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スぺカレ~自分の人生を作り上げていく~

スぺカレAクラス 5月17日
・どんな時に自分の生きている意味を感じるか
・サルトルの実存主義
・アンガジュマン

人間だれしも生きていると「何のために生きているのだろうか」と考えたことがあるだろう。
どんな時に生きている意味を感じるかを考えてみてほしい、人といるときなのか、誰かに必要とされた時なのか、それとも生きる意味が全く分からなくなってしまっているのか。

そんな人にサルトルの実存主義を紹介したい。サルトルとは20世紀のフランスの哲学者で自由や責任、存在の意味について考察した。

その中に実存主義がある。それは、人間は実存が本質に先立つをことを主張するしそうである。反対に物は本質が先立って実存がある。
例としてコップを挙げる。コップは水を汲み、飲むものが欲しいと誰かが感じたことで作られた。この”水を汲み、飲むもの”が本質であり、その本質に伴って実存”コップ”が生まれた。
しかし人間はどうだろうか。コップのように水をくむために生まれたわけでもなく、機械のようにただ労働するために生み出されたものでもない。ということは人間は自らが本質を選び抜くことができるのだ。

ではその本質はどうやって見つけていけばいいのかという問題を同じくサルトルの考えから見出していく

サルトルの考え方にアンガジュマンというものがある。これは第二次世界大戦後に人々が苦しんでいた時代に希望の哲学と呼ばれたものだ。
自分が置かれた状況に向き合い社会参加をすることを提唱している。
「何かの企てに身を投ずべし」ともいわれ、社会の在り方、自分の在り方を他人任せにしてはいけない、一人一人の態度で社会は変わっていくと考えていた。
現代社会に置き換えてみたらどうだろうか。社会が悪いからどうしようもない、誰かがやってくれるでしょ、なんかお金持ちの人が変えてくれるでしょ、この現状に向き合わずに他人事にしている人は少なくないと思う。
ではどうしたらよいのか、自分にできることは何なのかを考えることが状況に向き合うということだと考える。それが社会のためになれば自分の生きる意味、本質を作り上げていくことにつながっていくのではないだろうか。
現代社会の難しさから目を背けずに、より良い自分の人生の本質を見つけ出していく生き方をしていく必要が社会にとっても自分にとっても大切なのではないかと私は考える

まとめ)サルトルの考え方を基に現代社会の人々の抱える問題を考えることができた。社会活動には縁がないと考えるのではなくフットワークを軽くしながら人生の本質を見出す冒険にでることが自分の人格や人生の豊かさにつながると感じた。

まなちゃる


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