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フリーのフォトグラファーです。 Instagram https://www.instagram.com/soyafujita/ BASE https://185148.official.ec/ お仕事のご依頼お待ちしております。 soyafujita@gmail.com

最近の記事

カメラのたのしみかた

今回は「カメラのたのしみかた」というお題が出ていたので、それについて書こうと思ったのですが、散々僕のスタンスは過去の記事にも書いているので、趣向を変えて現在僕の使ってるカメラやレンズについて、どんな時に使うか、買った時の値段も含めて紹介したいと思います。 ちなみに今回の機材を撮影したカメラはiPhoneXです。​ ・Canon Autoboy2 一番初めに買ったシンガポール製のRolleiflex SL35の後に買った初めてのカメラです。 僕の場合プライベートな作品は特に

    • 共棲

      数日前に芍薬を買って、そう花瓶なんか家になく、昔いただいた日本酒の瓶に入れて共に暮らしていました。 毎日水を換え、花が開くのを楽しみにしていたわけだけれど、彼女の変化は凄まじく日々形を変えた。 実はもう彼女の花びらは全て落ち、一般的に言えば彼女の命は終わったのかもしれないけれど、葉はまだ生き生きとしていて、美しく咲いていたときと同じように落ちた花びらはひんやりとしていて「生と死の境界ってこんなにも曖昧だったかな?」と思ってしまう。 僕ら人間の場合は、思考と身体機能が停止し

      • Through Another Eye

        「記憶」することと「記録」することは圧倒的に違う、と僕は思っていて...大切なことを覚えておきたいのであれば肉眼で視る方がずっといいし、形として残しておきたいのであればカメラで写真(日記や詩、絵や音楽など...他の媒体でももちろん素敵だと思う。)として残す方がいい。 では「記憶」と「記録」中になんの繋がりもないかといえばそうでもなくって...僕らは体験に基づいて様々なことを記憶していて、その中で写真を撮ることは、その体験に繋がる栞を挟む行為だと思うんだよね。 「真を写す」と

        • 花の匂い

          いつの間にか始まっていた出会いは、いつの間にか終わった。 音もなく、花びらが落ちるように。 僕らが「知り合い」もしくは、その関係性以上だった時間は花が枯れるよりも短かった。 1年後、この季節に咲く花が枯れる頃には、きっとあなたは僕の声や話し方、僕の顔も覚えていない。 昔かいだ花がどんな匂いだったかを思い出せないように、僕らがお互いを目の前にする機会があったとしても、きっとあなたは僕のことを初めて会う人と思うだろう。 綺麗に咲くはずの花の種を渡されても、枯れる日が来るのが怖

        カメラのたのしみかた

          不在の記録

          僕がフィルム写真を始めたきっかけの、側から見れば別段面白くもない話です。 一言で言えば、大学卒業後に進学した東京のデザイン専門学校で僕はある女性と恋に落ちたことが始まりなんだけれど、興味がある人はもう少し読んでくれると嬉しい。もしかしたら、これは対岸の火事ではなく、あなたにもこれから起こりうる話だから。 あと...ここでは便宜的に「恋人」と呼ばせてもらうけれど、僕らの恋愛関係はもうだいぶまえに解消されている。 先にも書いたように、僕は京都の大学を卒業してから東京の専門学校は

          不在の記録