「発言力」を高める。
そろそろ自分の発言に意志と覚悟を込めたいと思う。
なぜそう感じたのか、自身の整理も含めてnote。
■今までも発言はしてきた。
今までのキャリアで、いろんな場やタイミングで、いろんな発言を
してきたわけですが、もちろん無責任でも無意味でもなかった。
ただ、その発言による影響の範囲が狭かった。
せいぜい、担当案件や直接関係する人+αぐらいの範囲。
自分の向いている矢印の数が少ないので、発言によって起きることがそんなに多くなかった。
■転職で状況は変わった。
今、小さいながらもそれなりの人数、それなりのポジションで仕事を
するようになって、発言に対する感想やフィードバックをもらう機会が増えたり、発言に対して込めて欲しい想いや温度感など、関係者から要望をもらうことも増えてきた。
だんだん、今まで考えたことなかった思いが巡りました。
「あれ、発言って自分の言いたいことだけじゃダメなのか」
「発言でどんなことが起きるのか、起こしたいかまで考える必要あるのか」
「発言の仕方で自分の仕事の進行難易度がコントロールできるんじゃ・・」
などなど考えるようになってきました。
決して、「いろんな人聞いてるからかっこいい事言ってやろう」
な感じではなく、自分の発言によって、ダイナミックに変えていくことも、機会損失とか企業成長のブレーキに作用してしまう可能性を秘めている。
と感じるのです。
■発言で意識すること。
発言で意識していくこと、少し整理してみました。
・意志を込める
やはり、目的や想いを明確に示すことは大事です。
自分が何をどう考えて、そこに至ったのか、その必要性はなんなのか。
それによりどんなことが起きるのか。良いことも、良くないことも。
明確に言語化された意志は旗印になります。
・覚悟を持つ
自分の発言により起きること、それによって生じる業務や工数やコスト、
社内リソースを投資すれば損失リスクだってあるわけです。
考えられるリスクを負ってでもチャレンジする価値があると思えるのなら
覚悟を持って言い切る、納得させる必要があります。
・同じフレーズを使い倒す
使用するワードは揃える。意識的に何度も何度も使うことで、
相手に刷り込み→相手も同じワードを使い始める→ワードの浸透→意識統一
につながっていきます。
こう考えると、「言語化力」はかなり重要ですね。
・すべては「共感」を意識する
発言を聞いた人にどんな想いを抱いて欲しいのか。
共感してもらうには、どんなストーリーでどんな言葉で、どう伝えたら
良いのか。自分の造像力をフル活用してイメージします。
■発言の質を上げる。
一定の年齢やポジションになった時、発言の場をうまく活用する意識は
本当に重要だと思います。
これまで何気なく参加していた会議や会社イベントなど、いろいろな場面で
発言することが増えた時に、「発言すること」だけでなく「発言することで辿り着きたい目標」まで考えられると、「発言の質」はかなり上がると思います。
発言に精度の高い意味を持たせようとすると、課題の本質を理解して、明確なビジョンを描いてゴール設定する必要があるし、明瞭な言語化をしないと
相手には伝わらない。相手の想像力にアプローチするには情緒や感情も必要になってくる。しかも相手によって効果的なアプローチは様々・・・
書いてて難易度高いなと感じ始めてますが
「発言すること」が目的ではない、目的はその先にあるので、「発言力」を磨いていく価値はあると思います。