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コミュニティに人生を変えられた僕だから、コミュニティの真の価値を届けたい。/ スペースマーケットGuest Story

自分の価値観を広げてくれたり、心の拠り所になるようなつながり。あったらいいなと思いませんか?
​チャレンジする人を応援する、スペースマーケットGuest Story。今回のゲストは「コミュニティ熱量研究所の所長」として、コミュニティの研究を続ける鈴木駿介さんです。今のお仕事を始められたきっかけや、活動を続ける想いなどをお伺いしました。

大手メーカーの研究員からベンチャーに飛び込み、コミュニティの世界へ

僕は、ファンコミュニティ構築のためのオウンドプラットフォームを開発するオシロ株式会社にて、コミュニティデータサイエンティストとして活動しています。社員22名のベンチャー企業です。
元々は理系で、大学院を卒業後、ライオン株式会社に入り研究職に就いていました。
仕事は楽しい毎日でしたが、何か新しい体験をしてみたいと色々探していた時に「SUSONO」というコミュニティに出会ったんです。

SUSONOは、これからの心地よい暮らしや社会についてともに考え、暮らしをもっと楽しむことを目的として、作家/ジャーナリストの佐々木俊尚さんと、「くらしのきほん」の松浦弥太郎さんが立ち上げたコミュニティでした。

「ゆるやかにつながり、心地よい暮らしの文化圏をつくる。」というメッセージに惹かれて、勇気を出して参加しました。実際に参加してみると、想像以上にコミュニティの魅力に惹かれていきました。

普段の生活では出会えなかった人たちに出会える。オンライン上ではメンバー同士の様々な会話が交わされ、オフラインイベントも定期的に開催されていました。新たな価値観に次々と触れられることは、本当に楽しかったです。

ある日、SUSONOの部活動であるボードゲーム会に参加した際に、オシロの社長の杉山に出会いました。普通のメンバーとして参加していたので、最初はただのボードゲーム好きのおじさんだと思っていました(笑)話しているうちに、SUSONOがコミュニティ運営のために使っているプラットフォーム「OSIRO」の創業者だとわかって。
SUSONO以外にもOSIROを活用した素敵なコミュニティが沢山あることや、ミッションに込めた熱い想いを聞いているうちに、「入社したいです!」と志願していました。そこから、僕のコミュニティ研究が始まったんです。

「コミュニティ・ファースト」で日本を芸術文化大国に

オシロが掲げるミッションは「コミュニティの力で、日本を芸術文化大国に」です。
アートとコミュニティは、どちらも心を豊かにし、人を幸せにする力があります。ですが、作家やアーティストが活動しやすい環境が今の日本にあるかというと悩ましい。

SNSでファンを増やすという手もありますが、SNSはあくまでも不特定多数に向けたOPENなもので、一方的な発信の受け取りが基本です。コミュニティはn対n。共感できる仲間とつながり、主宰者だけでなくメンバーが主体的に盛り上げることもできる。クローズドで作れる安心感や熱量はSNSとは異なります。

そこでオシロはコミュニティ・ファーストの考え方を提案しています。アーティストがファンコミュニティを醸成し、いいモノを創り続けられる環境をつくることで、生活の中にアートや作品を溢れさせる。さらに、作品やアーティストを起点としたコミュニティでつながる人を増やし熱量を集めれば、きっと、毎日がより楽しくなる人が増えるはずなんです。

OSIROでは、メンバー同士の日々のコミュニケーションから、イベント開催、主宰者のコンテンツ提供や物販まで、全て一元管理が可能です。また、独自の世界観を体現できるよう、決まり切ったテンプレではなくそれぞれのコミュニティのオリジナルデザインで表現ができます。コミュニティ運営のしやすさを徹底的に追究したことで、様々な方にご支持いただけるようになりました。

例えば、コミュニティプロデュースを学ぶ「コルクラボ」、や、20代女性向けメディアMERYの新コミュニティ「MERY&」、読者同士の興味関心で交流ができる日本最大級の読書会「猫町倶楽部」、その他にも、ミュージシャン、メディア、映画監督、スポーツ選手…と幅広いクリエイターの方々にご利用いただいています。

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活性化のポイントはオフライン × オンライン

コミュニティが熱量を保つためには原則があり、それをオシロでは「はいる」→「なじむ」→「はずむ」→「にじみでる」のコミュニティの成長スパイラルとして定義しています。

例えば、「なじむ」のステップでは、入会直後でも安心を感じてもらうために「新メンバーには必ずみんなで声をかけましょう」だとか、「歓迎会で既存メンバーとの交流時間をとりましょう」など、各ステップでやるべきことをある程度定型化しています。僕の役目はコミュニティ運営の伴走なので、クリエイターや運営者の方々と昼夜問わず意見交換をしながら、メンバーの満足感や良い口コミが「にじみでる」ような理想のサイクルを回し続けられるようサポートをさせていただいています。

OSIROはオンラインで繋がるツールですが、コミュニティの活性化にはオンライン、オフラインどちらの要素も必要です。オフラインだけでは、単発で一過性のつながりになりがち。オンラインだけでは、強制力が少なかったり、お互いに顔を合わせてもタイミングを見計って話さなければいかなかったりと、どうしても深い繋がりが築きにくい。
よって直接会わない時間はオンラインでつながって日々情報を共有したり会話を交わし、オフラインでは定期的に近い空間でこそできるコミュニケーションをとる。これが、より強いつながりを持つコミュニティの育て方だと思います。

コミュニティを運営している人やメンバーの方からイベントをやりたいが良い場所は無いか、とご相談を受けることも多く、場所を探す中で見つけたのがスペースマーケットでした。
利便性や料金ももちろんですが、本当に様々なスペースが掲載されていて、コミュニティが大切にしている世界観、空気感をしっかり体現できる場所を選べることが、非常に魅力だと感じています。メンバーが、ただ一同に集まれれば良いわけではなく、どういう空間に集まるのか、どういうコミュニケーションを取ってほしいのかという場所の設計もとても重要なんです。

先日、スペースマーケットさんのオフィスのラウンジでもオンライン配信×リアル参加のトークイベントを開催しました。天井が高くきれいな場所なのがすごくいいですね。設備も整っていて素敵なスペースだったので、また使いたいなと思っています。

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真のコミュニティの魅力をデータで表現したい

オンラインコミュニティ、は大きな可能性と魅力に溢れていると考えていますが、世の中一般のイメージは残念ながら良いものばかりではありません。情報商材系などが目立ちがちで、怪しい、怖い、と思われている方も少なくないと思います。

そんなイメージを少しでも払拭するためにも、今後はコミュニティの良さをもっと見える化して伝えていきたいと考えています。企業の方から、コミュニティを創りたいと思っているがメリット・効果をデータで見せられず経営陣を説得できない、という相談をいただくこともあるんですよね。せっかくOSIROのプラットフォームに様々なコミュニティのデータがあるので、それらを分析して、数値・データを元に運営を支えていけるようになりたいです。

もちろんそう簡単なものではありません。ですが、僕自身がひとつのコミィニティに参加し、そこで素敵な出会いがあって、人生が変わった。数年前までは想像をしていなかった毎日になっています。
何か楽しいことないかな〜と言っている人や、好きなことを熱く話したいけど話せる人が周りにいない!、なんて方には、ぜひ自分にあったコミュニティを見つけて欲しいです。そのためにも、良いコミュニティとは何なのかを研究し、1人でも多くの方にコミュニティの真の魅力を伝えていきたいと思っています。

鈴木さんをもっと知りたい方はこちら!
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