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空き家を放置する背後にある実情とは?-実家の未来を考えるための洞察

空き家について国土交通省の資料から考えてみます。

空き家の取得原因等について (出典)H26空家実態調査

物置として必要が44.9%

空き家問題の背後にある家族の葛藤

日本全国で増え続ける空き家問題は、単に「使われていない家」という表面的な事実に留まりません。多くの家庭では、空き家となった実家に対して、経済的、感情的な理由から複雑な思いを抱えています。

実家を空き家にせざるを得ない理由

  1. 木造建築の耐用年数とその影響
    日本の木造建築の法定耐用年数は22年とされており、それを過ぎると建物の価値は急速に低下します。多くの実家がこの時間を過ぎており、再建築や売却を考えたときに、経済的価値が大きく下がるという現実があります。

  2. 設備の老朽化と住環境の問題
    古くなった設備や狭い間取りは、現代の生活スタイルに合わないことが多く、住むためには大規模なリフォームが必要になります。しかし、リフォームには多額の費用がかかるため、多くの家族にとっては負担が大きすぎます。

  3. 物置としての利用
    実家を空き家にしておく最も大きな理由の一つが、「物置としての必要性」です。家族の思い出や不用品を保管するスペースとして、実家を利用することは現実的な解決策となっています。

自己反省のきっかけとして

この記事を読んだあなたは、自身の家族が直面しているかもしれない実家の問題について、どのように考えますか?もし実家が空き家となっているなら、その理由は何ですか?そして、その空き家に対して、どのような対策が考えられるでしょうか?

実家の空き家問題に向き合うことは、ただ家を「処分する」こと以上の意味を持ちます。それは家族の歴史を振り返り、未来にどうつなげていくかを考える作業でもあります。空き家という問題を通じて、私たち自身の生活や価値観について、深く考える機会を持つことができるのです。


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