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SPACEが叶えたい「個才」が輝く世界

株式会社SPACEとは?

SPACEは、一人ひとりに合った個別最適な学びを実現するために、子どもの認知特性や興味関心である「個才」を見える化するアセスメントや、自分に合った学び方を見つける探究プログラムを提供をしています。

自治体連携の中で不登校傾向の子どもたちが街に出て自分の興味関心に合うものから学ぶ探究プログラムの開発や、地域の職人の仕事を体験し自分自身の「個才」に合った仕事を見つけるシステム作りなどを行っています。

また、経済産業省「未来の教室」実証事業を通じて、学校教育に個別最適な学びを導入するための支援も行っています。

社名であるSPACEとは、「Super Personalization Activated by Curiosity and Enthusiasm」の頭文字をとったもので、『好奇心と情熱によって活性化する究極のパーソナライゼーション』を表しています。

すべての人が心の中にある好奇心と情熱に導かれるまま、自分らしい可能性を開花させて生きられる世界を創りたい。誰もが自分の存在を尊び、人生の主人公として生きることに喜びを感じる未来を切り拓きたい。
「SPACE」が叶えたいのはそんな未来の世界です。

異才から個才へ

代表福本のことを、ROCKETをきっかけに知ったという方も多くいらっしゃると思います。SPACEの前身である『異才発掘プロジェクトROCKET』は、日本財団の全面的な資金提供を受け、東京大学先端科学技術研究センターでスタートしました。
SPACE代表の福本が6年半に渡ってプロジェクトリーダーを務め、カリキュラム開発からプロジェクトの立ち上げから運営まで全般を指揮しました。

学校という枠の中になじまない子どもたちの中に、実はたくさんのユニークな才能が埋もれています。空気を読まずに好きなことに没頭できる彼らをつぶさず、個性を生かしてセルフプロデュースしていくことで、社会全体の閉塞感を打破する起爆剤になってもらうことを目指しました。

ROCKETの子たちの作品群

ROCKETが提供したのは、教科書も制限時間もない、「答えのない問いに向かう」試行錯誤の場です。ヒントなしで渡された食材を調理する「解剖して食す」や、「原料・製品・エネルギーを考える旅」など行き先不明のまま始める旅など、プログラムは多岐に渡ります。

突如やって来る衝撃によって意図せず学びが起こり、価値観の変容を促す。学びのプロセスそのものです。

個別最適な学びを全ての子どもに

「ユニークな子どもの才能発揮」という点で、ROCKETは社会への突破口を開き、教育の多様化を進められたと感じています。しかし、特性やこだわりの強い彼らが社会で生業を見つけて生きていくには、受け皿としての社会全体の意識の変容と成熟が必須です。

そして、異才を持つ一握りの子どもだけではなく、それぞれ異なる全ての子どもたちの個才(全ての人が個々に持っている才能)が発揮されるためには、学習者主体の学びを届けていくことが必要です。

ROCKETの子どもたちが生業を見つけて活躍できる環境作りと、学習者主体の個別最適な学びを異才から個才(全ての人が個々に持っている才能)へ拡張することを目指して、株式会社SPACEは立ち上がりました。

鎌倉市教育委員会と開催している、かまくらULTLAプログラムでは、鎌倉市の自然豊かな資源を活用し、地域内外のエキスパートの方々と共に、子どもたちが自分の学習スタイルで探究学習を進められるプログラムを提供しました。

「かまくらULTLA」で自分のリズムとテンポを奏でるための太鼓
「かまくらULTLA」森のプログラムのセレモニー


また、経産省「STEAM ライブラリー」にて作成したSTEAM CHAOSでは、地域の文化や産業に焦点を当てた映像コンテンツを提供しました。様々な興味の入り口を散りばめ、多様な視点で自由に学べるよう設計しています。

例えば2020年度に環境省の事業で実施した三宅島を題材にした「宝島キッズラーニングプロジェクト」でのコンテンツでは、島をさまざまな切り口で観察しながら、地球が生まれるプロセスにまで広げて、学ぶことができます。

玄武岩をとことん探求できる三宅島の釜の尻海岸
ひょうたん山の火口をメジャーなしで測量する子どもたち


SPACEが目指していること

子どもたち一人ひとりに合わせた個別最適な学びを教育のスタンダードにし、個才が発揮される社会を実現するのが、SPACEのビジョンです。

これまで代表福本は、子どもたちの才能が、置かれた環境によって大きく変わっていくのを見てきました。だからこそ、一人ひとりが違う感性や認知の特性、興味関心を持って生きていることを尊重し、そこを起点とした学びの実現にこだわりたいと考えています。

それぞれが興味を持ったことに没頭できる環境


世界はグローバル時代を超えて、宇宙時代へと移っていきます。ますます拡張していく世界の中で、人が幸福になるために必要な原動力は「個人のやりたいと思う力」です。

そのとき教育に求められるのは、個才を見つけ生かせる、個別最適な学びです。
その個別最適化とは、これまでのように画一的なゴールに向かうためのものではありません。認知特性や探究心、興味関心に合う学習環境を見つけ、自分の知識と価値観の軸をそれぞれに形作ることができる教育です。

それこそが、SPACEが実現していきたい教育です。

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