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幸せにしたいのか、されたいのか…っていうお話

(書き起こし)

今回は「幸せにしたいのか、されたいのか」…っていうお話です。

ずっと以前に、その当時パートナーではなかったんですが、まぁこのまま関係がうまくいけばいいなぁと思っていた方から、どんな話の流れだったか質問されたんですよね。「どんな人と結婚したい」という質問だったか、結婚に関する質問だったんですよね。

で、その答えに私は「相手を幸せにしたいって思う人がいい」って答えたんですね。質問をしてきた方は男性だったんですが、その人に「なんだか男みたいな答えだね」って少し不満そうな感じで反応されました。

一瞬、答えに失敗したかなぁって思って、そうかこの人にとっては、女は幸せにしてもらう側で、女性は幸せを与えてもらう側だと思っているんだなぁ、この人は男性として女性を幸せにしたい、相手を幸せにしたいって思っている人なんだろうなぁって思ったんですよね。

ちょっと一瞬失敗したかなぁって思ったんですが、やっぱり改めて考えてみて、私は相手を幸せにしたいって思う人がいいなぁって、やっぱり私の答えは私にとっては間違いではなかったなぁって思ったことがありました。

なぜなら結婚と言うものは、やっぱりある程度というか少し位は、今ある自由、今もっているものがなくなる可能性っていうものをはらんでいると思うんですよね。

私が変わらなければならない部分っていうのも、結婚というものは含んでいると思うんです。で、幸せにしてもらいたいって願うだけっていうことも可能だとは思うんですが、それって私の中ではどんな姿勢かというと、私はあなたに寄り添う事はありませんよ、私は一切変わりませんよ、と言ってるようなものだと思うんですね。

で、他にも幸せにしてって言うって事は、今幸せじゃないって言っている感じもするなぁって思うんですよ。

で、いやいや、そんな幸せにしてもらいたいって言う気持ちに、そんな極端な気持ちをはらんでいるわけじゃないよって、そんなことを言っているわけじゃないよって言うこともあると思います。

で、まぁちょっと今の私の考えとしては、すごく極端に言ってみたって言うところもあるんですけど。

っていうのもね、テーマとしては「幸せにしたいのか、されたいのか」って言うふうに言ったんですが、根本のことを言うと幸せって、相手を幸せにするとか自分が幸せにされたいとかそういうものじゃないって思うんですよね。

女優の真矢ミキさんがおっしゃってたんですけど。確か彼女も比較的結婚が遅かったと記憶しています。で、結婚をしたって言うことをご報告したら、「あーついにあなたも幸せになったんですね」っていうような祝福の声をいただいたと。その時に真矢さんは「前から私幸せでしたけど。今幸せになったって言うわけではないんですけど」というようなことをおっしゃってたのがすごく印象的でした。

ある有名な僧侶の方の言葉で「愛に至る道があるのではない。道そのものが愛なのだ」という言葉もあるのですが、幸せも同じだと思うんですよね。幸せになる、幸せに至る道があるのではなくて、プロセスそのものが幸せである。

結婚そのものを取り上げたときには、その結婚のプロセスそのものが、全てが100%幸せだけかっていうとそうじゃないと私は思うんですが、もちろん苦しみや2人寄り集まるからこその悩みだったりとか、1人では体験し得ない苦しみみたいなものも起こりうる、起こる可能性があるとも思うんです。

でもその一方で、2人集まるからこそ、パートナーが私と一緒にいることで、これまで幸せを感じる瞬間が2とか3とか、わかんないですけどそんな回数だったものが、より一層5とか6とか増えていくとか。

今まで感じていた幸せのレベルが5とか6とか感じていたっていうところを、今まで感じたことがないほど幸せを感じられるような10とか20とか感じられるような、その瞬間ひとときっていうのも共有したいなぁっていうふうに思うんですよね。

で、それも、お互いが思い合うこと。一方だけがそういう風に思うのではなくて、私も思うし相手からも思ってもらえる。そういうのがとても大事なエッセンスじゃないのかなあって思ったりしています。

その思いやりがあるからこそ、自分たちが調子が良い時、健康なとき、幸せに過ごせているっていう時はいいんだけれども、例えば病気になったりとか苦しみが襲ってきた時、困難がやってきた時、そういう時にいかに乗り越えられるかっていうのは、やっぱりその互いが持つ思いやりっていうものがあるかないかで、共に乗り越えられるかどうかっていうことが変わってくるんじゃないかなぁと思うんですよ。

幸せにしてもらいたいとか、幸せにしたいっていう事もそうですけど、そんな風に思う事は決して悪いことではないし、素敵な事でもあるのですが、それだけでは乗り越えられないものがあるんじゃないかなぁと思うわけです。

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