WANDS Ⅱ(ワンドの2)

〈カードの意味〉

男性が、屋根の上から海を眺めています。右手には地球儀を持ち、左手には棒を持って、城壁の上にいます。もうひとつの棒はリングに固定されていて、左側には薔薇と十字架と百合が描かれています。一定の成功をおさめ、富や権力を手にしていることを示しています。そしてそれに満足せず、更に上を目指し新しい理想や目的を持っています。自分の理想を追い求め、更に高い次のステップを目指す意欲を示しています。

〈逆位置の意味〉

驚き 不思議 魅惑 感情 困難 恐怖 準備が出来ていない 居心地のいい場所に居続ける 軽率な行動 計画のない 不明確なゴール 分離 孤独 自信喪失 束縛への苦悩 孤立 不安 自己中心的 手にしたものを失う 成果を得られない 驚く 不完全な選択

目標は高く掲げるといいと言われているけど、面倒くさがりな私は腰ぐらいの目標しかたてられない。

いつも通り本読んでゲームして、平和に過ごせればよし。ってね。

期限があるやつはそれらしい理由つけてみるけど、華麗に崩れる。浜辺の砂城より脆い。

最近「さかしま」という本を読んでいるんですが、実に面白いのでその話をします。

内容をざっくり説明しますと
主人公のフロレッサス・デ・ゼッサントは裕福な家に生まれるも病気がちな母、寡黙で仕事人間な父のため十分な愛を注がれず育ちます。寮のある学校に入学するも、家庭環境が影響してか勉学に興味なし。
学校卒業して青年になると、両親が亡くなって遺産相続し、遅咲きの女遊びにハマり放蕩してたら遺産は底をつきます。これはヤバいと思ったデ・ゼッサントは、田舎に移住します。内装や家そのものにこだわり始め(わかる)ラテン語をはじめとした関連学問に目覚める→亀と宝石に目覚める(イマココ)

といった隠遁生活を送っているのですが、脳天気すぎる。お金なくなったから対策で田舎行ったのにアレコレ夢中になったらきりがない。
だけど各ブームに関しての知識の吸収力と発想力は素早いから頭はいいんでしょうね。
あと西洋が舞台だから宝石や装飾といった文化の土壌がしっかりしてるのも強い。

社会人目線で見たら『ダメな大人』だけど、一個人としてみたら、彼が魅力的に映る。

明確な目標があるわけでなく、子供みたいに「面白そうだから」やっているのがいい。誰からも強制されずに。

ちょっと前までは「海賊王に俺はなる!!!!!」がカッコいいの象徴だったけど、最近は「幸せになりたい、ラクして生きていたい、この手に掴みたい」って抽象的になってしまった。一周回って「言わぬが花」ブームなのかな。

自我を無視して湧き出る、荒削りな目標って美しいな、と思うわけです。

締めに今の私の目標や出没予定を書きます。

・前橋詩学校2回目(講師したのよ。すごいでしょ)
・アートスープの魔女展
・前橋ポエフェス
・↑とリンクした企画展
・凪のアンソロジーに参加
・ココア共和国本誌載る
・かがみよかがみ投稿継続
・高円寺行きたい

おお、書いちゃったね。書いたからやらなくちゃ。たくさんあるけど、どれも楽しみだ。

仕事は副業で、物書きが本業だから。




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