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第34話:もう一つのプリティーダービー:若手女性声優

これは、わたしたちの戦争・・・運ゲーに継ぐ運ゲー

おそらくそれは日本アニメ・ゲーム史上最大の攻防!

ゲーム内では「ウマ娘」(実馬)同士の争いが行われるが、

基本的には「現実世界(競馬)のような殺伐とした世界」にはなっていない。

史実で定まった(=能力、人気や結果)「名馬」たちがただ走っているだけである。

ところが中の人(キャラクターボイス=CV、担当声優さん)たちは違う。

ふつうアニメ(ゲーム)の配役は(あらかじめ)定められた「見た目」、「性格」などのキャラクターの「個性」にあわせてCV(声優さん)が配置(採用)される。

ウマ娘の場合は美少女アイドル育成シミュレーションゲーム(アニメ、ライブ)なので、CVは若手女性声優さんたちが担っている。

これはアイマス、ラブライブと変わらない。

しかし、このゲーム(アニメ、ライブ活動)には大きな問題が潜んでいる。

①(あらかじめ)実馬の人気(実力、結果)が固定されている。

②キャラクター(個性)化も実馬の影響を強く受けている。

③作画(グラフィックデザイナーさん)は運ゲー(可愛い、美女、個性派など)、サイゲームスの企画次第

④今後も「ウマ娘」は増え続ける(という宿命にある)。

これに声優さんたちが参加している(サイゲームスによる企画内部の競争、事務所間の競争に小さな個人が巻き込まれながら・・・)。

極端な例:

現実世界で人気・実力(知名度)を兼ねる声優さんが(もともと)人気のあった馬に配分される。

また、もともと人気・実力(知名度)のない声優さんが微妙な馬(※競馬ファンとしては心苦しい発言なり)に配分される。

あるいは、その反対もありうる。

現実世界で人気・実力(知名度)のない声優さんが(もともと)人気のあった馬に配分される。

また、もともと人気・実力(知名度)を兼ねる声優さんが微妙な馬(※競馬ファンとしては心苦しい発言なり)に配分される。

本当に極端な例を出してしまったが・・・笑

これはオーディション(事務所による「他薦」、「自己参加」システム)もあるが、ほとんど運ゲーであると言わざるを得ない。

何かしら引っかかるものがいずれ出てくる。

(ぶっちゃけ)めちゃくちゃ殺伐とした世界だ・・・

さらに、(これに加えて)もともと本人が売れているか、いないかにかかわらず、「ウマ娘」ブームにより、過労になったというケースも徐々に見られ始めている。

(これは)一部の「ウマ娘」に人気が集中していることを物語っているとも言えるし、事務所のごり押し、やめられない仕事、安い給料(単価)、(声優アイドルとしての)ノルマの多さなど複数の要素を含む(企業や事務所の問題)。

現在の声優アイドルたちは容姿、性格、歌、ダンス、社交性、一般常識(大学に進学したり、読書、舞台等で培う)の全てが求められ、まるで気を抜く暇もない。

かつての声優さんは容姿に甘く、歌もそこそこ、ダンスなし(棒立ちも)、社交性も最低限、一般常識も程々で問題なかった、

と、私は思っている(笑)

分析すると、(厄介なことに)総じてあまり幸せな環境(世界)となっていない(内部は・・・)。

昔は良かった・・・

デビューしやすくなったかわりに何かを失った・・・

今は「地下アイドル」にしても「有名アイドル」にしても中(CV)の世界(競争)は大変(過酷)だ。

売れても仲間からの嫉妬心。売れなくても居心地の悪さ。

売れても多忙。売れなかったら給料(事務所の利益)が手に入らない。

売れて多忙でも問題なく、また仲間からの嫉妬も気にしない強靭なメンタルと体力があれば、話は別なのであるが・・・

心配である。

たいして、ソロ活(売れっ子)、小グループ(ラブライブくらいの規模)は何とか踏み止まっていられる(とくにブーム中、若いうちは・・・その後はそこそこ活動、結婚したり辞めたり・・・)。

長くなってしまったので、そろそろ強引にまとめる(笑)

現在もっとも危惧されるのは・・・今後ますます「ウマ娘」の数が増えることにより、CVが淘汰(酷使、競争の活発化)されないか、ということである。

また顔の見えない「ウマ娘」(声優さん)が続出してきたら(キャラクターの差別化がどんどん厳しくなっていく)内部的にも問題も生じてくるだろう。

この企画は100人程度で終わるはずもない。

(AKB48、乃木坂46などと比べても多い人数だ。そのため、ここ半年は個性的過ぎる「ウマ娘」も登場し始めている・・・)

ライブで「うまぴょい伝説」を演じている(観ているとき)は、あまり意識することもないが、裏ではローテーション(セトリ=セットリスト)がややこしくなっているはずだ(これは人気のない声優さんたちにとって、じわじわとボディブローのようなダメージとなる)。

最後により破壊的な話を出してみよう。

ディープインパクト(CV. 水樹奈々・・くらいしかいない、笑)  

ディープインパクト(CV. 新人の若手女性声優、ただ見た目が良くて若いだけ、笑)

(ディープは社台グループの許可が下りないから実装されていない。言うまでもなく、ディープインパクトは競馬界ではゲームバランスを崩しかねない程のビックネームだ!)

の問題(爆弾)をどう処理するか。

ちなみに私は、今でもマンハッタンカフェ(CV. 小倉唯)とテイエムオペラオー(CV. 徳井青空)は大変な苦労をしているのではないか、

(もともと人気声優)

と推察する。

本人たちが楽しくやっているのであれば、(私の考察)は取り越し苦労であるが・・・笑

心に余裕があって軽く(楽しく)仕事に取り組んでいるという可能性もある(アニメの配役・ユニットやキャラクターソング等の両立と同じように)。

とはいえ、私には「何らかの違和感があること」をこの項目では正直に告白しておきたい。

(2022.12.25)








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