夜型人間の睡眠時間の産出【ままならない身体】
とにかく眠い。とにかく眠れない。この2つは両立する。ぜんぜん威張れないことだけど、とにかく同時に起こるので困る。
「眠れない」には2種類あって、片方は「寝てる場合じゃない」。もう1つは「目をつぶっても睡眠ができない」という状態。その結果、一日中眠い。
色々と事情はあるが、大きな理由は「集中できるのは家族が寝静まってから」という前提があるから。最近の傾向からすると「夜1時から朝4時までが勝負」である。正味3時間ぐらいで、何ができるのかと思うけれども、やらなくてはならない。
ここの踏ん張りができないと、ただ毎日、新宿(勤務先)まで移動して、建物の中で働いて、遅く帰って寝る。それだけの生活が続くことになる。それが勤め人の普通なのかもしれないが、才能のない異常者としては、このレースからは降りるほかない。
このままの生活が続くと、おそらく自分が荒れていくのが目に見えている。すでに部屋にはいろんなものが積まれていて、最近は探し物が増えた。処方箋で出してもらっている薬の中で、一番高い薬のシート一式をなくしたと思ったときは、さすがに焦った。30日ぐらい残っている薬を、全額自費で賄う可能性は、なかなかスリリングな話だった。
もちろん身体が限界に近いときは、それだけで精一杯だから、おとなしく寝る。けれども、少し身体が動くようになってきたら、自覚的に夜の時間を設けることにした。動画も観たし、少し考えをまとめる時間も取れた。
これが良かった。
専門家によっては「夜型人間などいない」とする話もあるそうだが、それでもやはり夜が落ち着く。週6で早起きをしていても、1日で生活リズムは崩れる。いや、むしろ平日に崩されていた生活リズムが「ととのう」感じだ。少なくとも心のダメージは回復する。
少し早く寝たところで、どうせ一日中眠いのだ。やるしかない。「その1秒を削り出せ」という東洋大学陸上部の駅伝でのスローガンがあるけれど、たぶんそんな気持ち。ただし、向こうは団体戦だけど。
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