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【Part5-2】なぜ人は勉強するのか。マズローの欲求階層説で考える。

おはようございます!とむそーやです。

なぜ人は勉強するのか

前回ではマズローの欲求階層説
その中でも特に

「承認欲求」と「自己実現欲求」に
スポットライトを当てて
この疑問を紐解いていきました。

今回はその続きになります!

「承認欲求」の段階から
「自己実現欲求」の段階へ
勉強へのモチベーションを
もっていくには
どうすれば良いのでしょうか。

それでは見ていきます!

①勉強で子供をあまり褒めすぎない

まず考えつくのは
勉強において子供をあまり褒めすぎないこと
です。

下の図をご覧ください。

こちらはベネッセの調査なのですが
「誰に勉強を教えてもらったか」という項目
小中学生共に「お母さん」が多いですね。

しかし、そんなお母さんも
子供が学年が上がり中学生になるにつれて
だんだんと勉強の内容が専門的になるため
子供を塾に通わせたり
家庭教師にお願いするなどして
子供と勉強を通しての関わりは
だんだんと減っていきます。

そして、そんな世のお母さん
勉強の時間でどんな風に
子供と関わっているかというと
このような結果になりました。

勉強を頑張っていれば褒める
私たちは無意識にやってしまいます。
これが、実はよくなかったりするのです。

つまり
勉強で子供を褒めることが習慣化すると
だんだんと自分の手が勉強から離れた時
子供は無意識的に勉強へのモチベーションが
低下する恐れがある
ということです。

②点数評価の見直し

次に「点数評価の見直し」です。
教育システム的な話になってしまいますが
日本の学校は点数評価というものを
見直す必要があると考えます。

例えば、オランダには
6点文化(Zesjescultuur)というものがあります。
これは
「4分の1の評価である6点取れてればOK」
つまり「合格点が取れていればいいじゃん!」
という意味合いだそうです。

加えて、学術雑誌の評価指標である
CitoScore”というものがあります。
ある学術雑誌の累積引用回数を
対象年を含む過去4年間に
その学術雑誌が掲載した文献数で割るという
評価方法なのです。

つまり、その論文が他の文献に
引用されればされるほど
点数が高くなるというわけなのですが

注目なのはその点数段階
普通だったら0〜100点の尺度かと
思うのですが
そこでは501〜550という点数で
評価されます。

「今回のテストは20点だった」
「今回のテストは510点だった」

実質どちらも同じくらいの点数ですが
後者の方が数字を見た時の
精神的負担が少ないですよね。

そして個人的に提唱しているのが
「評価方法選択制度」です。

簡単にいうと
学力の評価方法を
生徒自身に選んでもらう
というシステム。

学力を測る指標を
ペーパーテストだけなく
もっといろんな方法で
かつ不平等なく測れる
そんな制度です。

詳細はこちら!↓

ただ、数字はやはりわかりやすく
客観的な指標ということもあり
学校の成績評価との折り合いを
どうつけていくのかというのが
今後の教育の鍵となっていきそうです。

③自分にとって必要な勉強を考える

最後に
「自分にとって必要な勉強を考える」
ということ。

これを考えるためには
自分の将来をある程度考え
人生設計を組んでいく必要があります。

自分が何がしたいのか。
なりたい自分ってどんな自分なのか。
そのために今必要なものは何なのか。


自分の中での最終目標から
逆算して物事を考えれば

この1ヶ月でやるべきこと
この一週間でやるべきこと
今日やるべきこと


これらが見えてきます。
決して、今自分の手元にあるもので
将来を決めないでほしいです。

歌手になりたいけど自分は歌が下手だからなあ
海外行けないけど英語喋れないから私には無理
あの大学に行きたいけど学力足らないから諦めよ

こんなの勿体なさすぎる!

今の自分から目標を決めるのではなく
目標を定めてから今の自分を当てはめていく
そこに足りないものがあるなら
学ぶことによって補えばいい。

「〜になりたい!」「〜したい!」と
強く思ったなら
そのためにはどうすればいいのかの道筋を
目標から逆算して考えていけばいい。

こういったことをまずは考え
自分にとって必要なものを見つめ直し
勉強に向かい合ってはいかがでしょうか。

以上、マズローの欲求階層説から考えた
なぜ人は勉強するのか」でした。

このなぜ勉シリーズ
また定期的に書いていきますので
よろしくお願いします。

以上、とむそーやでした!
次回も、お楽しみにっ

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