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マドリード散歩

自粛生活143日目。

今日は昨日買ったムール貝の蒸したのと茹で野菜のガーリックパプリカオイル煮をお昼のいただきました。このメニューでは息子は何も口の入らないため、野菜のポタージュとソーセージを。

昨日はバスクへの脳旅に出ましたが、今日は近場でのお散歩。

ピカソのゲルニカが展示されているレイナソフィア王妃芸術センター。この美術館を挟んで大きな道路の向かいには、首都マドリードの玄関口となる鉄道駅アトーチャがあります。1851年にマドリード初の鉄道駅として作られ、その後の鉄道線路の増築などの改修を経て、1892年にAlberto de Palacio(アルベルト デ パラシオ)がデザインしたモダンな外観に生まれ変わりました。



ちなみに、アルベルトは、エッフェル塔をデザインしたGustave Eiffel(グスタフ エッフェル)とも、パリで橋の建築方について意見交換をするほどの仲だったとか。
そして昨日お話しした、ビルバオにある世界遺産のビスカヤ橋のデザイナーでもあります。

意外な共通点が出てきましたね。

このアトーチャ駅から北へPaseo del Arte(パセオ デ アルテ)通りを上がっていくと、右手にプラド美術館が見えてきます。

そして今度は左手に、スペイン銀行の建物が。
実はこの建設にも先程のアルベルトが関わっています。



スペイン銀行のちょうど真向かい、皆さんの右手には中央郵便局があります。そしてちょうどここが、豊穣の神シベレスの像と噴水のあるシベレス広場。



シベレス広場をぬけて右に曲がると、Alcalá (アルカラ)通りに入ります。

Puerta de Alcalá (プエルタ デ アルカラ/アルカラ門)が目の前に迫ってきます。16世紀の終わり頃より5つあったマドリードへの出入り口のうち、最も重要な門の一つとして機能していました。現在あるのは1778年に建てられたものです。



さて右手に見える緑豊かな場所は、マドリード市民の憩いの場、レティーロ公園です。ここはその昔、スペイン国王の休憩の場所(別邸)として作られたものをリノベーションしたのち、長い年月を経て最終的に市民に公園として解放されました。広大なその敷地(約5、4㎢)内には、いくつかの建物や様々な噴水、そして大きな池もあります。
この建築物の中で、Palacio de Cristal (パラシオ デ クリスタル/ガラスの宮殿)と呼ばれるものが、実は先ほどから出てきているアルベルトの作品でした。



長くなりましたが、今日はアトーチャから始まって少しマドリードをご紹介しました。バーチャル散歩、お楽しみいただけました?

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