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円安そして原油価格

ドル円相場は最近は原油価格に連動していて、もはや日米の
金利政策とは切り離して考えるべきと思います。
原油の需給ですが、下記記事によればインドは昨年比
3倍以上のロシア原油を輸入している模様。
Opec Plusはロシアを切り離し、サウジアラビアは
ロシア原油生産量に連動して増産の意向。
ロシア原油はSTS (Ship to Ship)で原産地を変更し、また
東南アジアではマレーシアが拠点となり、ロシア原油は
原油として、または精製されたガソリン、ケロシンとして、
さまざまな国へ供給されています。従って、需給不安は
あるものの、例えば、インドの中東原油購入減少分は
ロシア原油で充当されており、世界規模で考えれば需給は
逼迫しているようには思えません。
つまり、ドル円は勢いよく130円から135->150円になるとは
とても思えないと言うのが私の予想です。
ひとつ気になるのは、ヨーロッパがロシア原油を禁輸処置した
ことにより、最大の保険会社ロイズ保険適用がなくなり、
ロシア原油タンカーの保険が適用されなくなることです。


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