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サブドメインとサブディレクトリの違い|3分で分かるSEOコラム

サブドメインとサブディレクトリ。どちらもサブがついていて紛らわしいですよね。
ここでは、サブドメインとサブディレクトリの意味や、それぞれのメリット・デメリットについて扱います。

サブドメインとは

サブドメインとは、既存のドメインを元とした、派生ドメインのことです。
ドメインの前に任意のワードを加えることで、別サイトと認識させることが可能です。
例えば、https://marketing.example.com は、https://example.com のサブドメインになります。
サブドメインは複数設定することができ、上記の例に加え、新たにhttps://seo.example.com を作成することも可能です。
任意のワードには、サイトのテーマと関連した単語を使うのが良いでしょう。
マーケティングを扱うサイトなら「marketing」、SEOを扱うなら「SEO」、ニュースなら「news」、ブログなら「blog」という具合です。

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ちなみに、https://example.com というドメインは、基本的にhttps://www.examle.com と同一のもので、「www」というサブドメインがついています。
wwwはインターネット黎明期に、WebページがWorld Wide Web(ワールドワイドウェブ)と呼ばれていたことから、メールサーバーなどと区別するために使われていたサブドメインで、その名残で現在でもデフォルトで使われるようになっています。


サブディレクトリとは

サブディレクトリとは、ドメインの下層に位置するディレクトリのことを言います。
ディレクトリというのは、ページをグループ化するための入れ物のことを指します。言ってみれば、ドメインで区切られたサイト全体が、すでに一つのディレクトリということになります。よって、サイトの中に置かれたディレクトリはサブディレクトリというくくりになるのです。
サブドメインの例をサブディレクトリに当てはめると、https://example.com/ ディレクトリの下にhttps://example.com/marketing/ とhttps://example.com/seo/ 、2つのサブディレクトリが存在することになります。

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なお、3階層目以降、例えばhttps://example.com/marketing/ の配下にhttps://example.com/marketing/analytics/ やhttps://example.com/marketing/sns/ と設置した際には、それらもすべてサブディレクトリと呼びます。


サブドメインとサブディレクトリ、SEOに有利なのは?

さて、サブドメインとサブディレクトリ、SEOに有利なのはどちらなのでしょうか?

GoogleのJohn Mueller氏は、サブドメインとサブディレクトリのどちらを使用しても問題はない、と発言しています。
出典:Subdomain or subfolder, which is better for SEO?

また、元GoogleのMutt Cutts氏も2012年に同様の質問に答えています。
出典:Should I structure my site using subdomains or subdirectories?

Mutt Cutts氏は、サブドメインを利用して検索結果を独占することを避けるため、検索結果の多様性を実現するべく、サブドメインも含めてドメイン当たりの検索結果表示を制限していると語っています。サブドメインは新しいサイトと認知はされますが、検索結果表示に対して有利になるということはありません。

以上のことから、少なくともいずれかを選んだ場合に検索結果上有利になるというアルゴリズムはなさそうですので、UX観点でのサイト構造や、運用のしやすさから選んでみてはいかがでしょうか。
参考として、それぞれのメリット・デメリットについて、以下に記載していきます。


サブドメインのメリット・デメリット

サブドメインの一番の強みは、新たにドメインを取ることなく、新しいサイトの立ち上げを行えることです。つまり、ドメインを取得する際に生じるコストがカットできます。
また、共通のドメインを持つ異なるサイトが、同じグループや会社に属していることがわかり、ブランド構築の元にもなり得ます。
レンタルサーバーによっては、サブドメインが使用できないこともあり、その場合は他の選択肢から選ぶようになります。

デメリットとしては、何らかの理由で元となるドメインの運用を終了することになった場合、サブドメインのみ保持することができないことです。そうなったら、別のドメインに移行する必要が出てきます。


サブディレクトリのメリット・デメリット

サブディレクトリは、サブドメインとは違い、一つのサイトに属したものというイメージを持ちます。
サブディレクトリを使用すると、既存のサイトのドメインパワーを利用することができるため、作成するコンテンツが既存サイトのテーマに関連していれば、こちらの方がお得です。

デメリットとして、基本的にドメイン配下のページは一つのサイトとして認識されるため、品質の低いページをたくさん作ってしまうと、既存サイトに影響が出てしまう可能性があります。


新規ドメインのメリット・デメリット

新規サイトを立ち上げるなら、新たにドメインを取得するのも有力な選択肢の一つです。新規ドメインの最大のメリットは、新しいサイトのテーマに沿った名称を使用できることです。
また、既存サイトのサービスが終了しても、新規サイトが影響を受けることはありません。

デメリットは、シンプルに維持コストがかかることです。
さらに既存サイトから引き継げるものが何もないため、基本的にSEOの効果を一から作ることになります。
それが気にならないのであれば、新規ドメイン取得も選択肢の中に入ってきます。


まとめ

サブドメインとサブディレクトリ、そして新規ドメイン。それぞれにメリット・デメリットがあります。特性を理解して、うまく使い分けていきましょう!


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