BPD回復のあゆみ ①書籍編

以前書いたnoteと内容が重複してる部分もあるかと思いますが、流れと受けた治療、自ら取り組んだことをまとめていきます。

まず私がBPDでは?と気づいたのはある方が私のmixi(時代…!)に足跡を残してくれていたことでした。その方のプロフィール欄には妹さんがBPDである、と言った旨のことが書かれており、そのとき初めてBPDという病気を知りました。

検索してみると、なんと私の事ばかりが書かれているではありませんか。


今まで自分はただの鬱だと思っていたので(当時行っていた心療内科ではそのような扱いでパキシルだけを淡々と処方されていた)大変な衝撃です。

そこでもっと病について知りたい!ということで藁にもすがる思いで購入したのが

レイチェル・レイランド 著

『ここは私の居場所じゃない―境界性人格障害からの回復』

最初に出会ったのがこの作品だったことは私にとって本当に幸運だったと思います。


この本は自身がBPD患者であるレイチェル・レイランドさんが書かれており、回想、自己分析、治療の描写が完璧なまでにされています。


かなり分厚い本なのですが、私は貪るように1日で読み終えました。所狭しと線を引き、貼り場所がなくなるぐらい付箋を付けました。所々でボロボロ泣きながら読んだと思います。私が特別読書熱心なわけではなくて、BPD患者の方はみんな同じように貪り読むんじゃないかと思います。

レイチェルさんを通して人生で一番欲しかった言葉が投げかけられたりして(カウンセリング治療の描写より)、泣いてしまうんです。自分の歩んできた人生と作中のレイチェルさんがめちゃくちゃ重なってしまうんですよね。

分厚い本ですが彼女の人生が映画のようなストーリーとして描かれているのでかなり読みやすいです。


内容としては、彼女の日常、症状(これがかなり刺さります)、症状の悪化からの入院(まじで大変)、カウンセリング(すごすぎる内容。そこらへんの本では敵わない)ってかんじです。


現在読み返せてないので、詳細に説明できないのですがマジですごい本です。


この本を読んだことにより小手先だけの治療に向かうことなく、根本的にこの病を理解し、自分を客観視しつつ自分の深層部分に深く目を向けることができ、どのように自らの心を回復へ運べばよいかの指針が得られました。

生きるのツラいなって感じている情緒不安定な人は何かしら関わってくると思うので必読されたしです。

変な入門書みたいなのとかwebサイト読み漁ってる暇があるならこれ読むべしです。


この本を読んだことにより、自分の治療の道筋が見えた私はパキシルをダラダラと処方しゴルフの話や世間話ばかりをしていたクソ医者を呪いつつ、本気で良質なカウンセリングをしてくれるクリニックを探しました。パキシルの離脱症状がひどかったため減薬も希望していました。


と、とりあえずここで一旦upさせていただきます。BPDの方からもみてもらえていることがちょくちょくあるようなので、いち早くこの情報が届けられますように。少しでもつらい日々が早く終わりますように。

次回はたぶん心療内科編です!



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