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飲食経営はバランスが大事やで!

文章書いたり、人に伝えるってマジで難しい。

と思う今日この頃です。


冒頭から少しネガティブですが、今日は『飲食店の経営にはバランスが大事』だという事を経験を交えお話します。


少し話がズレますが、僕は仕事柄年間で100件近く飲食店のオーナーさんやキーマンと商談しています。しかも、偉そうに第三者(評論家的な感じ)で経営者を観察することができますし、そこを意識して仕事をしてきました。


そんな僕だからこそ、お話できる内容かなと思います。


では本題に。


僕の大好きな経営者で地元で3店舗カレー専門店🍛を20年以上運営している、エロ親父がいます。

親父といっても結構おじいちゃんに近い。何故か照れて年齢教えてくれません。


で、そんなエロ親父と商談をしている中で、ふと何で20年以上も続けれるのか聞いたことがあります。

20年飲食ってマジ凄いすからね。しかも結構利益出してるし。


エロ親父は少し黙って一言。『バランスかな』と。

それを聞いた時は、めっちゃ納得して普段エロいのに一瞬、高田純次くらいのエロい渋さを感じたほどです。

エロ親父が言うバランスとは『店の雰囲気』『価格』『接客』の3つです。


なんで僕が渋さを感るほど納得したかというと、それはあるお店が潰れた理由にあります。


エロ親父との商談1年前に遡って、少しお話しします。


地元に東京有名ラーメン店で修業し、のれん分けをしたお店がオープンしました。名前は仮に博多野郎としておきます。


オープンから1ヵ月後くらいにその、博多野郎に同僚と食べに行きました。


2人の感想は1回目の訪問で一致しました。


すぐに潰れるなと。


味は抜群にマジで旨い!価格も◎でも雰囲気は△、接客は×

少し踏み込むと。

皆さんラーメン屋さんてどんなイメージです?

僕のラーメン屋のイメージは早くて、カフェやおしゃれなお店に比べて少しだけ汚い、接客はドライでいい距離感。

こんな感じ。


もちろん、提供する商品や価格により差はありますが、1杯1000円以下のラーメン屋さんはこんな感じで十分なはず。


でも博多野郎は、男性が好みそうな味なのに、外観はむだにおしゃれっぽくぱっと見はカフェ、接客も食べている最中にいちいち話しかけて食べることに集中できない。


でも味は好きだったので、同僚と毎週通いました。半年で潰れるから味わっておこ。と。

予想通り半年後に閉店。

行くたびに僕たちは分析し、議論しましたが、結果ラーメン屋は雰囲気ではなく、『味を楽しむ』場所なのに、無駄な外観、無駄な接客やオペレーションとにかくすべてにおいて、『バランス』が悪いという結論に至りました。


そう。


20年以上も成功しているエロ親父の言う『バランス』だったんです。

そりゃーエロ親父に渋さも感じますよ。



もしこれから飲食を始めたいと言う方や、コロナ以前から売上が低迷しているという方は、博多野郎を自分だったらどの様に経営したのか考えてみて下さい。

そこにヒントや答えはあるはずです。


なので、自分のお店のコンセプトやターゲット層にマッチした『店の雰囲気』『価格』『接客』をこの3つをめちゃめちゃ意識してみて下さい。


できるようでできないこのバランス。


重要です。

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