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摂らなきゃ絶対損!意外と知らない亜鉛で得られる美容・健康効果5選


亜鉛とは?

筋肉や骨、髪の毛や皮膚をはじめ、
腎臓や肝臓などの内臓から脳に至るまで
人体の中でも
新陳代謝の盛んな細胞に多く存在していて、

細胞の新陳代謝に関わる
200種類以上もの
酵素のパーツになる重要なミネラルの一つです。

亜鉛は体内の酵素の働きを助けて
体の機能を維持したり

タンパク質やDNAの合成をして
新しい細胞を作るために
必要不可欠な役割を担っています。

一日の必要量と吸収率

体内の亜鉛量は
約2g程度と言われており、

1日に必要な亜鉛量は
男性で9〜11mg、女性で7〜8mg
と言われています。

亜鉛は、
主に血液や皮膚に存在しており、
そのほかにも
筋肉や骨、爪や髪の毛、
脳や腎臓、肝臓といった臓器など

体の健康を維持するために
重要な細胞の代謝に関わっています。

亜鉛の吸収率は約10%〜30%程度と
あまり高くないため、
微量ミネラルの中でも最も欠乏しやすい
栄養素と言われています。

特に最近では、
コンビニやファストフード
インスタント食品などに含まれる
”リン酸塩”

亜鉛の吸収率を下げてしまうため、
現代人の多くは亜鉛が不足しがちに
なっていると言われています。

そのほかにも、
豆や玄米などに含まれる「フィチン酸」
青菜系の野菜に多く含まれる「食物繊維」「シュウ酸」

なども亜鉛の吸収率を下げてしまう
作用があるので、
亜鉛を効率よく吸収したい時には
食べ合わせを意識することも重要です。


不足するとどうなる?

亜鉛は新陳代謝に関わる栄養素のため、
亜鉛が不足することで、

・味覚障害
・骨や筋肉、肌の新陳代謝の低下
・子どもの身長や骨格の発育への影響
・不妊や生殖機能の低下
・免疫力の低下

といった影響や症状が
起きやすくなってしまいます。

特に亜鉛が不足しやすい人は、
高齢者や成長期の子ども、
偏った食生活やダイエット中の人
食事量が少ない人など。

亜鉛は、主に汗や尿、便などや
経血、精液などから排出されます。

また、アルコールの分解でも
亜鉛を消費するため、

お酒をよく飲む人も
亜鉛が不足しやすいので注意が必要です。

亜鉛で得られる驚きの効果5選

ここからは、
亜鉛を摂取する上で得られる
嬉しい美容・健康効果を紹介していきます。

【美肌効果】

乾燥肌や肌荒れをしやすいといった
肌トラブルが起きやすい人、
実は"亜鉛不足"の可能性があります。

人間の体のほとんどは
タンパク質を基に作られており
肌もタンパク質が主な材料で作られています。

タンパク質不足でも
肌を作る材料が不足するため
肌質や状態が悪くなることがありますが、

タンパク質が肌の材料になる際には、
"酵素"がきちんと働く必要もあります。

その酵素の働きを保つのに
亜鉛が必要になってくるのです。


亜鉛が不足すると
細胞のターンオーバーに関わる
酵素の働きが悪くなってしまい
新しい細胞が作られにくくなってしまいます。

そのため、
細胞のターンオーバーがうまくいかず

古い角質が肌の表面に残りがちになり

シミやくすみ
肌荒れや乾燥肌などといったものが
改善しにくい状態になってしまうのです。

亜鉛をしっかり摂った上で
ビタミンCなどの美肌に効果的な
栄養素も取ることで

質の良い肌の細胞が
ターンオーバーされるようになり
美肌へと生まれ変わることができるのです。


【味覚を保つ】

食べ物の味は
舌にある”味蕾”という部分が感じ取っています。

味覚が低下する原因は、
主にこの味蕾が
味を感じ取れなくなることで起こります。

この味蕾は、
20歳の時点で約3,000個ほどあり、
年齢とともに減少していきますが、

年齢とともに様々な味を
経験していくことで、
必ずしも味蕾が減ったからといって
味覚が低下するわけではありません。


味覚が低下する主な原因は
亜鉛不足による
"味蕾の代謝不良"が原因なのです。

味蕾の細胞は
ターンオーバーの周期がとても短いため、

細胞のターンオーバーに関わる
亜鉛が不足することで、
新しく味蕾を作ることができなくなってしまいます。

新しい味蕾細胞が作れないことで
古くなった味蕾のままで食事をする事になり、

その結果
味がよくわからなくなったり、
美味しく感じないという

味覚の低下や味覚障害といった状態に
なってしまうのです。

いつまでも美味しく食事ができるように
異変を感じたら
亜鉛不足も意識してみてください。

【髪の薄毛、抜け毛の予防】

抜け毛や薄毛の原因って
年齢や生活習慣だけだと思っていませんか?

