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荒井発言の何が問題だというのだ?


「同性婚は見たくない」発言が問題視され、首相の秘書官が更迭されたという。これのどこが悪いのだ。確かに公人という立場であるが、彼は内心を吐露しただけであり、しかもこれはオフレコを前提にした発言だそうだ。まったく、この国はどうなっていくのだろう。
「同性婚を認めろ」と主張が自由なら「同性婚は認めん。見たくもない」という発言も自由だ。それこそが、多様性の尊重ではないか。
もちろん、同性婚の賛成者や実践者に物理的危害やいやがらせを加えるようなことはあってはならないが。
韓国では、映画監督と俳優の同性結婚式に男が乱入、汚物をまき散らす事件があった。犯人の男は牧師で、犯行後すぐに取り押さえられたが、取材陣に向かって、「私の人糞と味噌を混ぜて、自ら食べてもってきた。人糞と味噌が混ざったものが同性愛の現実だ。聖書を見なさい。私の言葉が嘘なのか。私は教会からも追い出された」と声を荒げたという。もちろんこんなのは言語同断だが。

僕は仕事柄、いろいろな性癖の持主、性倒錯の場面に出会っている。中には、ゲロゲーロな癖の人もいたが、法に触れない限り、その行為に関して基本的に自由であるべきだろう。不快に思う人もいるから、場所を選んで自分たちだけで勝手にやってくれとしか言うほかない。
以前、真正レズという女性に取材したが、彼女は「男なんて気持ち悪い。男とセックスするなんて想像するのも嫌だ」と言っていた。荒井発言が同性愛者に対する差別なら、彼女の発言はノンケである僕に対する差別になるのか。
「同性婚気持ち悪い」が問題なら「キモいおじさん」発言も問題にすべきである。

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