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秋の体重はつるべ落とし ~麻酔科面談、外食のユウワク

【9月8日:麻酔科医面談】

午前中お休みを頂いて 麻酔科医との面談へ。
受け付けを済ませ 手術待合室の横にくっついてる麻酔科に赴きます。
これを読んでお待ちください と渡された「麻酔を受けられる方へ」という小冊子を持って待合コーナーへ。

この麻酔科の待合コーナーというのが 手術待合エリアを囲う植栽の外側に並べられた椅子3つのみ。
背後では 今まさに手術を受けている人の親族の方が深刻な面持ちで(ソファに)座っています。
麻酔科は総合病院の中では冷遇されてるって書いてる小説とかドラマとかあるけど、
案外ホントのことなのかもと思ってしまいます。

5分もあれば読み終えてしまう小冊子をこね回して約20分、ようやく診察室に通されました。
今しがた1人眠らせてきた という様子の術着姿で神経質そうな麻酔科医とご挨拶。
で…その後たっぷり15分間は 彼が今ちゅん。の服用している薬の種類と量を院内システムで探すことに費やされました。
ちゅん。は 彼がマウスであちこちのウィンドウを開けたり閉じたりしてるのをボーッと眺めてるだけ。

まぁ確かに 全身麻酔の時は嘔吐や窒息防止のため絶食断水なのに
ちゅん。はステロイドを切らすとショックを起こしかねないので例外的に薬の服用をしなくちゃいけない という事情がある訳ではあるんだけど、
いくらナンでも段取り悪くないかい?

結局データを見つけられず ちゅん。が持ってたお薬手帳を確認して一件落着。
麻酔中 気管に挿管するため声がかすれることがあるとか 麻酔薬で後遺症が残る可能性が極々わずかにあるなど
さっき熟読した小冊子に書いてた注意事項の説明があり(説明受けましたのサインをし)、
ちゅん。の胸の音を聞いて目の裏をちょっとひっくり返して診察終わり。

そんでもって 今日の医療費のお支払いはナシなんだって。
もぅホントに麻酔科ってワカンナイ と首をひねりながら 来客の予定が控えた職場へと急いだのでした。

さて 日頃は真面目に塩分とたんぱく質制限を守っているちゅん。ですが、
9月は結婚記念日だとか誕生日だとか 実は色々イベントが多い時期。
そして 旦那との馴れ初めが某テーマパークでのイベントセクション てことが示すとおり
ちゅん。は 腎臓病だからって記念日を自粛することなんてできない性格。
メニューをよくよく吟味してオーダーすれば 外食でも塩分・たんぱく質制限ってできるんじゃね?と
結婚記念日の仕事帰り、旦那とピッツェリアへと繰り出しました。

前菜はエリンギの磯バター焼きとオリーブのピクルス、ポテトサラダ。
この時点で エリンギはなるべく塩分控えめでお願いと頼むのを失念しています。
ピッツァはチーズを使わないマリナーラをチョイス。
これで たんぱく質はピザ生地に含まれる分のみでイケるはず。
エリンギのバターとバジルの香りが効いたピッツァのオイルが美味しかったので、
フライドポテト(ちゃんと塩抜きでオーダーした)で拭いながら頂きます。
あ、まだ油舐めてるんでお皿さげないでッ。

ここまでイイ感じに制限できてたのに、
デザートでカスタードクリーム(含 卵・牛乳)とうっかりカプチーノ(含 牛乳)を頼んでしまったので 結果的にブチ壊し。
あと お店にお願いするのにも限界があると思うので 塩分はどうしてもオーバーしてしまうかと。

これは次の日 いよいよムーンフェイスが来てもおかしくない と覚悟しましたが、
いつもより10%むくみが増えたかな というのと 血圧が上下10ずつ上がった程度でした。

その数日後には 以前の職場の人からお呼びがかかり、
魚が美味しいと評判の居酒屋で飲み会。
魚か…〆のご飯をパスしたとしても お刺身6切れで蛋白質終了だなァ、
事情話して塩抜きフライドポテトでも齧ってるか と思っていたものの、
暴力的なほどに大きくて旨そうなカマ焼きを出されて自制心が崩壊。

今日だけ…ッ、今後 食事制限を続けていくためにも 今日だけ塩分と蛋白質を許して…ッ!
と(なるべく野菜多め塩分少なめを心がけつつ)普通の飲み会に突入ッ!
カマ焼き旨ェ! 刺身サラダ旨ェ! ヅケ茶漬け旨ェェッ!
…満喫してしまいました。

帰宅後は激しく甘い飲み物が欲しくなって ポカリスエットを一気飲み。
元々 飲み会では酒とお喋りで満足してしまってあまり食べないタチなのですが、
今日は特にカロリーが足りなかった模様です。

ステロイドパルス入院を終えてからのちゅん。の体重変化 晒しときますね。

9月2日(退院翌日)48.4kg、3日47.8kg、
6日47.4kg、8日46.6kg、9日47.1kg、
10日46.6kg、11日46.7kg、12日47.2kg、
14日47.9kg、15日47.6kg、16日47.9kg、
18日47.5kg、19日47.4kg、20日47.5kg

約一週間でつるつると2kg落ちてます。
あっさり46kg台になったときには さすがに少し焦りました。

食べる量がそんなに減ったとは思わないのですが、
やはり蛋白質を減らすと筋肉が落ちやすいようです。
摂取カロリーを上げようと 脂肪やデンプン質(マロニーとか)を増やすと お腹ばかり出っ張ってきます。
やはり 限られた蛋白質を筋トレで無駄なく筋肉に変えるスポ根対処が(ノリさんの性格的にも)よろしそうな気配。
トレーニングしてもなかなか筋肉が太くなる感覚が得られないけど頑張るしかありません。

あと ステロイドの影響で心拍とか気分が亢進しているのもコンスタントに身体を削っている気がします。
動悸が気になることは退院直後ほどにはなくなりましたが、
10日後くらいから
朝なんとなく疲れを覚える → 朝食後プレドニンを飲む → 亢進作用で元気になる → そのまま一日頑張る → 疲労回復するには足りない食事 → たまった疲れを実感できないまま就寝 → 朝疲れてる
という良くないサイクルを感じるようになりました。
プレドニンが 一日活動するための正にドーピングとしての役割を果たしています。

この頃から 空腹感も強く感じるようになりました。食事前はお預けされまくったワンコの気分です。
アレもコレもしなきゃな精神モードも 最近復活しつつあります。
ま 次の入院が近いせいもあるでしょうが。

まだ常人の6倍ものステロイドを毎日飲んでる状態ではありますが、なかなか状態が落ち着きません。
2日後に迫った扁桃腺摘出入院で身体は充分休められると思うので、
そこからステロイドとの付き合い方をまた調整していければと思います。
扁桃腺切られて そんな余裕こいてる場合じゃないかもですが……
震えつつ 今日はこれでおしまい。

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