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インド俳優 ラーム・チャラン主演作を語る

私は、今年の夏にRRRからインド映画にハマり、これまで4作を映画館で見たのですが、そのうち3作がRRRのラーマ役であるラーム・チャラン主演だということに気づき…。
長い間、彼を応援してきたファンの方にはとても敵いませんが、日本で公開されている主演作のうち、「誰だ!(原題:Yevadu)」以外は全て見たことになるので、ここで彼の主演作について整理してみようかなと思い、記事にしました。


ラーム・チャランのプロフィール

「そもそもラーム・チャランって誰?」という方に向けて、簡単にプロフィールをまとめてみます。
フルネームは、コニデラ・ラーム・チャラン・テージャ。
1985年、現在のチェンナイに生まれました。
父は、テルグ語映画界のメガスター・チランジーヴィで、テルグ映画界屈指の芸能一家の子供として育ちます。
2007年に、「Chirutha」で主演デビュー。
それからも多数の作品で主演を重ね、世界的に大ヒットとなったRRRではNTRJr.とともに、アカデミー賞主演男優部門にエントリーを果たしました。
2023年に、第一子が誕生しています。

ここからは、順に作品紹介をしていきます!

マガディーラ 勇者転生(2009)

つい先日、「熱風!!南インド映画の世界」で観たばかり。
かつて、恋の成就を阻まれた勇者が400年の時を経て現代に転生し、復讐を果たすというストーリー。監督は、RRRと同じS.S.ラジャマウリです。
半分くらいが現代劇のパートで、ストーリーもインドのアクション映画の王道を踏襲しているので、個人的には見やすかったです。
ラーム・チャランの得意分野である、ダンスや乗馬のシーンもふんだんに盛り込まれていて、見応えたっぷりでした。

ランガスタラム(2018)

RRRを観た直後に、「他のインド映画も観てみたい!」と思い、見つけたのがこの作品。監督は、現在「熱風!!南インド映画の世界」で上映中の「プシュパ」と同じスクマールです。1980年代の農村が舞台となっており、ラーム・チャランは陽気な若者を演じています。
RRRがあまりに面白すぎたこともあって、正直に言うとあまり期待せず観に行ったのですが、いい意味で裏切られました。
時系列がやや複雑なものの、前半の明るい雰囲気から後半の暗い雰囲気への転調、そして最後のどんでん返しが本当に秀逸で、これまで観たインド映画の中では、一番好きな作品です。

RRR(2021)

あまりにも人気がある作品なので、逆に何を語ればいいのか分からなくなってしまうのですが、一言でいうと凄いパワーをもらえる作品だなと思います。
映画館の帰り道に、「あー、楽しかったー」と思えたのは、何年ぶりだろうという感じでした。
また、マガディーラ、バーフバリといった他のS.S.ラジャマウリ監督作品の主人公は、使命のために真っ直ぐ突き進む、ひたすらに強い人物でしたが、今作では主人公の過去や内面の葛藤も掘り下げられていて、アクションシーン以外も見どころが多かったからこそ、これだけ世界中でヒットしているのかなと思います。
いまだに、映画館での上映が続いていて、どこまで人気が伸び続けるんだろうという感じですが、いつか金曜ロードショーで放送してくれたら嬉しいですね(前編と後編に分けて)。

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番外編 Thassadiyya

”Vinaya Vidheya Rama”というラーム・チャラン主演映画のダンスシーンの動画なのですが、中毒性がすごくて…。
ダンスの見応えがすごいのはもちろん、曲もなんだか聞くだけで元気が出るような楽しい曲で、セットも衣装の色づかいもお洒落で。
相手役のKiara Advaniさんも本当に綺麗な方で見惚れてしまいます。
ラーム・チャランのダンス特集みたいな動画で発見したのですが、すぐにハマってしまい、ひどい時は1日20回くらい見ていました笑
私の言葉ではうまく魅力を伝えきれないので、ぜひ騙されたと思って見てみて頂きたいです!

改めてラーム・チャランの魅力とは

ラーム・チャランのことを知ってからまだ3ヶ月くらいしか経っていませんが、表情、ダンス、アクション、乗馬、どれをとっても素晴らしくて、まさにエンターテイナーという言葉がピッタリな方だなと思います。
また、俳優業には関係のない話ですが、英語も大変に流暢で、私の英語学習のモチベーションになっています笑
いつか彼の主演作が再び日本で公開されるのを心待ちにしています。

春風


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