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表現方法まで覚える!実践的な英語のフレーズ・英単語の増やし方【自主勉法】

英語を話すうえで、英単語やフレーズのレパートリーを増やす事は言い回しや表現方法の幅を広げてくれる大切なトレーニングのひとつです。ですが、単語帳などを使って共通のボキャブラリーを1ページ目から最後までひたすら覚える事は効率的ではなく、SparkDojoでも共通のボキャブラリーリストは使いません。なぜならば、一人ひとり英語を使うニーズや目標、English Character、つまり英語を使う際の自身のキャラクターによって必要とするボキャブラリーやフレーズが異なるからです。

英単語だけではなく、英語のフレーズを覚える重要性

そして、英単語だけをひたすら覚えても、文章の中で使われていると意味が理解できなかったり、英語を使う実際の場面でそれらのボキャブラリーを自分で繋げて、言いたい事を伝える事が難しいケースが非常に多いです。例えば、英語の表現で 「What’s up」というフレーズがあります。「何」を意味する「What」と「上へ・上昇」を意味する「Up」が掛け合わされたこのフレーズには、多数の意味があり、様々な場面で使われますが、一般的に「最近の調子を聞く際」や「挨拶の掛け声」として使われます。このように、単語として「What」と「Up」を知っていたとしても、フレーズとして使われると、まったく違った意味になるケースは英語の表現には無数にあります。ですので、ボキャブラリーだけではなく、英語のフレーズも併せて覚える事は、英語の表現の幅を広げるためにもとても効率的で大切なトレーニングのひとつです。

楽しく効率的に英単語やフレーズのレパートリーを増やす6ステップ

では、実際どのように勉強するのが良いのか?ボキャブラリーやフレーズを覚える方法は沢山ありますが、自分に合った単語やフレーズを効率的に増やす事は実はひとりでもとても簡単に、楽しくできます。方法はとてもシンプルで、映画やテレビドラマ、TED Talksやスピーチ等を見て、様々なシチュエーションから使えそうな単語やフレーズを盗んで貯めてください。シチュエーションと音を結び付けることで、特定の表現を徐々に自分のものにできるようになります。それでは、ボキャブラリーやフレーズを映画やスピーチからピックアップし、自然に日常会話で使えるようになるまでの具体的なトレーニング方法を詳細に6つのステップでご紹介いたします。

具体的なトレーニング方法

STEP 1

まずはどのようなフレーズや単語を優先的に増やしたいかを考えましょう。例えば職場にて「同僚とのスモールトークで使えるフレーズ」や「社内に向けて行う新プロジェクトのプレゼンで使えるフレーズ」、「『Okay』『Uh-huh』以外で言えるリアクション系のフレーズ」など、シチュエーションを絞れば絞るほど単語やフレーズを盗みやすくなります。

STEP 2

次にそのシチュエーションが見つかりそうな映画やテレビドラマ、スピーチ等の動画を見てください。英語の字幕付きで見ることをお勧めします。

シチュエーション別にいくつか映画やスピーチをリストアップしたので、是非参考にしてみてください。リストのものはネットフリックス、アマゾンプライム、もしくはYouTubeなどで見つかります。

Casual Shows
Friends
Queer Eye
My Next Guest Needs No Introduction
Master of None
Business Shows
The Office UK
Inside Bill's Brain
Billions
Silicon Valley
Start Up
Suits
Newsroom
The Economist Channel
The Good Wife

STEP 3

「使えそう!」「使ってみたい!」と思うフレーズを見つけ、ノートやスマホのメモアプリに書き溜めてください。

STEP 4

シチュエーションからフレーズの意味を読み取るだけではなく、動画の中でフレーズがどのように言われたのか(発音やイントネーション)、どのように表現されたのか(ボディランゲージや表情)確認してください。言葉だけではなく、使い方も盗みます。

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STEP 5

盗んだ単語やフレーズを自然に言えるようになるまで何度も繰り返しください。ピッチ、イントネーション、タイミングなどを完全にコピーします。ボディーランゲージも真似してみましょう。この時、自分の日常や仕事の中で具体的にどのようなシチュエーションでこのフレーズを使いたいと思うか想像しながら繰り返してください。

難しすぎると感じた場合、もしくは使えそうにないなと感じた場合は諦め、次に進んでください。

STEP 6

最後に、最も重要なSTEPです。盗んだ単語やフレーズは積極的にリアルな場で使ってみてください。SparkDojoでは受講生や一般の方に向けて、英語を使ったコミュニケーションをとる機会を提供するため、定期的にどなたでも参加可能なイベントを開催しております。普段あまり英語を使う機会が無い方も、是非実践の場として参加してみてください。日常的に繰り返し使う事で、ビジネスシーンなどの必要な場面で自然に単語やフレーズが出てくるようになり、徐々に自分のものとなります。

まとめ

いかがでしたか?繰り返しになりますが、英語を話すうえで、使える単語やフレーズを増やす事はコミュニケーションを円滑にし、自分の言いたい事をスムーズに、そして表現豊かに伝えるためにとても大切です。ご紹介した6つのステップを繰り返しトレーニングすれば、ボキャブラリーだけではなく、ネイティブが使うフレーズや言い回しのレパートリーも同時に効率的に増やす事が可能ですので、是非挑戦してみてください!


Written by Airi Ishizuki
SparkDojoのコンテンツマーケター。幼少期から高校卒業まで、海外のインターナショナルスクールに通う。上智大学を卒業後、武蔵野美術大学の大学院に入学。卒業後はフリーのデザイナーとして活動。それまでのクリエイティブな活動を活かし、現在SparkDojoにてマーケティング部門の主にコンテンツ制作を担当している。日本語、英語、韓国語のトリリンガル。

▼「実践英語のSparkDojo」のHPはこちら



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