父と磁石

#大学生〜大学院生

家に帰ったら、

いつもどおり父がYoutubeをiPadで熱心に見ていた。

ふと顔を見ると、おでこに何か貼っていた。

一瞬、怪我をしたのかと思ったが、すぐに違うことに気がついた。

父は、透明な養生テープで磁石をおでこに貼っていた。

そこに母が帰ってきた。

母もすぐに見つけたっぽいが、無言だったので、ぼくが聞いた。

ぼく「おでこのなにそれ」
父「磁石」

ぼく「いや、なんで貼ってるの」
父「第三の目が開いて第六チャクラが開くらしい」

ぼく「（息ができなくて、苦しくなるくらいの爆笑）」

父「変？」
ぼく「まあ。変ではあるよね。」

父「そっか。。。」

父「お風呂入ってくる」

父がお風呂から出てくると、おでこのソレはなくなっていた。

ぼく「ぇ、なんでとったの？」
父「なんとなく。もう寝るし。」

ぼく「つけてる時間長いほうがいいんだろうから、寝てるときこそつけなよ。」

父「そうだね」

ということで、最近父はおでこに磁石を付けて寝ている。

先日、父の誕生日だったので、ピップエレキバンを買ってあげた。