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腎臓内科受診(2016年12月) ~嗚呼インフル予防接種、発毛に異変アリ

12月22日、天皇のお誕生日前の腎臓内科受診です。

この日に先立って、人生初のインフルエンザ予防接種を12月3日に受けてきました。
ステロイド服用も長くなって感染症も心配だし こないだ読んだ腎臓病治療の本にも予防接種は受けた方がイイってあったし インフルエンザによる学級閉鎖のお知らせが職場に届いたり
とくりゃー打っちゃったほうが精神衛生上にもヨロシイというものです。

病院によって料金が異なるということでしたが、
初ということもあり いつもかかっている近所の内科に行きました。
看護婦さんから「初めてなんですか?」と少々驚かれます。
今まで打たなくても一度もインフルになったことないんだもん。
問診票に記入し 裏面の注意事項もじっくり読みます。
副作用に腫れや発熱、だるさと並んで「ネフローゼ」があって思わず真顔に。
腎臓病治療で免疫落ちててインフル防止に来てるのに予防接種で重篤な腎臓障害になってちゃあ意味がありません。

接種自体は小さな注射器で上腕えらく後ろ側にプス、と一瞬で終わり。
今年から中身が濃くなったとかでSNSなどで痛い痛いと書かれてて構えてたのですが なんてことありませんでした。初めての接種ということで お支払い諸々が終わっても 変な反応がでないか念のため10分ほど待合室に留め置かれて経過観察。
雑誌読んでたらあっという間に時間が過ぎ 何の異常も見られないということで帰宅しました。

そして次の日から…絶賛風邪症状。
熱は大して出ていないようなのですが 咳と洟が出て 鼻腔が炎症を起こしているのか洟をすすると顔の中がビリビリと痛みます。
咳が出ていないときは痰がからんで、とにかくのべつまくなしゴホゴホズルズルエッホンオッホンと我ながらやかましいったらありゃしない。
こんな状態が実に2週間以上続きました。
途中 旦那にもうつってしまい 家の中で二人してゴホズルエッホンの合唱です。猫がおびえて可哀想でした。
なんとか常態に戻ったのは実に腎臓内科受診の2日前。
いやはやこの治りの遅さは予防接種の副作用なのか免疫力の低下のせいかはたまた加齢のためなのか。

自主的に予防接種受けてお利口な患者でしょ?褒める?褒める?と先生に報告したところ
「あ…と、私 予防接種受けた方がイイって言いましたっけ…?」
おろ、なんだその戸惑い気味な反応は。ヤな予感がするぞ。

微妙な半笑いで先生が説明してくれたことには
・現在飲んでいるプレドニン(ステロイド)は免疫作用を抑制する薬である。
・予防接種は身体の免疫力を上げて病気にかかりにくくする注射である
・よって今のノリさんが予防接種を受けてもインフルエンザを予防する効果はない
・予防接種を受けなかったものとして今後手洗いうがいの感染防止に努めてください
・ま、接種を受けたことで何か差し支えがあるってわけじゃないけど
以上。(゚◇゚)

事態を理解するにつれて深く下を向くしかありませんでした。
とりあえず…薬との飲み合わせとかで支障がないってのが救いだけど…けして安くはなかった接種料…さよなら無駄に旅立った私の漱石たち…。。・゚・(ノД`)・゚・。

気を取り直して検査結果の検討。

潜血1+ → ±、蛋白2+ → -
尿蛋白量0.59g→0.6g
(蛋白随時55→17、部分尿Cr94.2→28.2)
クレアチニン1.09 →1.08
eGFR43.76 → 44.20

ぉぉぉ 潜血とnyo蛋白の+が消えたぞッ。
胸をときめかせながら飲んでるステロイドのおかげで腎臓の炎症がようやく収まってきたようです。
とはいえ蛋白量は目標の0.3gにまだ届かないので「半寛解」状態。
でもでもクレアチニン・eGFRもほぼ通常営業だけど、蛋白量をはじき出す随時蛋白と部分尿Crが前回値に比べて格段に減ってない?
(この事実は病院を出てからじっくり検査表を眺めて発見したので 素直に喜んでイイのか先生に確認できず)

旦那の誕生日で顔より大きなステーキ食べに行ったり 職場の忘年会であらゆる料理に河豚の白子が投入されてるコースを完食したりした割には 蛋白量が大きく増えてないのも喜ばしい要素。(蛋白量が減るのが一番喜ばしいわけだが)
この調子で焼肉屋にも行っちゃうぞー。
なんて浮かれ気分に

HDL(善玉コレステロール)124→125、LDL(悪玉コレステロール)114→124

という数値が冷水をぶっかけてくれるわけです。
油モノ控えた方がイイですね って。
蛋白質食べる量大して減らしてないのに 脂質でカロリー摂ろうとする傾向がまだ抜けてないのね。

ステロイド服用数が4.5錠 → 4錠になりました。0.5錠を入れてたビニール袋がなくなるからゴミが減るわ。

今後の服用は
朝:プレドニン(ステロイド)×4錠、ダイフェン(感染予防)×1錠
水曜朝朝食前:アレンドロン酸錠(骨粗鬆症防止)×1錠 上記に追加
夕:ランソプラゾール配合錠(胃腸薬)×1錠
となります。

