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「大学における自殺予防対策 理解と実践的アプローチ」を出版しました

2024年6月11日付で、『大学における自殺予防対策―理解と実践的アプローチ』という学術書を出版しました!

本書は学苑社よりお声かけいただき、1年半の歳月をかけて書き下ろした単著です。若輩者ながら、このような機会をいただいたことを有難く思っております。

パンフレットです

読者は大学教職員、大学関係者、自殺対策に取り組まれる自治体の方、学生さんとかかわる支援者の方々を想定しています。大学に特化した自殺予防における初めての専門書になります。
そもそも自殺の予防という領域の研究は、研究者単独で行うことが少なく、お話をいただいた際は一度、共著を提案しました。大学の自殺対策はもともと私の師匠の研究テーマで、博士研究として自身が取り組むようになってからも、多くの他大学の先生方と一緒に取り組んできた大規模な共同研究だったためです。今回の単著は大きな挑戦となりました。

書き上げるまでの苦労は「おわりに」に少しだけ書きました。支えていただいた方々には感謝しかありません。

今回、素敵な装丁をつくっていただいたことにも感激しています。学生の多様性を表すような彩りや、本書に登場させた「ガラス玉」の例え話も感じとれ、持ち歩くにも希望が持てるので、とても気に入っています。

私は学生の授業への感想を見るときもドキドキするほど打たれ弱いので、どのように受け取っていただけるか不安もありますが、義兄から「もし批判があったとしても、批判という新しい意見が生まれた時点でその領域の発展に貢献してるということだよ」と励ましてもらいました。「これでは足りない!」と思われた部分が後続の著作によって埋まっていくくらいに、この領域の議論や研究が発展していったらいいなぁ、と思っています。

どうぞよろしくお願いいたします。


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