香野わたる

どもりながら散らかす人生。批評とレビュー。虚構と現実についての文章を書きます。// ゲンロン「批評再生塾第4期」>>「ひらめき☆マンガ教室第3期」聴講生>>「SF創作講座」聴講生 https://spicyjam.info

香野わたる

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マガジン

  • ものうる人びと

    編集出版・代理店・制作会社・法人広報・生活者として……いろいろな立場で広告に関わってきた著者による、広告にまつわる色々なテキストが集まっています。広告のまわりにいる人が、ふと足をとめてくれるとうれしいです。

  • もぬけ道

    正面から突破するのが疲れる毎日に。しんどくならないための方法を探リます。

  • 街なか「にほんご」探訪

    流行語大賞にノミネートされるばかりが「新しいことば」ではありません。気になる言い回し、ふしぎに感じた日本語について取り上げます。 ★ヘッダー画像は「日本語 現代 不思議」をキーワードにcanvaで生成させました★ フィクションについて批評を書いていますが、マンガで日本語を学ぶことについて興味を持ち、そこから日本語教育、日本語学をやり直し中です。

  • ままならない身体

    ままならない自分の身体についての備忘録。人はさまざまな当事者になりうるのだ、ということが見えてくると思う。似たようなことでお悩みの方には「自分だけじゃないんだな」と思っていただけたらうれしい。※医療関係者ではありません。

  • 「しんどい」を軽くする|さいきんのモノ・コト

    そこそこのブラック企業で働くリウマチ持ち、広汎性発達障害(ADHD・ADS)、吃音、母親扶養etc....疲れることに囲まれている自分が、さまざまな「しんどい」から少し逃避行するための、ここ最近買ったものや始めたサービス、自分で体験したことをレポートします。 誰かのお役に立てたらいいな。

最近の記事

  • 固定された記事

*ご案内* note定期購読マガジン『ものうる人びと』について

こんにちは、香野わたるです。2021年夏から実験的に始めた定期購読マガジン「ものうる人びと」(月額300円)のご案内です。 コンテンツ中心になるコンテンツは、広告を世の中と人をつなぐ「フィクション」と捉えた読みものです。とは言っても、書き手はセンターポジションで輝く(もしくはフィクサー的に暗躍する)クリエイターではありません。広告業界の辺境にいる者です。 眩しいヒーローインタビューや作り手にスポットライトを当てる記事ではなく、ここでは、できるだけ外側から広告を見たいと思っ

    • noteのミステリーキャンペーン

      少し前から、Google検索が「ハッシュタグ」を拾うようになっていて、SNSへの投稿も検索で見れるようになっている。ハッシュタグとは、以前のようにオリジナル性を極めるものではなくなった。どれだけ検索してもらえるようなワードを選ぶかが圧倒的に大切な世界で、私たちは生きている。 今月のnoteのキャンペーンは、その最たるものになっている。

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      • 内定前に相性を見極めたい!【シューカツtips】

        実は私は就職氷河期に内定の出ないまま社会に出ておりまして。働く場所や働き方を転々としています。流れでフリーランスと派遣の両立を数年……数ヶ月間を失業保険で糊口をしのいだこともありまして。【シューカツtips】シリーズを作ってみようと思い立ちました。 アルバイトでも就職でも、入ってすぐに「やっぱり合わないかも……」と思った経験はありませんか? でも「やっぱり辞めます」と言うのもしんどいですよね。 もし、次の転職先を見つけようとしていたり、初めての就職先を決めようとして、迷って

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        • フリーペーパーを集めてた私たちと、ポスト失われた30年

          部屋の中を整理していたら、約15~20年前に集めていたADポストカードやら、フライヤー、いろんなフリーペーパーが出てきた。デフレスパイラルだったからか、街角には色々なタイプの無料配布ペーパーやステッカーがあった。(もちろん、買ったポストカードもある) 果たして、あの頃よりも、紙媒体の価値は上がったのか下がったのか。

