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つづかない人が、つづけることのできるたった2つの方法

何かを継続するというのは実に難しいものです。

今年の正月に、ブログを平日毎日投稿するぞ、と決めたはずなのに早くも数回挫折しています。どうすれば決めたことを続けることができるのでしょうか?60年来の課題です。

数少ない体験からいうと、特別を作らないことが最大のポイントです、つまり休む理由を絶対に肯定しないこと。そしてもう一つは他人を巻き込むこと!

この二つは行動心理学と社会心理学の理論に根ざしています。


特別な理由を作らない、中断する理由を肯定しない。

何かを続けようとすると、決まって「特別な事情」が登場しますよね。すると、それを理由にして計画を変更し、それを正当化する。そして、この「特別」は頻繁に登場することになるのです。どんな小さな障害も中断の言い訳に使われてしまう・・・体験ありますよね!

解決の唯一の対策は、初めからどんな理由があったとしても、絶対に続ける、行動すると決めるしかない💦

自己規制をかけて、自分自身の行動、感情、思考を管理し、目標に向かって継続することにコミットするのです!

それができれば苦労はしない!気持ちはわかりますが、自己規制の力を強化して、中断する誘惑よりも、継続をしたい欲求を高めると意外にうまくいくもんです。

三〇年、三日坊主のランナーがフルマラソンを完走した話

48歳の時、フルマラソンに挑戦して完走をしました。その後6年間は、毎年フルマラゾンを2回、ハーフマラソンを1回のペースでどこかの大会にエントリーする生活で走ることを楽しんでました。

大学時代の頃から、いつかは挑戦しようと、ジョギングパンツや、ランニングシューズを揃え(形から入るタイプです)、朝の街を走り始めるのですが、昨夜は寝るのが遅かった、今日は疲れが溜まっている、寒いからなど、「特別」な理由が次から次へと登場するのがいつものパターン!

三日坊主もあれば、1ヶ月つづく時もあるのですが、1ヶ月も続けたからもう大丈夫という謎の「特別」な理由によって、結局は走ることを続けることはなかったのです。

転機は、たまたま遭遇した大阪マラソンです!交通規制された御堂筋を大勢の市民ランナーが疾走する姿をまじかに目にしてしまったのが原因。

マラソン選手でもない、幅広い年齢の男女が、いつもは車が走り、横切ることもできない御堂筋を楽しそうに走る姿、沿道では多くの人が声援を贈っている。同じように沿道から声援を贈りながら、来年はあちら側に行きたいとおもったのです。

いつかはフルマラソンではなく、来年はフルマラソン、と、具体的に目標が決まり、早速インターネットで調べると、例年募集は大会の半年前に行われていました。しかし、倍率はなんと6倍(当時)予想以上の人気に面食らいました。

くじ運の悪さには自信はあるものの、その年の秋に、無理だろうなと思いながらも応募したところ、見事当選!これはもう絶対に完走するっきゃないと決意したのであります🫡

仕事のある時は5キロ、休みの日は10キロの課題を課して、走り始めました(何度目だろう?)

続けるコツは0の日を作らないこと

今までの経験から、1日でも休めば走らなくなる、そうなると、完走しなくても参加することに意義があるなんて理屈をつけることは分かっていました(だてに自分と付き合ってきたわけではないのだ)

なので、どんなに調子が悪くても3キロは走る、ゼロの日をなくすと心に決めました。今回は自分に失望したくない思いが強かったので、エントリーが決まってから大会までは必ず走ることをつづけました。

人を絡めると、一人の意思ではやめられなくなる

人と目的を共有することで、自分だけの意思で簡単にあきらめることが難しくなります。

社会的なサポートは、プレッシャーとして動機づけに強く作用するためで、他者の期待に応えたい、失望されたくないという心理が働くからです。

公約や共同の目標は継続的な行動を促進する強力な手段となるのでとても有効な手段となります。

先ほどのマラソンの場合、まずフルマラソンに参加することを(大々的に!)公言しました。そして、マラソンを走った後、仲間たちが完走祝勝会と称して、呑み会を開いてくれることとなったのです。

もう後に引くことはできないですね、途中で棄権したとあっては立つ瀬がありません、必死になれたのはこの呑み会といっても過言ではないでしょう。

これは仕事においても言えることで、自分だけが黙々を山を登るような仕事は総じて長続きはせず、良い結果も生まれません。

自分の行動が、チームやメンバー、あるいは取引先に影響をあたえると感じた時に、仕事は前に進み、継続できるものです。

心理学的な原則でいえば、自己効力感と社会的支援が行動変容において重要な役割を果たすとされています。

自己効力感は自分の行動に対する信頼と自信を高めることで、継続を促進します。社会的支援は、外部からの励ましや圧力として機能し、目標達成のための責任感を強化します。

さらに、これらの要素は互いに補完し合うこともあります。今日サボらずに練習するのは、マラソンを完走したい目的と同時に、応援してくれている仲間を裏切りたくない思いも混在しているからです。

まとめ
何かを継続するには、

①    休むための「特別」を許さないこと
い、全てに言い訳を排除することで行動を促進することです。その一日の積み重ねが自信となり、言い訳をして中断したい欲求を、つづけることの快感が上回る状態にすること。
② 他人を巻き込んで、継続に責任を持つ
もう一つは、行動を起こす時、他人の関与させることで、行動に連帯感を持つことで行動に責任を持たせる。

以上二つが有効です。
弱視となって、今は公道をランニングすることができないのでジムのランニングマシーンで走っています。

記事を書いて当時を思い出しました、ブログ投稿、頑張ります。


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