見出し画像

台湾ドラマ ブラック&ホワイト(痞子英雄)


⚠️以下の内容は、一部ネタバレを含みます。

基本情報

2009年/45分×24話/周渝民 趙又廷 陳意涵 張鈞甯 修杰楷
台湾では珍しい警察・アクション系のドラマ。
キャッチコピーは、“最深的黑暗 往往來自最光明的地方“(最も深い闇は往々にして最も明るいところからやってくる)。
勘は鋭いが臆病者の陳在天と、正義第一で悪に果敢に立ち向かう吳英雄がバディを組み、港湾都市に潜む闇と対峙していく物語。

感想

まず、台湾ドラマを完走したのが1年ぶりくらいだったので、最終回が近づくにつれて感じる寂しさとか、キャラクターへの愛着とかを久々に味わえて、それだけで嬉しかったです。
ネタバレは絶対にしないで見た方がいいと、色んなところで見たので、視聴中はこの作品に関することは一切調べないようにしていました。
初めは、1つ1つの事件に気を取られていましたが、ラスト5話くらいで、種明かしが一気にされると、「えっー、そんな裏があったの!!」と衝撃の連続で、本当に面白かったです。
出生の秘密はもちろんですが、何より完全に味方だと思っていた人物に裏切られていくのがショックで。最終話は特に衝撃が大きかったです。
ロケ地の多くは高雄だったようですが、太陽が眩しい港湾都市の裏に深い深い闇がある。そんなことを考えると、高雄が舞台に選ばれた必然性を感じます。
刑事物の台湾ドラマは本当に数が少ないですが、この作品は今から14年前に制作されたとは思えないほど、ストーリーも映像もしっかり作り込まれていて、不朽の名作の一つに数えられるのではないでしょうか。

個性豊かなキャストたち

ブラック&ホワイトは、キャストも超豪華かつ、脇役に至るまでストーリーの本筋に絡んでいて、本当に1人1人が重要人物です。ここからは、そんなキャストの感想を書いていこうと思います。

陳在天役・周渝民
刑事役のビジュアルがしっかりはまっていたし、笑いをとるパートの演技も良かったです。でもやっぱり、このドラマでは数少ない恋愛パートの演技が、一番本領を発揮されていた気がします。

吳英雄役・趙又廷
金鐘獎の主演男優賞を受賞した時は物議を醸したようですが、新人とは思えないほど演技が安定していたように思います。ただ、吳英雄という役にハマるまでは行きませんでした。

陳琳役・陳意涵
かわいいふりをして実は結構凶暴かと思えば、うじうじ悩む男性陣を愛情深く見守る姉御肌っぽいところもあって、すごく魅力的な役でした。陳意涵の別の作品も見てみたいです。

藍西英役・張鈞甯
ひたすらにクールな役どころ。二面性がある陳琳とは対照的です。張鈞甯自身も知的でしっかりしているイメージがあるので、底抜けに明るいコメディとかをやってるのを見てみたいです。

小馬役・修杰楷
初めは絶対怪しい人物だろと思って見てましたが、結局は味方につき、色々頼もしかった。終盤は裏の主役ともいえるくらいの活躍ぶりでした。修杰楷は、最近Netflixで配信された「此の時、この瞬間に」のプロデューサーでもあります。

雷慕莎役・隋棠
個人的MVPはこの方!画面越しでも華やかなオーラが伝わってきて、実質の出演シーンはわずか5話程度と少ないながらも、鮮烈な印象が残りました。ラストシーンは、涙なしでは見られません。

視聴方法

現在、日本の動画配信サービスでは扱っていないため、基本的にYouTubeで視聴することになります。

原則中国語字幕しか付いていませんが、パソコンで視聴する場合のみ、LLY(Learning Languages YouTube)をオンにすると、単語の英訳を確認できたり、日本語の自動翻訳を見られたりします。

日本語の自動翻訳を選択した場合
中国語字幕の単語をクリックすると、英訳と例文を見られます。

最後に

久々に1作品を完走してやっぱり台湾ドラマが好きだなあと思いました。
これからも、マイペースに台湾ドラマを開拓して、素敵な作品に一つでも多く出逢えたらいいなと思います。


こちらの記事も併せてどうぞ!


この記事が参加している募集

#おすすめ名作ドラマ

2,429件

#沼落ちnote

7,171件

サポート頂けましたら、語学のスキルアップに使わせて頂きます!