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        • ものうる人びと
          初月無料 ¥300 / 月
        • もぬけ道
          36本
        • 街なか「にほんご」探訪
          2本
        • ままならない身体
          18本
        • 「しんどい」を軽くする|さいきんのモノ・コト
          1本
        • ぼちぼちブックレビュー
          13本

        記事

          「弱者男性」について考えてみた

          はじめに 「弱者男性」は定期的に話題に上がるネットスラングで、ここ3~4年ほどの間、話題の上り下りを繰り返している。ただ、色々な意味で使われているのを見て、危うさを感じている。そして素朴な疑問として「弱者女性」はなんで話題にされないのか?という点がある。 [追記]ネタとして「弱者男性」にまつわるものを面白く見る時間帯はすでに終わっていると思う。切実さを感じるし、現実に課題は存在している。(当事者でない自分では説得力に欠けるだろうけど)だからこそ、少し長めの投稿で考えてみた

          「弱者男性」について考えてみた

          「いまどきの大学生」になってみた

          じつは現在、ピカピカの1年生だ。勤務先の学校法人とは別のところで、大学に在籍している。入学したのは通信制で、スクーリング授業は今のところオンラインなので、大学生活という実感は、それほどない。数ヶ月先には、対面方式の授業も予定されているが、社会人学生がほとんどだし、独学するための場所という感じもある。 私の動機はフワフワとしていて、資格に必要な単位だけ取得したら辞める予定ではあるのだけど、学術的なレポートの書き方をすっかり失くしていたので、これを機に身につけてみたい。 昔大

          「いまどきの大学生」になってみた

          陰謀論と暮らせば~プロローグは突然に~

          唐突だが端的に言おう。 1週間前のことだ。同居の母が「陰謀論」に籠絡されているのを確認した。 もともと、素地はあった。でも、一線には踏みとどまっていたのに。 「〇〇ってジャーナリスト知ってる?」と聞き、グイグイと私におすすめしてきたとき、自分の耳を疑った。 なんで気付かなかったんだろう。先日、ゲンロンカフェで行われてたイベントも観ていたのに。 まさか、同じ屋根の下(引き戸でつながってる隣の部屋)で行われていたなんて、間抜けにもほどがある。 今思えば、予兆はあった。

          陰謀論と暮らせば~プロローグは突然に~

          kintoneの「きとみちゃん」が要らなくなる日

          あなたは「ホップステップきとみちゃん」を知っているだろうか? 電車のドア上の広告に、よく登場する。 絵柄は1970年代の少女マンガ風。某テニスマンガの雰囲気を出しながらも、世界観は「日ペンの美子ちゃん」みたいな日常コメディ。 きとみちゃんが職場で次々と襲われる災難を、ノーコード開発ができるkintoneで快刀乱麻を断つごとく、切って切ってきりまくる。まぁ、マンガのフォーマットを借りた広告なんですが。 数年前に見かけて以来、ずっとモヤモヤしている。

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          kintoneの「きとみちゃん」が要らなくなる日

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          更新お知らせ:CLAMP展について書きました

          noteだと読みづらい長めの文章は自分のサイトで公開中。 というわけで、9/23(月・祝)で終了したCLAMP展について書きました。ファン成分は弱めの文章です。

          更新お知らせ:CLAMP展について書きました

          広告コンテンツも【待てば読める】の時代?「ひみつのPRIME」について

          屋外広告は、たいていオープンな場所にあるもの。ただし、交通広告は少しだけ、事情が異なる。とりわけトレインチャンネルについては(意識している人は少ないが)、運賃を払ったうえで目にしている。だから実は「見なきゃ損」ではある。 その意味では、タクシーのシート裏にあるタブレット端末「タクシーメディア」は、乗客として「見なきゃ損」の具合は、電車賃の比ではない。だけど、やたらと威勢のいいビジネス系CMや、疲れているときに流れてくるし読み物系マガジンは、どうにも目のやり場に困ってしまう。

