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ゲーマー目線で「ゲーム依存」を考える(1)

子供達がゲームばかりしている!


私の職場の同僚やお客様、姪っ子たちも
スマホゲームやオンラインゲームに夢中で
叱っても全然効果がない!という状況の方は
この元祖ゲーム大国の一つである日本では
大勢いらっしゃると思います。もちろん私も
「言われる側」の立場の典型的ゲーマーで、
年齢を重ねた今、ゲームへの「依存」を認め
これを研究しようとしています。

前置きとして…

この記事の内容は純度100%ゲーマー目線で
医学的根拠皆無+私の経験や後悔にて構成します。
堅苦しい話ではなく、ゲームに夢中の子供達に
理解があるからこそ、親と子の相互理解への
架け橋になれれば…と思い、執筆しました。

ゲームと私と人生と


物心ついたときから既に…

まず私のゲーマーの程度を提示します。
(※ここでのゲームとはビデオゲームや
 ネットゲームの事を指します。)
私のゲームとの付き合いはかなり長く
確証は無いのですが3~4歳の頃に
「チョロQ」や「グランツーリスモ」
というレースゲームを兄が遊んでいて
私も遊んでいた記憶があるのです。そう
3〜4歳だった私も操作しています。
アクセルもカーブも何だかわからずとも
コントローラーさえあれば出来ました。
兄にとっては都合のいい遊び相手で
もちろん当時の私は何が楽しいのかも
理解せず、それでも遊んでいました。

来たる21世紀、ゲームが次々進化

幼稚園児の頃に「ゲームボーイ」で遊び
小学生時代も友達と外遊びとゲームが主流
兄からPS2を借りて、様々なゲームに
日々明け暮れていました。その後も
中学、高校、フリーター、そして今も
色んなゲームを堪能しています。

ゲームをやる事に「飽き」なかった

ここで疑問として上がるのは、懲りずに
ゲームしていて飽きないのか?という部分。
もちろん一個のゲームをやり尽くして
ゲームクリアになったら飽きるのですが
ゲームをする、という行動に対しては
「飽き」は訪れなかったです。
より正しい表現は「尽きなかった」

と言えます。一区切りしたら別のゲームを
する。そんな繰り返しが、私の人生に
学び・充実感・考察力』をもたらし
『無力・劣等感・葛藤』を植え付けました。

ゲーム依存はある、と思う


私なりの依存の解釈

ゲーマーな私からしてもゲーム依存ある
と考えています。プロゲーマーが仕事として
長時間練習するのとは違い、以下の様に

 ●惰性的にプレイして心身の疲労を顧みない
 ●生産性やパフォーマンス低下も関係なく
 ●時間浪費私生活へ影響現実世界との乖離

さらに依存が進行し、より長くゲームにハマる
負のスパイラルが生じ、日常を奪われます。
これが私なりの「ゲーム依存」の解釈です。

なぜゲームを長時間してしまうのか?

なぜ長時間プレイするのか、の疑問に関して
それは他の依存性のモノと同じように、
「刺激や快感を強く求める」からです。
ゲームには十分なまでに、刺激がたくさん
詰まっているからです。例えば、以下の通り

①苦労が実ったときの達成感
②オンライン上でのプレイ仲間との交流
③現実で味わえないスリルや体験
④自分の嗜好品への知識欲・物欲
⑤プレイが上手い程得られる評価
⑥嫌なことを考えずに済む=現実逃避
⑦動作や作業音など聴き心地が好き
⑧映画とは違い、自分が主役になれる

私がパッと考えただけでも8つも
考え並べることができました。特に
最近のゲームはこれらを意識しながら
開発が進められていると思います。

ゲームの快感シミュレーション

刺激が脳に届く流れを文字で起こします。
例として、レースゲームを持ち入ります。

大好きな憧れの高級スポーツカー(④)を
ゲーム内で頑張って稼いだお金で購入し(①)
オンライン上で友達に自慢する(②)。
改造している音が気持ちいい!(⑦)完了したら
早速運転してレースで一位を取ってやる!(⑧)
他のライバル達とのレースは接戦だったが(③)
見事一位を取ることにより賞賛された!(⑤)
一位を獲れて最高の気分だ!やっぱりゲームを
している時がラクで幸せだわ〜(⑥)

個人差はありますが大体これの繰り返しが
どんなジャンルのゲームでも内在していて
いろんなゲームが現存しているのです。

ゲームは最高の理想実現ツール

ゲーマー依存体験はいかがでしょうか?
現実だと高級スポーツカーには乗れないし
魔法は使えないし、空も飛べないし、
未知の冒険やモンスター討伐もない。
あらゆる人々の本能(妄想)的な欲望や理想
ゲームで自由に体験し、欲を満たせるのです。

このように、努力や頑張りが報われる快感や
珍しいアイテムが手に入った時の充実感、
同じ趣味や波長の合った人との協力プレイも
今時のゲームにおいては醍醐味ですね。

他にも高等テクニックの会得や開発なんか
次第にゲーム内で有名となり、賞賛されて
そのゲーム内においての社会性を確立し
自分にとって心地のいい居場所となります。
それが現実世界の自分を犠牲にしてでも…

前半を軽くまとめます

ゲームはあらゆる快感が詰まった娯楽であり
常に進化して人々を飽きさせない存在である。
個人差はあるが、その人に与える影響も大きく
純粋なスリルや探究欲をくすぐる存在であり
人生を左右しかねないほどのパワーがある。
ゲームは遊びであり、それ以上にもなる
達成感や快感がクセになるのです。

次回執筆予定の
「ゲーマー目線で「ゲーム依存」を考える(2)」
ですが、「依存」というテーマを深掘りします。
子供とゲームの関係は放置できません。しかし
介在し過ぎるとかえって逆効果になったり
喧嘩や問題行動につながったりしかねません。
思い当たる節があれば…次回の記事をお楽しみに。
ゲーマー目線を理解し、適切な対応を模索して
より良い家族関係を目指していきましょう!

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