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荀子 巻第九致士篇第十四 3

衆を得れば天をも動かし、意をたのし(楽)ませれば年(寿)を延べ、誠信なれば神の如く、(誇)誕なれば魂をうしな(去)わん。

(「荀子」岩波文庫 金谷治訳注)

意→①こころ。きもち。思い。考え。
誠信→まごころ。まこと。誠実。
夸誕→大袈裟ででたらめ。
魂→①たましい。人の生命をつかさどる精気。
逐→①おう。追いはらう。
拙訳です。
『大衆を味方に出来れば天をも動かすことができ、心を楽しませれば寿命を延ばし、誠実であれば神様のように思われ、大げさででたらめであれば生きる精気を追い払ってしまうだろう。』

「衆を得る」ということは、今の僕には出来そうもありませんが、「意をたのし(楽)ませる」ことは出来そうです。難しい語句をちまちま調べながら『荀子』を読んでいるのも、楽しんでいるからであり、これで「年(寿)を延べ」られるなんて有難いことです。
高校時代は、熟語一つ調べること、英単語一つ調べることが億劫でしたが、新しい意味を知る事は心のハリにはなっていました。ただ、全然覚えられなくてそのハリはしぼんでいくことが多かったです(^^;
今は、覚えることはノルマではなく、同じ言葉を何度も調べて何度もなるほどと心のハリを膨らませています(^^


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