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          広告コンテンツも【待てば読める】の時代?「ひみつのPRIME」について

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          「むちゃ食い症候群」という呼び名

          前から気になっていた。 「むちゃ食い症候群」 過食性症候群という呼び方があったのに、医者の側は、どうしてこの名前を定着させようとしてるのか。大義名分はさておき、不愉快な意図しか感じられないのだが、それはただの誤解だろうか? そもそもどんな症状を指すのか?……詳しくてわかりやすいページを見つけたので紹介します。端的に言えば、排出行為をともなわない過食症。拒食症の反動で起きることも多いけど、それだけではない。 ※そもそも、どんな何なのか、もっと詳しく知りたい人は、クリニック

          「むちゃ食い症候群」という呼び名

          プレゼンで刺されて、目が冴えた話

          広告クリエイティブの提案を「受ける」立場になって、はや3年目。まさか自分が刺される羽目になるとは思わなかった。怖いな……きゃー! 今日は担当者目線のプレゼン受容について。

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          プレゼンで刺されて、目が冴えた話

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          アヲハタ「くちどけフローズン」を口に入れて、嫌な作業を乗り切れ

          ★「しんどい」を軽くして生き抜くためのレコメンドnote Vol.1★ 恥ずかしながら、苦手な分野の仕事を急ぐときには、甘いもので覚醒しながら嫌な気持ちを麻痺させないと進まない事情がありまして……。皆さんはそんなことないでしょうか? いま諸事情で、乳製品をカットしないと元気じゃなくなる身体になっているので、かなり選択が狭まります。大粒ラムネとエナジードリンクだけでは飽きてしまうし、エナジードリンクは、コーヒーや鎮痛剤を飲んだ後だと、さすがに警戒しますね。 しかも、忙しい

          アヲハタ「くちどけフローズン」を口に入れて、嫌な作業を乗り切れ

          健常ならざる日常の断章

          身体にまつわる、自分の属性を参考までに載せておきます(随時更新予定) 関節リウマチ(あるいはSLE)ストレートに「これ」とすべて当てはまる因子がないが症状が出ている。原因の追求よりも、身体をどうラクにするかという観点で診てくれる専門病院で助かっている。 毎日&週1服薬中。これによってグレープフルーツとセントジョーンズワートが摂取不可。 ジュースならいいとか、2時間空けたらいいとか、そういうのは関係ないらしいです。含まれてるの知らないで、とある飲みものを数日飲んでたら「あれま

          健常ならざる日常の断章

          クローズ就労の罪は如何ほど

          9月は障害者雇用支援月間だという。 「障害者雇促進法の改正を受け、2024年4月から民間企業における障害者の法定雇用率は2.5%になった。従業員40名以上の事業主は1名以上の障害者を雇用する義務が生じ、雇用には補助金が企業に支給される。このように、障害をオープンにした働きかたは「オープン就労」と呼ばれる。 ただし、障害者手帳を取得している従業員がいても、会社に未申告の場合はカウントされない。また、日常生活に支障がある状態でも手帳発行がなく、障害として認められなければ対象外

          クローズ就労の罪は如何ほど

          『赫夜(かぐや)』の〈全冊著者直筆サイン入り〉は、もっと騒がれていい

          澤田瞳子の『赫夜』は7月末に発売された。もとは雑誌『小説宝石』で連載されていた作品の単行本化だ。平安時代初期に起きた富士山の噴火にまつわる群像劇を、国司に任命された主に京から連れられてきた「鷹取」という男の目を通して描いた作品。 時代小説、あるいは歴史ジャンルの中で、人の心に棲む澱を吐き出しながらパニックを描く筆致は、澤田瞳子の作品ならでは。苦しいのだが心地よくて、癖になる。加えて本作には「なにがあっても生きていかねばならない、人の心のありようを描く」という強い意志がある。

          ¥300

          『赫夜(かぐや)』の〈全冊著者直筆サイン入り〉は、もっと騒がれていい

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