ヤンキーとおばあちゃんを飼う
2022年に経って1か月が経とうとしています。Facebookやnoteで今年の抱負を投稿している方も多いのではないでしょうか。
わたしは根がひねくれているし、気づいたらいろんな状況に流れ着いているタイプの人間なので、やりたいことリスト今年の抱負とかも、「どう目標に向かって進むタイプの人間がやることでしょ」って思ってました。
でも何人かの友人が、目標ではなく「心に留めておきたいこと」「今年大事にしたい"あり方"」みたいなニュアンスで今年の抱負を書いているを知って、それなら自分もやりたい!と思うようになりました。
そんなわたしの今年の抱負、(わたしが今年心にとめて置きたいこと)は…
" ヤンキーとおばあちゃんを飼う "
です。「なんのこっちゃ!!!」と思う人しかいないと思うので解説いたします。ちなみに正確には " 心の中にヤンキーとおばあちゃんを飼う " ってことです。
心にヤンキーを飼う
まず、わたしの弱みを2つあげるならば、1つ目は「本当は言いたいを言えないこと」。
上司であっても「この企画はもっとこうしたほうがよくないですか?」とか、割と自分の意見を言えるほうなので、「え?普段から言いたいこと言ってるやん」と思う人も多いかもしれません。でも、わたしの言えなさはちょっと違って。
「心の奥で思ってることが言えない」なんです。「この企画はもっとこうしたほうがよくないですか?」とかは、心の奥じゃなくて普通に手前の方で思ってることじゃないから言える、っていう。もちろんそれすらも言うのが難しい人はいると思うんですけどね。
というか単純に、みんな言いづらいこととか、モヤモヤするけど言葉にできないことってため込んじゃうよねって話かもしれません。それは自分の意見が言える人もそうじゃない人も同じ、っていう。
だから、例えばパートナーにも普段からおもしろおかしく「○○やっておいてよ~」とか、可愛く「たまには長電話しようよ~♡」とか言えたらいいんですけど、それが言えないから、そういう小さな不満が積もって、心の奥の方に入っていってしまって、あとで爆発してバーっと怒りながら伝えてしまったり。
他にも、飲み会の場で男友達が自分の女友達に対してセクハラ発言をしたとき。本当は「クソだな、わたしの友達傷つけんなよ」って思ってても、場の雰囲気を壊したくないし、おもしろく返すすべももってないから言わない。でもその日ずっとモヤモヤしてる。みたいなことがよくあります。
その言えなさって、「でも相手にもこういう意見があるかもしれない」「言って嫌われたくない」とかの、自分なりの配慮や恐れからきているとは思うので、悪いことではないんですけど、心の奥にため込むのはヘルシーじゃない。
そんなときに活躍するのが、そう、「ヤンキー」です(笑)
心の中のヤンキーちゃんは、なにかモヤモヤしたことやむかついたことがあったとき、代わりに怒ってくれる存在。本当に口に出してもいいし、出さなくてもいい。信頼できる人にだけヤンキーを発動させてもいいし、誰も見てないSNSのアカウントや、紙に書いてもいい。
そんな風に、言いたいことをため込まずに、過ごせるようにしたい。そう思ってまずは心にヤンキーを飼うことにしました。
心におばあちゃんを飼う
わたしの弱み、2つ目は、「自分を褒めたりねぎらったりしてあげられないこと」。
おばあちゃんのサンプルが少ないでわからないんですけど、うちのおばあちゃんはよく自慢話をするひとで。「昔はモテたのよ~」とかそういうやつ。
あと、おせっかい。「せっかく来たんだからお茶くらい飲んでいきなさい。」「おせんべい食べなさい、おはぎもね。」とかそういうやつ。
それで気づいたんです。ちょっとでも鏡を見て「今日いい感じじゃん」って思ったら、おばあちゃんを発動させて「やだぁ、あなた可愛いじゃない!?」って心のなかで言ってあげればいいんだって。
ちょっと疲れたなぁって思ったら、「まぁ、ちょっとくらい休憩したら~?」って言ってあげるし、誰かに振られた時も「あら、こんないい女なのにもったいないわね~」って言ってあげる。
そんなわけで、ヤンキーとともに心におばあちゃんも飼うことにしました。
そんなちょっと変わった、今年大事にしていきたいこと。これくらいふざけてた方が頭に焼き付いて、思い出せるしね。
このひと素敵だな~っていう自分のあこがれているひとを思い返して、「そのひとだったらこういうときなんて言うかなぁ?」みたいに、憧れの人を召喚させるのもいいかもですね。
みなさんも、目標が思いつかなくても「今年はこんなこと大事にしてみようかな~」ってことがあったら、ぜひ書き留めてみてくださいね。
ヤンキーの効能さっそく
ここからは余談ですが、さっそくヤンキーを発動させてみた話。
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