ごりてつ

元バーマジシャンで会社員。思い出話とか思ったこととか書いてます。

ごりてつ

元バーマジシャンで会社員。思い出話とか思ったこととか書いてます。

マガジン

  • ままならない人生を語らう共同マガジン

    • 32本

    生きるのがへたっぴな私たちのためのマガジンです。自分の悩みや現状を書いたり、支援制度の情報をシェアしたり、それらを通して自分は一人じゃないと感じられたら良いなと思っています。

最近の記事

マジックハラスメントの話

パワハラ、モラハラ、アルハラ、セクハラ等々、ハラスメントの種類を上げだすとキリがない世の中になってきました。 さて、みなさんの身近に自称マジシャンはいますでしょうか。今日は自称マジシャン特有のハラスメント「マジックハラスメント(通称 : マジハラ)」を僕の実体験をベースに3つほどご紹介します。 1.頼まれてもないのにトランプを出す 趣味でマジックをしています。と話すと「なにかやってよ」と言われる機会は少なくないようです。その流れの中でトランプを出すのは自然でしょう。しかし

    • 拝啓、父上様

      今朝、母からラインが来ました。 今日は亡き父の誕生日です。そして、天国にお祝いを届けてくださいという大喜利めいた無理難題を頂戴してしまいました。 やれる事は何かないかなと思い、今日は父に手紙でも書こうと思います。 拝啓、父上様 お父様お久しぶりです。お元気でしょうか。そちらに元気という概念があるかは知りませんが、あなたらしく元気に飲んだくれていると嬉しいです。 僕はあなたによく似ているようです。親戚やあなたの大学時代の友人に会うたび「若い時のお父さんにそっくりだよ」

      • 愛と惜別

        「どんなに深く信じあっても分からないこともある。その孤独と寄り添い生きることが愛するということかもしれない。」 福山雅治の「家族になろうよ」の歌い出しだ。 分かり合えないという孤独を生きること。それが愛するということ。つまり、恋というのは分かり合えているという幻想に生きることで、愛というのは分かり合えないという現実に生きること。なのだろうか。 そういう意味で言うと僕はまだ愛を知らない。分かり合えない現実と立ち向かった段階で別れているからだ。そのフェーズまで辿り着いたことが

        • コミュ障だった僕が人と会話するようになった話

          今となっては一般的な社交性となったのですが、昔は場面緘黙が酷かったです。 家や特定の友人数名とは会話ができたのですが、クラスの中に置かれると誰とも会話ができなかったです。それでも、スポーツは出来たし、8歳くらいまでは顔が整っていたのでいじめられたりすることはありませんでした。なんならラブレターとかバレンタインチョコとかもらってたなあ…。黙っててもモテる昔の自分が羨ましいです。 そんな事はさておき、小さい頃は場面緘黙が酷かったんです。 クラス内で話しかけられてもちゃんと応答

        マジックハラスメントの話

        マガジン

        • ままならない人生を語らう共同マガジン
          32本

        記事

          自慢話多い人ってきついよね

          先輩に連れられ深夜ドライブに行った時の話だ。時期はコロナ禍真っ盛りで外にも出たくなかったが、あまりにも連絡がしつこいのでついて行くことにした。 そこから約3時間、永遠と自慢話を聞かされることになってしまった。 「仕事で俺は優等生で〜」 「この仕事は俺しかできなくて〜」 「周りが全然できなくてさ〜」 あーまじでくそどーでもいいわ。とは思ったものの相手は目上なので 「すごいっすね!」 「さすがー!」 「まじですか!」 と僕は脳死語彙力0状態で応戦。 そして彼はこう続ける

          自慢話多い人ってきついよね

          姉が自殺しようとした話

          ある朝、ゴジラが地上に舞い降りたのかと思うほどの地響きで目を覚ましました。何のことかと思った時 「もう死ぬ!あああああああああ!」 と、姉の叫び声。僕の寝室は2階で姉の寝室はその真下、ゴジラの正体は姉でした。 当時の姉は仕事がうまくいってなく、かなり落ちている状況でした。しかし落ち込んでいたのは知っていましたがここまでだとは知らず、と言ったのが寝起きの僕の感想です。 まあ、とは言ったものの姉はデフォルトでこんな感じのところがあるので、その時は特に気にしてませんでした。

          姉が自殺しようとした話

          ガールズバー店員にガチ恋してる話

          僕じゃなくて会社の同期の話です。僕の話ではないです。 ガールスバーの店員、名前は「たまさん(仮名)」としましょう。 たまさんとは、たまたま行ったお店で出会い、ここ数か月通っているらしく、結構な額をつぎ込んだみたいです。 彼はたまさんを魅力をこう語ります(たしか) ・自分の会話内容を受け入れてくれる ・同郷なのがうれしい ・顔が可愛い 確かに彼の発言は過激な内容が多い。エッジの効いたユーモアやジョーク風な差別発言が大好物なんです。しかし、たまさんはそんな内容も笑ってくれる

          ガールズバー店員にガチ恋してる話

          高身長あるある

          僕は身長が186センチあります。高身長なんです(自慢) 学生時代の背の順は一番後ろ、運動会の組体操では土台の神として君臨してきました。 そんな僕が27年間の高身長人生で感じた高身長あるあるを平均身長のみなさんに紹介します。 【「何食べたらそんな大きくなるの?」って言われがち】 ママのご飯です。決まってそう答えます。 まあ確かに、10代の僕はからあげ1個でご飯を何杯食べられるかばかり考えてました。「ここの衣だけで三ロはいけるな」「肉の部分は後に取っておこう」とかしょうもない事

          高身長あるある

          僕はどう死ぬのか

          「親父が死んだ」 病院の小部屋、兄の言葉で目が覚めた。寝ぼけていたこともあり、一瞬なんのことか理解できなかったが、周りを見渡し思い出した。末期がんの父が危篤状態になり、深夜、病院に駆け込んだのだった。状況は理解できたが、受け入れるのには少し時間がかかった。当時10歳、頭もよくない僕は危篤状態の父を見たときでも父が死ぬことを想定できなった。幸せな家族との時間は永遠に続いていく。そんな風に思っていたのかもしれない。 霊安室に案内され、お焼香をした。その時だった、ずっと堪えていた

          僕はどう死ぬのか