見出し画像

意外と知られていない、肌年齢が10年若返る!スチームサウナとミストサウナの違い

空前のサウナブームの中、サウナといえば乾燥したサウナ室をボイラーで温め、汗を流す、高温乾式サウナのことを指すのが一般的である。

最近はロウリュが人気で、熱したサウナストーンにアロマ水をかけ、蒸気を発生させるイベントや、自動で行うものもあり、湿度で暑さを増長させるのが人気だ。

そんな中、ミストサウナやスチームサウナを備えた施設も多くあるのだが、人気の乾式高温サウナと比較して、いつもひっそりとした脇役で、いまいち人気がないのが気になるところだ。

中には塩サウナや、泥サウナとして使われ、高温サウナが苦手な、特に女性の隠れファンは多い。

せっかくのスチームサウナや、ミストサウナが。その原理に違いや、特徴があまりしられていないので、スポットを当ててみたいと思う。

温さで優位なスチームサウナ

スチームとは蒸気のこと。水を高温(沸点)に温めると気化をして発生した水蒸気を利用して部屋を温める方法をスチームサウナと呼び、室温は45度前後の設定にされたものが多い。

室内は、気化した高温の水蒸気が室内で冷やされ湯気とるため、白く曇もって濃霧の状態になっている。

水は空気よりも熱伝導率が良く、蒸気を含んだ室内は高温サウナより設定温度は低いものの、体感温度は高いため、しっかりと発汗することができる。

高温サウナより温度は低いので、入りやすく、しかし体はしっかりと温めることができ、肌に潤いを持たせるのが特徴と言える。

浸透力で優位なミストサウナ

一方、スチームサウナと混合されることが多いミストサウナだが、ミストとは水に圧力をかけて霧状にしたものである。

ミストは、水の温度を上げて気化させたものではないので、熱くはない。スプレー式の化粧水などをイメージしていただければ良いだろう。

ミストサウナ室は、暖房機能を使って部屋を温めておいて、温めた水に圧力をかけて噴霧させ、室内の湿度を上げている。

ミスタは、湯気ではないので、直接あたっても火傷をすることはない。また、強く圧縮されたミストであれば、部屋もスチームサウなのように深く曇らない。

体の温まり方は、蒸気自体に熱がある蒸気サウナに分があるが、粒子の細かいミストは、浸透能力は高く、潤い感はミストに分があると言える。

最強なのは加熱水蒸気サウナ

過熱水蒸気を使ったサウナは、スチームサウナとミストサウナの両方の特徴を併せ持ち、高い効果と入りやすさを実現したサウナである。

過熱水蒸気という言葉は、電子レンジの機能などで耳にされたことがあると思う。

普通の水蒸気は水が沸点に達した、気化をした状態(これを飽和水蒸気という)だが、大気中の沸点は100度のため、飽和水蒸気の最高温度は100度とまりとなる。

この水蒸気に、さらに熱を加えることで発生する水蒸気を加熱水蒸気とよび、この技術を使えば加熱水蒸気は400度まで熱を上げることができる。

この原理を応用したものが、水で焼くオーブンとよばれるスチームコンベンション(スチコン)なのであり、高温の水蒸気によって焼かれた、食材は、余分な油分を落とし、素材の栄養価や旨味を損なわず、美味しく素早く調理ができる。

この原理を利用して、水蒸気(飽和水蒸気)にさらに熱を加えることにより、水の分子はナノレベルの粒子となるので、水蒸気ではあるが、ナノミスト化した蒸気で充足した部屋を作ることで、室内を温めるのが過熱水蒸気サウナなのだ。

粒子の粉かな加熱水蒸気は、蒸気が満ちた室内でも、霧のように曇らない。もちろん、400度の加熱水蒸気にだと、丸焦げになってしまうので室内を45度前後に保って運用を行う。

部屋は、一見普通の部屋のようですが、中に入ると肌がしっとりとしてきて、体がぽかぽかしてくる、非常に気持ちが良い体験ができるでしょう。

スチームも、ミストも、加熱水蒸気も、各施設が工学を投じて設置した設備である。

高音が苦手、乾燥が苦手な方は是非積極的に利用をしてほしい。肌に潤いを与え、なおかつしっかりとした発汗効果(デトックス効果)があるのでお勧めします。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?