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生理について語るきっかけに。知識を得ることで見えてきた課題。

こんにちは、スパイスボックス広報の松原です。今日は、先日実施された「みんなの生理研修」についてご紹介します。

「みんなの生理研修」とは、“生理について気兼ねなく話すという選択肢をもてる社会” を目指す、ソフィさんの「#NoBagForMe」プロジェクトで推進されている企画のひとつ。生理の仕組みや適切な生理用品の使い方を、ソフィの担当者さんがレクチャーしてくれる機会になります。

この企画が発表されてから、是非スパイスボックス社内でも実施したい!と考えていました。生理ってどうしても個人的な話に終結しがちだけど、生理のあるなしに関わらず、生理について知識として知っておくことって大事なのでは?

生理研修の内容は、朝日新聞さんにも取材いただいたので、是非ご覧ください!

生理について他者と語ることで見えてくること

生理研修は、前半にソフィの担当者さんのレクチャー(&質問タイム)、後半に社員でのグループディスカッションを行う2部制。前半では生理についての基礎知識から、適切な生理用品の使い方を教えていただきました。やさしい言葉で説明してくださるのでわかりやすかった! という感想が、特に男性社員から多かったです。

グループワークでは、スパイスボックスの生理研修運営チームで以下のシートを作成し、5人程度のグループで生理(とその周辺にあること)について約15分のディスカッション。その後、各グループで話されたことを発表してもらう形式でした。

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グループワークの前にアイスブレイクとして、運営チームの4人が自身やパートナーの生理について考えることを話す時間が設けられました。僭越ながらわたしもお話しさせていただいたので、少しだけその時のお話も。

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学生時代に陸上部長距離の練習に励んでいたわたしは、「生理が来ない=頑張っている!」と、生理が来ないことがステータスになっていた時期もありました。生理が自然に「来てしまう」と練習の追い込みが足りなかったのか…と落ち込んでいた時期もあり、生理が順調に来るようになったいまも、ついそのときの自分を美化して語りがち。スパイスボックスでの生理研修の実施が決まったときに、ちょうど陸上競技の長距離選手・新谷仁美さんの記事を読んで、改めてその異常性に気づくなどしました。

話が少しそれましたが、生理研修を実施することで生理についての知識を得ることはもちろん、自分の生理に対する考え方を改めて振り返るきっかけになったな〜と感じています。

生理痛についての共通認識を考える

グループワーク終了後に、グループの代表者から簡単に内容をシェアしてもらいました。

Aチーム
「生理休暇を実際にとってる人いるがいるのか、あとは、生理中のパートナーからの対応について、優しくされたい人もいれば、放っておいて欲しい人もいるという話が出ました。」

Bチーム
「(グループの)女性3人で生理痛の程度がバラバラで、個人差があることを実感しました。生理痛の話を聞いていたらお腹が痛くなったという社員も。」

Cチーム
「(グループの)男性社員が生理休暇があることを知らなかった。生理がない人に、どんな表現したら痛みが伝わるのか話しました。小さい子どもが腰にしがみついている重さマッチョに腹パンされてる状態が継続しているようなイメージにまとまりました。」

チャットで盛り上がっていた第三の生理用品「シンクロフィット」

生理研修中、ZOOMのチャット欄で多くの人からコメントがあったのですが、研修でも紹介された股にはさむタイプの第三の生理用品「シンクロフィット」に特に関心が集まっていました。”トイレに流せる”という点に注目が集まっており、「すぐに買いに行きます!」なんてコメントも!

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13:37:24  シンクロフィット知らない人多いのでは
13:37:34  これ知らなかったです!
13:37:41  聞いたことあって、買おうか悩んでいるやつ!!
13:37:51  使ってみたいやつ!!
13:39:26  トイレに流せるのとても良いですね!!使ってみたいです!
13:39:35  流せるのいい!!
13:39:42  有難い
13:39:51  めちゃくちゃいいですね。。
13:40:05  この間初めて使ったけど本当におすすめです、捨てられるの最高
13:40:18  絶対買います。
13:40:27  この週末に買おう・・・
13:40:32  ズレにくいんでしょうか?
13:40:39  ドラッグストアだと売ってないところもあるので、Amazonがおすすめです!
13:40:49  #PRではない
13:41:02  笑

わたしもこの前使ってみたのですが、気軽に使えて便利なので気になる人はぜひ使ってみてください〜

生理と会社の関係性:課題もまだある

生理についていろいろとリサーチしていたところ、生理用品を社内に常備している企業があるという話を聞いて、最高なのでは…と感じました。会社で突然生理が来たとき、困りますよね。。マネージャー陣や経営管理局の方に追ってお願いするとして(お願いします!)、今回生理研修が実施されたことで一番良かったのは、「生理について考える」きっかけづくりができたことではないでしょうか。

スパイスボックスでは、生理休暇(有給)を月に1度取得することが可能です。(※生理休暇(有給)の取得は月に1回。2日目以降は無給。)しかし、取得している人は正直少ない様子。研修中のチャットでも、生理休暇の取得は様々な面から難しい…といった声も上がっていました。

13:25:44  生理で辛いっていう時の伝え方に迷うことありましたね、、
13:26:37  ”体調不良”って濁すのは簡単でも、使用制限あるような気がしますもんね。。
13:27:10  わかります〜治るものでもないですしね…
13:27:13  腹痛だとお腹壊してると思われるかも…とか考えちゃいます
13:27:24  お腹弱い人キャラになってしまう

制度面が整備されていても、それがうまく活用できているかどうかはまた別の話。生理研修を実施したことによって、改めて課題が見えてきたような気もしています。

会社制度の活用については、生理のあるなしにかかわらず、仕事しやすい環境づくりを考える上で重要なこと。今後も考えていきたい課題のひとつです。

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