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旅の断片 若菜晃子さんの本
ちょうど読み始めて半分くらいを過ぎた辺りだが、思いついてしまったタイミングでまとめてみたい。
最近、旅に関する情報を集めている中で出会ったのが若菜晃子さんの「旅の断片」という本だった。
本の内容をとてもざっくり説明すると、世界を旅してきた若菜さんの記憶の断片、様子を垣間見れる作品となっている。話は国、都市ごとに分かれていて、世界を行ったり来たりできる感覚すらある。
このNoteに書き出しているくらいなので、個人的にかなり魅力を感じたのだが、なんといっても文章が綺麗で、落ち着いていた文体で、若葉さんの旅に入り込める感覚が魅力的だった。
そして、何か情報を得るために読む読書ではなくて、日本語の文字自体を楽しみ、旅の内容を楽しむことができる一種のリラックス状態を味わえるのが最高だった。
ここからは私の勝手な想像だが、若菜さん自身が自分の足で歩いて、目で見て、体全体で感じたことを文章化してというインプットとアウトプットが交互に中動態的に回っているのではないか、そんなことすら感じた。
このシリーズは三部作ということもあって、後の2冊も楽しみなのだが、日に10ページずつほどと休憩しながら、じっくり味わって読むのも楽しみの一つになっている。
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