【Award受賞者インタビュー】生活者の声をクライアントに届けたい。よりよい広告を作るためにアナリストが大切にしている「代弁力」とは
デジタルコミュニケーションカンパニー(デジタルを使った広告コミュニケーション事業を行う)スパイスボックスでは、若手からベテランまで、半期で最も活躍した社員を表彰するアワードを実施しています。
過去には、年間売上20億円の契約をまとめた社員や、先端テクノロジーを活用したイベント施策でクライアントから大きな評価を得た新人とベテランのコンビなど、さまざまなメンバーがリーダーミーティングを経て選ばれ、受賞しています。
今回は、新設された「事業グロース貢献賞」を受賞したアナリストの奥村咲香に、活躍の秘訣や働く上で大切にしていることをインタビューしました。
5年目にして念願の受賞を果たしたアナリスト
——まずは、受賞を聞いた時の気持ちを教えてください
実は……もしかしたら獲れるかなと思っていたので、ステージ上に呼ばれたときのために気合いを入れて行きました(笑)。というのも、この「事業グロース貢献賞」を目標に半年間頑張っていたからです。Awardは、全社的にも自分の頑張りを知ってもらえる・認めてもらえる機会になると思っていたので、新卒入社1年目のときからずっと受賞することを目標にしていました。先輩との1on1(※1)でもずっと「評価されたい」「評価されるために働いている」と言い続けていたからなのか、周りの人から色々な課題や挑戦を与えてもらえたことで受賞できたように思います。取り組む際にサポートをしてもらえる環境があったことも大きいです。
評価ポイントをあとで確認したのですが、自分が主体となって動かした「新しいニーズの波に応えるための新メニューの創出」が入っていたので、凄く嬉しかったです! 自分では頑張っているつもりで働いていますが、客観的にもその頑張りを評価してもらえる場があるのはいいですよね。
——美容関連の記事執筆や、美容に関するウェビナーを開催した点も評価されていましたが、執筆やウェビナーなどに挑戦しようと思ったのはなぜですか?
自分が主として受け持っている仕事の領域に関しては、先輩を介さなくてもきっちり自走できるようになったので、プラスαでこの半期は「難しいかも」と感じたことでも挑戦していこうと自分の中で決めていました。仮につまづくことがあっても、すぐに先輩がサポートしてくれるので、プレッシャーは感じずに動けました。
——「美容」に特化しているのは、得意領域だからですか?
そうですね。美容系のクライアントを担当することが多かったこともありますし、普段から利用している商材だと自分ごと化もしやすく、「消費者」と、「アナリスト」どちらの視点からもデータを見られることが強みになっています。
アナリストは分析家であり、代弁者でもある
——アナリストの魅力や、やりがいはどんなところに感じていますか?
生活者の声を、クライアントに代弁できることです。スパイスボックスはSNSのビッグデータを扱えるからこそ、思いつきではなく、根拠や説得力を持った提案ができます。ときには、クライアントが想定していない新しい気づきや発見を与えることも。SNSに落ちている声をもとに、生活者の為になったり喜んでもらえたりする広告や製品を作れることがやりがいになっています。
——気をつけていることはありますか?
データをただ集計して出すのではなく、これらのデータをどう広告や製品に活かせるのか? 次の広告にはどんな要素が加わればより多くの人から共感を得られるのか? など広い視点で考えるようにしています。データの活かし方まで考えることは重要です。
——大変だと感じることはありますか?
アナリストの業務はデータを扱うので、理系っぽいイメージを持たれますが、データを紐解く力や文章化していく力も必要なため文系っぽさも要求されます。
そして、長いときには、1日中複数のデータを見ながら1つの施策についてのみ考え続けることもあるので、かなり集中力を必要とします。ただ、スパイスボックスはリモートワークも選択できるので、家で1人で集中して作業できる環境は、効率アップに繋がっています。
今後は、クライアントと生活者のためになりたい
——今後の広告業界をどう見ていますか?
私は「エンゲージメント・コミュニケーション(※2)」に携わりたくてスパイスボックスに入社したので、今スパイスボックスが掲げている「嫌われない広告」にはとても共感します。しっかりと生活者のインサイトを捉えた広告を作ることで、スキップされてしまうだけの広告は無くしていきたいですよね。
——アナリストとしての今後の目標はありますか?
クライアント側のリテラシーも年々高くなっているので、しっかりと価値を提供できるようにアップデートし続けたいです。
また、私はプロデューサーとしての勤務経験もあるので、プロデューサーとしての視点を持っていることも強みだと思っています。プロデューサー、アナリスト、生活者とあらゆる角度からデータを見て、クライアントに寄り添った提案をしたいです。
クライアントが納得してくれる結果を出しつつも、生活者の声は事実としてしっかり伝えることがアナリストの仕事でもあります。私の「代弁」を通して、より生活者のためになる製品が作られたり、売上に寄与する広告ができたりするよう貢献していきたいです!