真夏の夜にとんかつの夢をみた

こんな真夏にそんなコッテリした夢見る？！とツッコミたくなった方もいらっしゃるかもしれませんね。
これにはワケがありまして。
台風の影響で、夏山登山計画がなくなり、急きょ時間ができたので、やりたいけど、なかなか出来ていなかったことに時間を使っています。
その一つが「ファスティング」です。

一日ファスティングを体験してみて感じたことなどを綴ってみます。

1.「ファスティング」とは

ファスティングとは「断食」のこと。
一定期間固形物を摂らずに、体内のデトックス機能を活性化させることで、身体の中の老廃物を排出が促進すると考えられています。

2.「ファスティング」の効果

主に、以下5つの効果があるといわれています。
(1)お疲れモードの胃腸をリセットできる
日々の食事に含まれる添加物や、外食・アルコールなどで私たちの身体は毒素が溜まっている状態です。
そして、内臓は食べ物から栄養と不要物を区別し、吸収・分解を常に行ってくれていますが、次から次へと運ばれる食べ物の消化活動でお疲れモードに。。
そんなお疲れモードの際に、身体に負担がかかりやすい食べ物(固形物)を控えることによって、働き続けている内臓器官を休憩させることができるため、疲れていた内蔵が回復に向かいます。

(2)体内のデトックス機能が強化する
胃腸などの消化器官が消化活動をしない分、そのパワーを老廃物や毒素排出のために働かせることができるため、身体がスッキリとします。

(3)腸内環境が整う
体内の老廃物や毒素が排出されることで、腸内環境の改善につながります。
また腸内には多くの免疫細胞が集まっているため、腸内環境が整い、善玉菌の働きが活発になると、免疫力が向上するという嬉しい効果もあります。

(4)思考がクリアになる
ファスティングをしている最中は脳からリラクゼーションを促すアルファ波という脳波が出ていると言われており、精神的に安定し、思考がよりクリアになるというメンタル面での効果もあるようです

(5)日ごろの飽食、素材のおいしさに気づく
ファスティングをすることで、食べ過ぎていた・乱れていた食生活に気づくことができます。また身体のデトックスが働くことで、舌が味に敏感になり、素材のおいしさをより感じやすくなります。

3.「ファスティング」体験談

私は1日だけ固形物を断つ、ファスティングを実施してみました。
1日で摂取したものは水1.5リットルに加え、コールドプレスジュース350ml×2本。
元々、朝食をあまり摂らないタイプなので、午前中は白湯や常温の水で問題なく、過ごすことができました。
午後からは、少し空腹を感じてきたので、気を紛らわすために、図書館へ。
週末に通っているアーユルヴェーダの学校での学びを復習していたのですが、ここ最近の中で、一番集中できたな、という感覚で、あっという間に4時間ほど経過していました。
ただ、図書館から帰る際、若干のめまいと手がふらふらと痺れるような感覚があったので、ここでコールドプレスジュースを投入。自然な甘みのあるジュースだったのですが、素材の栄養が胃に直接染み渡るような感覚を味わいました。
その後、夜はハーブティーをお供に映画を見て過ごし、お風呂に入り、就寝。寝るときには、だいぶ胃の中が空っぽの感覚があり、心地よさと共に、明日は空っぽの胃に何を入れてあげようかな～と考えながら眠りにつく。
そんなこんなで、何か栄養のある、インパクトのあるものを、ということで「とんかつ」が出てきちゃったのでしょうね。

朝起きて、「とんかつの夢」にニヤリとしながら、舌を観察すると、、「白いコケがいっぱい！！」と驚きました。
舌のコケは白いものがたくさんあるほど、毒素がある証拠なので、寝ている間にたくさん毒素が出ていたようで、嬉しくなりました。
夜中にたまった毒素を舌磨きでごっそり取り除き、すっきりと気持ちがよくご満悦状態です。
そこへ、コップ1杯のお水を飲み、軽くヨガをしました。
そして、お待ちかねのお食事タイム。
とんかつが頭をよぎりつつ、最初に口にするものは身体を驚かせないよう、胃に優しいもの、なるべく素材の味を活かしたものを、ということを聞いていたので、野菜のスープとひじきご飯を少し。
1日ぶりのご飯が、しみわたり、きゅるるるゅぅ～と歓喜の音が。
野菜のうまみ、ご飯の甘みをよくよく感じることができました。

素材の味を味わえている自分、身体がすっきりとしている自分の姿が嬉しく、またタイミングを見て実験してみたいと思いました！
ただ、ファスティングを頻繁に繰り返してしまうと、身体もその状態に慣れてしまい、少ない量で生命活動ができる身体、つまりは代謝の低下・排泄されにくい身体になってしまうようなので、1年に数回やるくらいがいいかもしれませんね。