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Dialogue 01 ホストとの対話会 実施レポート

スペースマーケットは「アクションを生み出し、世の中を美しくする」をサステナビリティ・ビジョンとして掲げ、様々なステークホルダーと連携し多様なアクションを生み出すことで社会の持続可能性への影響力を発揮していきます。
ステークホルダーとの対話の第一弾はホストの皆様。スペースを提供するホストの皆様と、サステナビリティに貢献する「場所のチカラ」について対話いたしました。

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ーー以下、対話会の内容を一部抜粋

重松:本日は対話会に参加いただきありがとうございます。社会の持続可能性に貢献したいという思いは、創業する前段階からずっとありました。実際に、空き家課題の解決や多様な社会の実現に貢献できていると感じる事例やスペースマーケットがあってよかったと言ってくれるホストやゲストの皆様の声を聞くことが創業者・経営者として何よりも嬉しいことです。今日はホストの皆様との対話を通じて、スペースマーケットとしてこれから何ができるかを考える機会にしたいと思いますのでどうぞよろしくお願いします。

ホストA:私はそもそも新しいものではなく古いものを大切に使うことが好きなんです。スペースマーケットに掲載してるスペースは、中古マンションですし、設置している家具も中古です。古いものでも大切に使えばまだまだ使えるし、収益化も可能だということを知って欲しいと思います。

重松:起業のきっかけはまさにそこなんですね。この空間、使ってない時間がもったいないな。収益化できるのにな。という思いがサービス構想に繋がりました。もちろん古いものでも収益化できます。だからこそ空き家・空きビル問題等の解決につながると思っていますね。

ホストB:私は、スペースマーケットに飲食店を掲載しています。お店で使う食材は規格外の食材を使うなど、飲食店としてできるフードロス問題の取り組みや発信に力を入れています。また、お店では自然エネルギーを活用したり、リサイクル率100%のごみ回収会社を利用したりもしています。

ホストC:ゴミの処理はもっと工夫できそうです。宅配生ゴミ処理サービス(個人が梱包して配送する仕組み)やコンポスト、生ゴミディスポーザーの活用などを推進するといいと思います。


重松:なるほど。確かに場所って家庭も商業施設も、所有者や運営者の意思決定で、エネルギー問題、ごみ問題、フードロス問題等にポジティブな影響力を発揮できますね。プラットフォーマーである我々も何ができるか考えてみます。

ホストD:私は、スペースを通じた仲間作りやコミュニティ形成に関心があります。料理が好きで、一緒に料理を作るパーティを自分のスペースで企画するのですが、みんなで作って各々が主体的に参加することで仲間になれる。そういった共通の体験を持っている小さなコミュニティをたくさん作ることが、孤独や孤立をなくし、元気な地域を作っていくことに繋がっていくと思います。

ホストE:コロナ禍で小さな子供を抱えるお母さんたちを助けたかったんです。区民プールが使えない等、子供たちを遊ばせる場所がなくて困っているという声を聞いたので、庭に少し大きめのビニールのプールを作ってあげて、区民プールの代替として貸し出しました。地域に貢献したい思いが強いので、地域の孤独な人を無くしたり、困っている人に使って欲しいと思っています。

重松:私自身が仲間を集めてパーティを企画するのが好きなのでよくわかります。単なる参加者としてではなく、みんなが企画側にいるという意識は関係性を深めますよね。飲食店で参加するパーティや飲み会よりも、みんなで作るパーティや飲み会はコミュニティを作るし、みんなが企画側にいることで孤立を感じる人とかいなくなるし、そういう視点をもっと広めたいです。
また、3人の子供を抱える親でもあるのでコロナ禍での子育ては大変でした。近所にプールがあるシェアスペースがあったら自分が使いたかったです(笑)当社も地域社会への貢献は大切にしている価値観なのでとても嬉しいお話です。

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ホストE:おじいちゃん、おばあちゃん等アクティブシニアにも使って欲しいですし、困っている若者などいれば安くしてもいいので使って欲しい。

ホストB:私もスペースをシェアすることによって、地域の知恵が集まる場所にしたいと考えています。場所を通じて知恵が集まり、様々なアクションが生まれ、地域の課題が解決されていくともっと良い世の中になると信じています。

ホストF:ホスト同志で連携できる機能やコミュニティ機能があって、ご近所ホスト同士でモノの貸し借りや、情報共有、送客&サービス連携ができて、ご近所ホストのコミュニティがあると地域を支えることができるかもしれない。

重松:確かに昔はもっと地域の中にある公民館等のコミュニティスペースが機能していて、そこで地域の課題等について話す機会もあったんだと思います。スペースシェアにはそれを代替する、あるいはアップデートしていく使命もあると感じています。「近所のホスト連携で地域を支える」というアイデアも素晴らしいですね。

本日はさまざまなご意見を聞かせていただきありがとうございました。
スペースシェアを通じて持続可能な社会を作っていくパートナーとして引き続きどうぞよろしくお願いします。