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おふろ屋稼業という仕事

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おふろ屋さんには、様々な人が集まります。立場も収入も価値観も違う、赤の他人が裸になって同じ時間を共有する、全く稀有な場所です。そんな温浴施設の現場に立って見てきた人間模様を、一人… もっと読む
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#銭湯

年間120万人をおふろで癒したぼくが、noteでお伝えしたいテーマ

このnoteの発信軸は日本の文化ともいえる“おふろ”の魅力についてお伝えすることを表のテーマ…

映画「モンスター (怪物)」に学ぶ、あなたに潜む事実ではない真実

「ファクトだけ切り取って、真実を見ようとしていない。」こんな言葉を耳にする機会が最近多い…

熱波師のトーク力を高めるための3つのポイントは、ライティグ技術だった件

面白いトークというのは、共感や、興味を持ってもらえる内容であることだ。 ある温浴施設で、…

サービス業はいつの時代も人手不足。デジタル化で解消できることと、できないこと!

先日、支援先の温泉施設で今年最後のミーティングに参加してきた。この施設にかぎったことでな…

有名無実化する隔離制度

9月に入って、朝晩と昼の気温の違いが激しく、体調管理が難しい季節です。 少し倦怠感があ…

スチームサウナとミストサウナの違い

空前のサウナブームの中、サウナといえば高温の乾式サウナ!のことを指すのが一般的です。! …

伝説のサウナニュージャパンを知っていますか

サウナとの出会い我が国は今、空前のサウナブームでサウナの愛好家が増えています。 その影響で、多くの新しいサウナ施設の建設やリニューアルが活発に行われています。 コロナで苦しんだこの数年も、個室サウナや、テントサウナなど今までとは違ったコンセプトや楽しみ方が広がり、ぞの層は厚みを増しています。 2019年春、そのような変革の要因ともなるコロナが本格化する直前に、日本のサウナの文化を創ったともいえるサウナの名店、大阪難波のサウナニュージャパンが長い歴史の幕を閉じま

ふるさと納税で銭湯を貸しきる

東京都足立区では、区内にある26の銭湯のうち希望する施設の2時間貸しきりの権利を、ふるさ…

ご当地グルメ!ヒット商品はこうして作れ!

シンプルなメニューがご当地グルメに スーパー銭湯の売り上げは、入浴料に加えて飲食部門の…

値上げ!値上げ!で風呂でも入るか!

行き付けの近所のコーヒーショップにコーヒー豆を買いに行ったら、マスターが申しわけなさそ…

贔屓と依怙贔屓 「番台から I LOVE ゆ」

自分勝手な判断で友達をただで入浴させたり、タオルをプレゼントしたりしていたフロントのア…

おじさんのようなおばさん・おばさんのようなおじさん「番台から I LOVE ゆ」

銭湯のフロントに立っていて、困ることの一つが男性なのか?女性なのか?見分けがつかないお…

クソガキ狂騒曲「番台から I LOVE ゆ」

休日の夕方、スーパー銭湯は、多くの家族客で賑わう。お父さんやお母さん、中にはおじいちゃ…

いつもの場所で・・「番台から I LOVE ゆ」

いつもの席で、今日も一人の老婦人が、朝食を摂っている。 フロントの前に広がる飲食スペースでは、朝風呂の前後に朝定食を提供しており、常連客で賑わっている。 一人で食事をする老婦人の前の席には、かつて大柄でぼくとつとした、いかりや長介似のご主人が座っていた。 ~ 彼らは毎朝開店して30分過ぎにやって来る。 シャキシャキとして、一見強面の老婦人、その後ろから、ひょこひょこと付き添う長さん。 フロントで、それぞれのお気に入りのロッカー番号の鍵を渡すと、さっさと浴室