおけるGitHubの使い方です。前回Jiraの使い方と合わせてみていただければと思います。  ではまたまた改めて、全体システムを示します。  GitHub自体の使い方は省きます。これまた世の中にいっぱい分かりやすい解説が存在していますので、ぜひそちらをご参照ください。 GutHub FlowGitを使うにあたってまず運用ルールを決めねばなりません。ご存じの通り、Gitの軍用ルールには3

        • Jiraで作業を管理する

          タスク管理にJiraを使う 今回は「ソフト開発失敗本」執筆のフローにおけるJiraの使い方です。前回JiraとGitHubの連携という予告をしたのですが、Jiraだけで力尽きました。スミマセン。  では改めて、全体システムを示します。  Jira自体の使い方は省きます。世の中にいっぱい分かりやすい解説が存在していますので、ぜひそちらをご参照ください。 課題(作業)を定義する まずはJiraのバックログにやるべき作業をもれなく突っ込みます。すでに企画上50エピソード(その

          アジャイル風イテレーション執筆

          ソフト技術者的執筆フロー 今回は「ソフト開発失敗本」執筆のフローについてです。何といっても今ソフトウェア開発はアジャイルです!アジャイル的なプロセスを選ばない理由はありません。不用意にウォーターフォールでやりますなんて言ったとたん、新進気鋭の技術者から、古の風習に固執する老いたシャーマンを見るような目を向けられます。  あーいや、プロジェクトの性質によってはウォーターフォールも悪くはないのですよ? アジャイル風にチャレンジ 事実、出版社さんから提示されたマイルストーンはウォ

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          ソフト技術者的執筆環境

          システム全体 まずは簡単な全体図です。文章を書くためにデスクトップPC(Windows10)を使っているのですが、出先であるとか、妻と一緒にリビングでまったりするとき用に、ノートPC(Windows11)を併用しています。デスクトップPCがWindows10なのはハードウェアがWindows11の要件を満たしていないから……。そろそろ買い替えかしら。  PCのデータは家庭内のプライベートLANに繋いでいるNASへ、定期的にバックアップを取ります。NASはRAID1(ミラーリ

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          自己紹介失敗さんいらっしゃい  はじめまして。出石聡史(でいしさとし)と申します。長年メーカーにてソフトウェアに携わり、様々な製品に関わるとともに、数々の失敗をやらかしてまいりました。お客さんが怒って会社に乗り込んで来たり、〇億かかったプロジェクトをダメにしたり。それはもう思い返すだけで嫌な汗が流れ、ごめんなさいごめんなさいごめんなさいと口から自分に向けた呪詛が流れ出てしまいます。 ソフト開発の「失敗集」出します  実際これだけ失敗しても雇い続けてくれた会社には感謝しか

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