完璧主義をモードとして選択できれば最強説
先日、ゼミでの発表があった。
ちゃんとしたものを見せないとと時間をかけて、身も心も削って作ったスライド。
いつも通り声は小さいし、プレゼンがうまいとはとても言えないけれど、内容について「素晴らしい」と言っていただいた。
素直に嬉しかったし、同時に安堵もした。
これで否定されていたら、もうその日は家で泣き崩れていたと思う。
完璧主義で、他者の評価=私の価値、だから。
先日本を読んでいたら、「理想を目標にしない」と書かれていて、すごく刺さった。
私は理想を目標にして、さらに理想を「最低限の達成ライン」にまでしてしまうことがある。
頑張ってないと、成果を出さないと、結果を出さないと私に価値はないと思って来た。
でもどこまでやっても「頑張った」とは自分では思えなくて、常に何かに追われている感覚だった。
無限の「頑張らないと」というループにはめられて抜け出せなくなって、病んだ。
強制的に動けなくなり、頭で考え事ができなくなった。精神疾患が私の完璧主義ループを止めたと思っている。
最初は「今日何もできなかった」「何も頑張ってない自分に価値はない」と思って余計辛かった。
そこから精神疾患や心理のことをさわりだけ勉強してみて、少しずつ変わって来た。
未だ完璧主義は抜けないけれど、何もせずに横になっていた日も「何もできなかった」じゃなくて、「ゆっくり休めた」と開き直れるようになった。
そして話は前回のゼミに戻る。
実は最後の方は、まとめきれていなかった。分析途中のごちゃごちゃな状態で、でももう良いやと思ってそのまま見せた。進捗報告にはなっていると思って。
それで何も言われなかった。
むしろそこからどう進めるかアドバイスをもらえたし、一緒に考えようとしてくれた。
完璧じゃなくても、大丈夫なことがあると知った。
完璧を求めていたのは自分だけで、その完璧の基準も自分が定めたもの。
自分で自分の首を絞めているだけだと気づいた。
今はまだ「こんなんじゃダメだ」と思うこともたくさんあるけれど、できたところには部分点をつけるようにしていきたい。
そして、本当に頑張りたいときには、完璧主義を発動させたら良い。
完璧主義をモードとして自分で選べるようになれば、結構うまくやっていけそうな気がする。
そこまでの道のりは長そうだけど、スタート地点には立てた気がする。
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