仕事帰りに同期の前原さんとカラオケに。

前原さんはめちゃくちゃ歌がうまい。
そして実は私も歌がうまい。
歌の趣味もベストマッチングだし、何よりノリとかを無視して本気で歌い上げてもお互いに引かずにいられるので、出会ってから今日に至るまで、カラオケに一緒に行きたい人ランキング不動の一位に君臨している。

歌の時間を一瞬たりとも無駄にしたくない私たちは、お互いがドリンクバーで選び、ドリンクを入れている様子を待つなんてことはしない。
事前に話し合いをしてドリンク担当、部屋整備担当を分けて、最大時間で歌えるように心血を注いでいる。
効率重視。あまりにもシゴデキ。

ちなみに部屋整備担当はドリンク担当が部屋に来るまでに二人分の選曲をして、自分の手番のワンコーラスは歌い終わっていなければいけないという取り決めもあって、意外と忙しい。
お互いの持ち歌を熟知しているからこそできる芸当。これは特殊な訓練を重ねた末に身につけた私たちの努力と情熱の証。


私たちにとって、カラオケは娯楽であり、同時に戦場でもある。
今日も今日とて、人知れず激しい戦いに勝利し、雄たけびを歌に代えて、時間いっぱい室内に轟かせることができた。


ちなみに私たちの歌い締めはいつも『民衆の歌』。

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