【代表ブログ】高校生で子ども食堂を運営するって、そんなに”偉いこと”なの?

こんにちは、学生団体スピカ代表の鳥居です!
代表ブログpart1ということで、スピカの活動を通して感じたことなどを徒然に書いていこうと思います。最後までどうぞお付き合いください<m(__)m>

きっと私たちのことを初めて知った方もたくさんいらっしゃると思うので、まずは軽く自己紹介。
私たちは、神戸市長田区で活動している高校生の団体で、子ども食堂の開催を主な活動として行っています(ほかにも、こういったSNS等での子ども食堂や貧困についての情報発信なども…)。
実は昨年の夏に私が創設したばっかりの新しい団体なんです(笑)
詳しくは固定記事やHPをご覧ください!

さてわたし鳥居、この団体を初めて約1年強になりますが、地域の方や、同じく子ども食堂をされている方とお話しするときに、ほぼ絶対といっていいほど言われることがあります。

「高校生なのに、子ども食堂やってるなんて偉いね~」

もちろん当たり前ですが、私たちの活動をほめていただいているのは十二分に伝わってきますし、そうして応援していただけるのは大変ありがたいことでもあります。

でもたまに思うんです。

「俺たちが『偉い』って思われるような状況のままでいいのかな」と。

というのも、事実、学生だけで子ども食堂の運営を行っている団体というのはあまりありません。
大学生になると、各大学のサークル等で運営しているところは散見されるのですが、高校生のみで活動しているところは、現時点ではおそらく僕たちだけではないでしょうか。

しかし、個人的にはこの状況自体にも一定の危機意識を抱く必要があると感じています。
他種のボランティア活動であれば、高校生でも行っている人は多数います。ボランティア団体を立ち上げている人も多数、とは言いませんが一定数います。

ではなぜ、子ども食堂の運営をする団体となると、まったく無くなってしまうのか。
「そもそもボランティアのハードルが高い」「団体を一からやるなんて…」「まして、お金もたくさんかかりそう」
いろいろな要因はあると思います。

しかし実際、たくさんの方にご協力いただきながら、しかも試行錯誤しながらではありますが、私たちの団体は子ども食堂の運営を行えています。
決して楽でも、簡単でもありません。
でも、もしその意識があれば、やること自体はできます。

そして、その意識を持つ人は、世の中には一定数いると思っています。
だからこそ、そういった人たちに気づいてほしい、というおこがましさはあります。

「君たちがやりたいと思っていること、一見難しそうだけど、手を伸ばしたら届く位置にあるんだよ」と。


スピカの活動原則は主に
・地元地域の家庭に貢献できる団体となる(子ども食堂事業)
・より多くの方に、子どもの貧困について問題意識を持ってもらう(広報事業)
で成り立っています。

しかし僕は、もう一つある思いをもってこの団体を立ち上げました。

「僕たちの団体が先行例、モデルケースとなって、同じような志を持つ学生たちにとって、道を開く存在となる」ことです。

子ども食堂の運営を高校生がやるのはそう簡単ではないかもしれない。
でも、できる。だからこそ、僕もやりたい。私もやりたい。
そう思って、実際に活動してくれる同士が増えたらいいなと思っています。

だからこそ、周りの応援してくださっている方々に、私たちの活動が「偉い(=特別な活動である)」と思われているのは、それもまた、徐々に変えていきたい部分ではあります。
他のボランティアと同様に、取り組みやすい分野にしていきたいと思っています。

「君も高校生で子ども食堂やってるんだ!最近増えてきたよね」

絵空事ではありますが、いつか、活動を始める高校生たちが、そういう風に周りの方に言っていただけるようになるといいな、と思いながら私は活動しています。

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