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私と夏と海と

海が輝きを増す季節が今年もやってきた。

そして私が一番好きな季節だ。

夏は何をやっても汗をかくし、夏バテもするし、

虫も多い。過ごしやすい季節ではないけれど

海が一層輝くこの季節が私は大好きである。

それは両親の影響を強く受けているからである。

うちの両親はとにかく、「夏」「海」が好きで

春生まれの私の名前にも「夏」をいれ、妹の名前

には「海」をいれるくらいだ。

そして毎年この季節には決まって家族や仲間たちと

海へキャンプに出掛ける。

キャンプは、私が生まれるずっと前から続いている

毎年恒例の家族行事である。

そんな環境で育った私たちは根っからの夏姉妹だ。

幼い頃から気分が落ち込んだ時や不安に押しつぶ

されそうになった時はよく海を見に行った。

壮大な青の景色と何度も繰り返す波の音の世界に

入り込むと自分がちっぽけに感じた。

そんなちっぽけな人間が抱えている悩みなんて

更にちっぽけに感じてしまう。

どこまでも続くこの海は地球の裏側まで続いていて

そこに住む人たちも同じ今という時間の中で

悩みを抱えて生きている。

自分という生き物は地球のほんの一部なのだ。

本当にちっぽけ。そんな気持ちになる。

海は私にとって全てを包み込んでくれる存在。

いや、海はこの地球ごと包み込んでいるのだ。

だから私たち生き物は、海に癒しを感じるのかも

しれない。










#わたしと海

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