実は、亜鉛も髪の毛の状態に
大きく関わっているのです。

抜け毛や薄毛になる原因は、
髪の毛を作る力が年齢とともに
どんどん弱くなっていくからです。

髪の毛はタンパク質からできているので
髪の毛を作る際にもタンパク質は
基として必要となりますが、

この時の細胞の合成にも
亜鉛が必要になってくるのです。

髪を作る時に
タンパク質と亜鉛が結びつくことで、

髪や頭皮の生まれ変わりを促したり、
過度な抜け毛を防止する効果があるのです。

つまり、
しっかりと生えてきて
抜けにくく髪を作るには、
亜鉛が必要不可欠ということです。

抜け毛や薄毛だけでなく、
・髪質が細くなった
・ボリュームが出にくくなった
・髪の癖が出やすくなった


といった時にも、
タンパク質不足の次に
亜鉛不足も疑ってみましょう。

【二日酔いの予防】

二日酔いの原因は、
お酒の飲み過ぎによるもの

なのですが…
実は、アルコールが分解されてできた
「アセトアルデヒド」という物質が、
肝臓で十分に分解されないことで
起こる症状なのです。

逆をいえば、
アルコールの分解が早くできれば

アセトアルデヒドの処理も
日を持ち越さずに終わるため、
二日酔いにならずに済むのです。

このアルコールの分解にも
亜鉛が大きく関わります。

アルコールを分解する時に
体内で酵素が働く必要があり、

その酵素が働く上で
亜鉛は必要不可欠な栄養素なのです。


つまり、
亜鉛をきちんと摂取できていれば、
アルコールの分解も早く行うことができ、
二日酔いの予防につながるということ。

お酒が弱い人や
お酒を飲む機会が多い時期には、
亜鉛を意識して取るようにしてみましょう。

【生活習慣病の予防・改善】

亜鉛には糖尿病をはじめとした
"生活習慣病"を予防する効果も
期待できると言われています。

例えば、
生活習慣病で代表的な
「糖尿病」

糖尿病の原因は、
血糖値の急上昇によって
"インスリン"という血糖値を下げるホルモンの
分泌量が減少、
または分泌できなくなる事で起こるものです。

インスリンの合成をする際にも
亜鉛が必要不可欠な栄養素であり、

尚且つ、
インスリンの分泌量を調整する
働きもあるのです。

その為、
インスリンを作るためだけでなく、
血糖値を安定させるためにも
亜鉛は重要な役割を果たしているのです。

また、亜鉛には
悪玉コレステロールが増えるのを抑え
血圧を下げる効果も報告されているため、

最近の研究では、
生活習慣病全体の予防にも
効果があると考えられています。


オススメの食材と摂取する時の注意点

亜鉛を摂りやすい食べ物

魚介類:牡蠣、煮干し、ホタテなど
肉類:レバー類、牛肉など
その他:卵、ナッツ類、納豆、蕎麦など


過剰摂取による悪影響

亜鉛は人体に対して
毒性が非常に低いとされており、
一般的な食生活では
ほとんど過剰摂取になることはありません。

ただし、
サプリメントや薬などで過剰摂取の状態に
なってしまう場合もあるため、

そういったものを
日常的に用いている場合には注意が必要です。

亜鉛の過剰摂取による影響

過剰摂取による主な症状
・嘔吐や吐き気
・下痢
・めまいや頭痛
・食欲不振
・胃痙攣
など

長期的な過剰摂取による影響

亜鉛の過剰摂取が長期的に続いてしまうと、
鉄や銅の吸収を妨げてしまう事で
鉄や銅の欠乏症が起きたり、

抗酸化酵素の働きを低下させて
老化の原因になってしまうので、

過剰摂取の症状が現れた時には、
一度、摂取量の見直しをするようにしてみましょう。

長期の過剰摂取による影響

・貧血
・神経系の症状
・善玉コレステロールの低下
・免疫障害
など



まとめ

亜鉛は
細胞のターンオーバーに
欠かせない栄養素であり、

必要量を摂取する事で
肌や髪質といった美容効果から、

味覚を保つ、
内臓機能を正常に保つといった
健康面の効果まで得られる
とても重要な栄養素です。


特に、
タンパク質の合成に関わる栄養素のため、
タンパク質が不足していては
その恩恵も思うように受けられません。

特に最近では、
コンビニはファストフードなどの
保存料に使われている

"リン酸塩"の影響で
亜鉛の吸収率が下がっているので、
過剰摂取しすぎる機会は
より少なくなっています。

どちらかというと
欠乏しやすい栄養素だからこそ、
サプリメントなどで
意識的に摂るようにして

普段の美容・健康習慣の効果を
より高められるように使っていきましょう。



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