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ペンギンアップデート完全攻略|3分で分かるSEOコラム

ペンギンアップデートとは

ペンギンアップデートはパンダアップデートと合わせて考えることが多いです。
簡単に説明すると、パンダアップデートは「良質なコンテンツを高く評価する」のに対して、ペンギンアップデートは「正しくSEO施策を行っているサイトを高く評価する」というものです。

パンダアップデートについて↓


前述したとおり、「ペンギンアップデート」とは、スパムや不正な施策を行っているサイトへ対応するためのアップデートのことを指します。

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ペナルティと見做される判断基準

検索エンジンが提唱しているガイドラインに反したSEO施策を「ブラックハットSEO」と言います。
反対に、ガイドラインに沿ってサイトを最適化することを「ホワイトハットSEO」と言います。

この「ブラックハットSEO」を行っているサイトに対応するためのアルゴリズムのアップデートが、ペンギンアップデートです。 では、どんな施策がブラックハットSEOとして不正行為と見做されるのでしょうか?
大きく分けて3つ要素があるのでご紹介します。

【1】悪質な外部リンクの使用
「外部リンク(被リンク)」というのは検索エンジンが検索順位を決定する際に指標のひとつとするため、SEOにおいて重要な役割を果たしています。 ※外部リンク…外部サイト(外部ドメインのサイト)から自社サイトに設置されたリンクのこと

検索を行った人がどのサイトを見たいか、ということは検索エンジンにはわかりませんが、それを類推するための1つの指標としてリンクの多いページを“他の人に評価されている・必要とされている・価値のあるページ”と認識して高い評価付けをするのです。

検索エンジンの評価精度が低かった時代は、リンクが多ければ多いほど評価の高いサイトだと判断されていました。
そのため、本来は「ユーザーにとって有益なサイトか」を検索エンジンは判断するために被リンク数を評価軸にしていたにも関わらず、検索順位を上げることだけを目的として有料リンクや自作自演でリンクを設置し意図的に被リンクの数を増やす手法が横行したのです。

※現在は検索エンジンの精度が向上し、前述のような意図的なリンクを多数貼るとペナルティの対象となります。

検索エンジンは、下記のようなサイトからのリンクが貼られたサイトにペナルティを科すとされています。

・ほかのサイトをコピーしたとわかるサイトからのリンク
・自作自演の外部サイトからのリンク
・リンク一覧のみで構成されたディレクトリサイトからのリンク
・ワードサラダや低品質なブログサイトからのリンク
・相互リンク集への登録によるリンク
・大量の相互リンク

【2】クローキング
クローキングとは実際にサイト上でユーザーに見せる内容と、検索エンジン(クローラー)に読み込ませる内容を意図的に変えることを指します。

IPアドレスやユーザーエージェントでユーザーと検索エンジンに全く異なるHTMLを表示させる手法です。

【3】リッチスニペット
リッチスニペットとは、検索結果画面に表示される口コミ・レビューや住所などを表示させるものを指します。 本来は、ユーザーがウェブサイトの概要を正しく理解するために用いられるべきものですが、関連性のない情報を載せることや、根拠のないレビュー等を意図的に記載することが不正行為と見做されます。

上記以外にも検索エンジンが不正行為と見做している基準があり、下記ページで詳細に説明されているので確認してみてください。
※ウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン)


ペンギンアップデートの歴史

昔はリンクを設置すれば検索エンジンから評価され上位表示が出来ていましたが、検索結果をユーザーが求める内容にするために実施されたペンギンアップデートにより効果を失うことになりました。

2012年4月に初めてペンギンアップデートが行われたのち、公式アナウンスベースでは計7回ほどアップデートがありました。

▼過去のペンギンアップデート一覧
=============================
2012/4/24 Penguin Update 1.0 (3.1%の検索クエリに影響)
2012/5/25 Penguin Update 1.1 (0.1%の検索クエリに影響)
2012/10/5 Penguin Update 1.2 (0.3%の検索クエリに影響)
2013/5/22 Penguin Update 2.0 (2.3%の検索クエリに影響)
2013/10/4 Penguin Update 2.1 ( 1%の検索クエリに影響)
2014/10/17 Penguin Update 3.0 ( 1%の検索クエリに影響)
2016/9/23 Penguin Update 4.0
=============================

2016年9月のアップデートを最後に、手動での更新ではなくリアルタイムで更新されるアップデート(コアアルゴリズム)へと変更になりました。

パンダアップデートは開発者の名前に由来していましたが、ペンギンアップデートは「白黒つける」という意味でつけられたと言われています。


ペンギンアップデートにおいて気を付けること

【1】定期的に悪質リンクがないか確認し、発見した場合はリンクの削除を行う(またはサーチコンソール上から対象被リンクを否認する)
【2】ブラックハットSEOをしない
【3】検索結果上位に表示されるだけの価値ある質の高いコンテンツを作成することを心がける

対象サイトが本来あるべき検索順位よりも上位に無理にでも表示させようとすることをやめ、検索上位に表示されるべきだと胸をはって言えるようなサイトを作ることがSEO観点においても、ユーザー視点においても大事であると言えます。


まとめ

ブラックハットSEOはただ単にユーザーをサイトに流入させるのが目的だとすれば魅力的に感じる手法かもしれません。ただ、無理やりユーザーをサイトに連れてきたとしても、その先のサイト内にユーザーの求めるコンテンツが存在していなければ最終的な効果は得られないのではないでしょうか。
上位表示されるべきサイトを作ることを意識していれば、自然にリンクを獲得することが出来ます。
そのためにも、ユーザーファーストな考え方で価値のあるサイト・コンテンツを作成し続けましょう。
サイトを作成する際は、ぜひパンダアップデートやペンギンアップデートのことを意識して作成してみてくださいね!


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