先月のような紅葉にも腹を立てるようなイライラは消失しましたが、
アレもやんなきゃコレもやんなきゃと無駄に焦る感覚はこの一ヶ月常にありました。
まァ 年末ですから誰しもに当てはまることかもしれませんが。
ノリさんも年末の紙面のための作業が月半ばごろ佳境を迎え、
普段は110-70程度の血圧が140-90くらいに上がってビビりました。
作業の終わりが見えてくるとテキメン血圧も下がってくるので面白いモノです。
体重が増え気味で顔も微妙に丸くなったような気がするのもステロイドのせいにしたいところですが、油モノのカットも含め節制して様子を見たいと思います。

さて、12月の頭に「特定医療費(指定難病)受給者証」というものが自宅に届きました。
A3サイズよりも少し幅の狭い色紙が4つ折りになった タイヘンかさばって持ち歩きに不便な証書が2通。
1通は9月中の有効期限で もう1通は10月〜来年いっぱい。
9月1日にステロイドパルス入院から出てきたその足で区役所へ行き申請したものです。
確か11月中に届くと言われたような気がするんだけど まぁイイや。

これを持っていると かかりつけの病院でIgA腎症に関する一ヶ月あたりの医療費・薬代のお支払いが一定額までで勘弁してもらえます。
ちゅん。は貧乏人なので月額1万円でイイそうです。ありがてェ ありがてェ。
とはいえ現在 毎月腎臓内科の外来にかかる金額は薬代を合わせてもそんなにかかってないのですが、
この制度 申請日以後にかかった医療費にも適用されるのです。
つまりステロイドパルスの退院日である9月1日と9月末の扁桃腺摘出入院の医療費から1万円を超える分の還付があるということ(差額ベッド代や食事代は除く)。

こりゃー多少面倒でも頂けるものは頂いとかなきゃいけません。
そしてこーゆー手続きに付きものなのが先生に書いてもらう証明書。
腎臓内科の受付で申し出て先生に相談しろとハネられ、先生の了承を受けた後も 会計窓口・保険窓口・支払い窓口をたらい回しにされ、なんだかんだしている間に診断書を自宅まで郵送してもらえることになってラッキー、
というよく分からない展開で とりあえず病院での手続き完了。
調剤薬局の方にも病院から話をつけてくれてたようで 2度同じ説明・手間をかけずに済みました。(証明書は調剤薬局のものも必要)
診断書が届いたら、該当期間の領収書・振込先の預金通帳・受給者証・健康保険証・認印を添えて 区役所で手続きです。
ベッド代・食事代を除いた医療費なんて大した額じゃないかもしれないけど(証明書発行代だってかかるんだ)、
宝くじだってロクに当たったためしがないんだもの、頑張ります。

外来受診日は 土日なかなか予約が取れない美容室へ行くチャンスでもあります。
クリスマス前 女の子たちが磨きをかけにかかるこの時期でも 一発予約OK。
ちゅん。はクリスマスに磨く必要はありませんが スッキリして年を越せるのは良いことです。

美容師さんと雑談する間に今月に入って気になることを。
「なんか…薬のせいか 顔の毛が濃くなった気がするんですよねー」
そう、忘年会の日 久々にちゃんとメイクをしようと(普段はマスク装着してるので すっかり手抜きに)真面目に鏡を見て気付いた事実。
目の下、頬骨の所のうぶ毛がフサフサしてる。
うぶ毛と呼ぶにはシッカリしすぎてる毛が生えている。
マスクのせいと思いたいけれど だったら擦れて薄くなるはず。
だとしたら こりゃ ステロイドの影響だ。
普通 お客からネガティブな発言が出たら即座に否定するであろう美容師さんも
「あ~、そうですね~ッ。特にオデコの所が」
と全肯定。って 額も毛深くなってたの?!

どうしよう、でも薬の影響なら減らしていくうちに改善されてくるはずだから 今は楽しみに栽培してみようかな…
なんて話をしているうちに、美容師さんが いつもとは違う方向に前髪を分けはじめます。
おかしいな、もぅ付き合いも長くて私のいつものスタイルとか髪質とか熟知してる人のはずなのに 分け目間違えるかな、
と 念のため「分け方変えてみるの?」と聞いてみると
「髪の生え方が変わってる」
と予想もしなかった返答。
今まで右分けにしていた前髪が、なぜか毛穴から反対側に流れるようなクセがついてる とのことです。
た…確かに最近 前髪が言うこと聞かないとは思ってたんだけど 伸びて長くなったせいだと考えてたよ。
そんな 髪の生え方が変わるなんて、しかもミッドフォーティなお年頃で変わるなんてアリなの?と聞くと
「よくありますよ~」 だって。
反対側に分けると 素直に前髪は形を決めてくれました。今日から左分けの女として生きていきます。
これも…ステロイドの影響なのかな。まさかね。

さて、今年6月の健康診断に端を発したIgA腎症ライフ。
病気を知った時はショックだったし 腎生検は怖かったし ステロイドパルスは不安だったし 扁桃腺摘出は痛かったけど、
腎臓稼働率40%程度の割にはあまり制約なく生活できてて有難いな というのが正直な感想です。酒も飲めるし。
保険や国の制度による恩恵にも色々あずかりました。
なんの病気にもならなかったら知らないままだったことです。
これから年齢を重ねていくにつれて ますます体力や抵抗力も落ちていくのでしょうが、
40数年付き合ったモノとは違う 新しい要素を加えた身体の乗りこなしを楽しみたいと思います。
あと30分ほどですが 皆さんメリークリスマス。そして良いお年を。

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