スペインノマドビザ申請 vol.5 犯罪経歴証明書のために緊張感あふれる警視庁へ
駐日スペイン大使館でデジタルノマドビザを申請するための説明ページの内容を読み解きます!今回は犯罪経歴証明書に関する内容です。
最初から申請関係について読みたい人はvol.1からどうぞ!
この記事を読むと何がわかる?
犯罪経歴証明書の準備の仕方がわかる
スペイン大使館のデジタルノマドビザ説明ページ
4.犯罪経歴証明書
「犯罪経歴証明書」ってなんだかもう名前からしてドキドキしますね。犯罪とは縁のない人生を送ってきたものの、もし、万が一、記録があったらどうしようとなぜか途中からちょっぴり心配になるこちらの書類について見ていきましょう。
まず、犯罪経歴証明書自体ですが、都内在住の方であれば警視庁、他都道府県の方であれば、それぞれの警察でもらえます。
こちらが警視庁の説明ページ。
このページに「提出先、発給事由によっては、直ちに申請を受理することができない場合がありますので、事前に電話でお問い合わせください。」と、記載があったので、電話して問い合わせしました。そうしたら、今日で大丈夫なので、パスポートと身分証明書と書き途中のものでもいいから申請書のコピーとを持って直接きてくださいと言われたので、その日に伺いました(最新の持ち物は各自の責任で確認してください)。正直、申請書の正しい書き方もわからず、書き直す可能性あるけど、いいのかなとドキドキして持っていきましたが、大丈夫でした。(結構いろいろ空欄の状態だった)
初めての警視庁は、免許更新にいく警察署とはまったく雰囲気が違くて、そもそも敷地に入ろうとするところから「どういうご用件ですか?」と、警察官に聞かれて緊張が走り、受付の方に要件を伝えてから待合室で待たされる間もなぜか全員一言も喋らず緊張感があり、担当の方が待合室まで来てくださって指紋採取する部屋に連れて行かれる間も人生で感じたことのない緊張感。何も罪を犯していないのに、なんだか、あれ?本当に何もやらかしてないよね?みたいな気持ちになる。未知の世界に足を踏み入れた感じでした。
指紋の採取は勝手にインクで手が汚れるのかなとか、妄想が膨らんでいたけど、実際はアルコール的なやつで認識しやすくするけど、デジタル指紋撮影方式で手はよごれませんでした。というか、空港でもやるやると同じような方式でした。
その指紋ですぐに記録と照合されるのかと思いきや、犯罪経歴書はその日にもらえるわけではないらしく、1週間くらい後以降になるとのこと。その後、玄関までまた担当の方に送っていただいたのですが、なぜスペインなのですか?と、言葉だけ見ればよくある世間話なのですが、なんかもう緊張感がありすぎて、これも私が怪しい人じゃないかを見極めるための警察学校で習う取り調べ手法かなにかなのか?!と妄想を膨らませつつ、会話をしていました。ドラマの見過ぎ。
そして、1週間後に取りに行きました。その時に絶対に開けないでくださいね。と念をおされ、あわせて言われて驚いたのが、もしビザの申請をしないことになり、使わなかったら返却するようにとのことでした。とにかくお前は何があっても中を見るなよという強い気持ちを感じました。開けると無効になるらしい。
開けられないので、もちろんスペイン語訳は不要です。(そもそもスペイン語でも併記されている模様)
そして、今、駐日スペイン大使館の説明を見ると「日本の証明書は合法化する必要はなく」とあるので、不要になったのかもしれませんが、私が書類を集めていたころは犯罪経歴書に対してアポスティーユという間違いなく公文書だよというお墨付きが必要でした。(大使館でも必要と当時は説明を受けた)
合法化の話とは別の話なのだろうか…ちょっとわかりませんが、私はアポスティーユを申請したので、とりあえずその情報を記載しておきます。もしかするといらなくなったのかもしれないので、最新の情報は各自でご確認ください。
申請書を記載して、レターパックで犯罪経歴証明書を送ると、それにアポスティーユを付与してくれるというものです。また厳重に封がされた状態で返ってくるので、これも絶対に開けないようにしましょう。提出先の外務省の窓口は警視庁のすぐ近くなので、警視庁に行く人はその足で直接提出しにいくという手もあります。
次回以降の予告
次回は住民票とビザ申請料金についての解説していきます。
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注意
ノマドビザは新しいビザのため、制度変更が随時行われている可能性があります。必ず最新の情報はご自身で確認ください。