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「キモいおじさん」考

仁藤夢乃氏のいう「キモいおじさん」は、キモい行動を取るおじさんを意味し、「おじさん」という属性自体をキモいと言っているのではなく、荒井発言とは根本を異にするというツイートがあった。つまり、「キモいおじさん」と「キモくないおじさん」があり、意識下で分類しているということらしい。
しかし、たとえば荒井秘書官が「キモい同性婚」と「キモくない同性婚」を分類すべきだ、と発言しても、それはそれでやり玉に挙げられていただろう。
では、「キモいおじさん」と「キモいおじさん」の同性愛カップルは「キモくない」ないのだろうか。そんな素朴な疑問もわいてくる。「キモいおじさん」同士の行為でも同性愛というフィールドでは浄化され、「キモくなくなる」と主張するなら、これはこれで倒錯した考え方である。あるいは「キモいおじさん」と「キモくないおじさん」の同性愛カップルはどうだろう。
あえて「キモい」という形容詞がつくぐらいだから、「キモくないおじさん」が数の上では圧倒的だと考えられる。つまり、「キモいおじさん」はマイノリティということになる。
マイノリティ差別はなくならない。

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