年金と手帳と僕

今日も精一杯脳みそをモミモミしました。どうも、クエッショニングのりゅうです。

今日はね、ちょっと勇気を出して年金のお話をしますよ。

夏前かな?ここでちらっと、家族の助けがあって病院に行くことを出来るようになり、役所の手続きもしてきたと書きました。

一応それの申請が通ったみたいで、完全無収入じゃなくなるみたいなんだけども。
僕は本来、高校を卒業してすぐに働いたので、そして高校のときからメンタルクリニックに通っていたので、成人したら障害者年金が受け取れる人間だったみたいです。
(ハタチ前傷病というらしいです)
でも、それを知らずに僕は生きてきて、収入相応に年金も支払ってきました。

8年ほど前、前職の福祉施設に通所してそれを知りました。
そして手続きをして、私は手帳と年金を受け取ることになりました。
それ以降、手続きどころか病院も行けずに仕事に行くのにいっぱいいっぱいで身体を壊して離職するまでずっと、年金と給与との2本柱で生活してきました。

引きこもって年金の更新もせずに完全無収入になっていたけれど、これからはまたお国の皆様の支えと家族の支えで生きていくことが出来ます。

というのはわりと建前で、それも本当に感謝はしているけれど、僕はハタチ前傷病でなく仕事の何かがきっかけで心を患ったとしても受給できるだけの納付がありました。
正直、あんなに沢山辛い思いをしてがむしゃらに働かなくても、もっと自分のキャパシティ内でイキイキと生きて来られたのかと思って受給当初は有り難さよりもなんだかとても悔しかった記憶があります。

僕の貴重な20代がー…って。

で、負け惜しみなのか同世代への申し訳なさなのか、年金で生活をすることや手帳の恩恵などをこう思うようになりました。

僕が我慢してきた対価。
僕がしなくても良かったかもしれない苦労をした対価。
頑張って頑張って、一生懸命頑張って生きてきた対価だって。

でも、だからかな?
あんまり身近な人には隠さずに言えた気がします。
普通のクーポン使うみたいに、映画安くなるよーとかって。
自分はいいよって言った子とは会計を分ければ良いしね。
なんだろ、友達として、便宜上でも介助者って誰にも思われたくないって思ってくれてんだろーなってそれはそれで嬉しいですしね。

すぐに疲弊してしまうので、フルタイムどころかアルバイトでもくったりとしたり、ただ外に出るだけでも様々な刺激に疲れてしまったり、だからリフレッシュがすごく大事で様々な値引き支援は本当にありがたいです。

絵画展に行く、映画を見る、稀に銭湯も安くしてくれるところがあってのーんびり身体中をほぐす、本当に大切でありがたい時間です。

年金の支給があることで、それだけで生活は出来ないけれど、様々な方面で支援を得れば生活していけるし、全て自分で賄うことだって会社の理解があればギリギリ生活出来るだけの自分とお金の綱渡りが出来ます。
大抵は企業に時間や業務量を増やすようにお願いされてしまう印象があるし自分もそうだったけれど、そこをぐっと強く押し返して過ごせれば、またぶっ壊れて退職…なんて悪循環は避けられるのかなと。

働いた分だけ貰えて、家庭も顧みず働いて、みたいな上司からしても、病気しても休めないって社畜根性植え付けられた先輩や同期からしても、1日フルで働いたら寝込むから短時間しか無理…とか理解出来ないですもん。
そら仕事慣れたんならもっと来れるよね?ってなるよなぁ…と。

今の僕はどこかの企業に務めてはいません。
家族の支えがあって、かわりに僕は主婦業を自分が出来る範囲でしています。
それと、毎日文字を打っています。
まだ何も収入にはなっていないけれど。

もし交通費がかからなければ、もしかしたら同人誌がほんの少しのお小遣いは生んだかもしれませんね。今はネット公開のみですが。

そしてどうにか完全にスネかじりから脱却出来ることは本当に何よりも嬉しい。
嬉しいけれど、僕は主婦業をしながら書く生活は多分辞めない。
だって毎日殆ど外出しなくてもこんなに沢山の刺激に襲われて過ごしてるんだってことや、自分がびっくりするぐらいフラットでいられる『頑張る』の範囲が狭いことを知ったから。
そして何より、書いても書いても足りない。
時間も、脳みそも。
頑張れるキャパシティがそう多くないから、ほんっとに焦るくらい足りない。
以前の自分なら平気でやった無茶も、今やったら2日ぐらい回復に時間がかかりました。

なので、今はどんなに遅筆でもコツコツと毎日あれこれを書いています。
そして締切や自分の直感のままに投稿や応募をしています。

僕は浮気を出来る器用さもエネルギーもないので、節制を続けながらこの文字書きが生業になっていくまで続けていくんだと思います。
もっと元気になっても。今と違う生活をしても。
きっと僕は書き続ける。
というか、そういう自分でありたい。

今でもたまに、収入ないじゃん!自活出来てないじゃん!と自分を責めてしまうこともあるけど、そんな焦りをも抱きしめて、自分を許してやりながら、まだまだ足りない自分とのコミュニケーションをいっぱいいっぱいとって、今日を生きていけたらなと思います。

明日もふつーに、ゆるく生きよう。

んではー。

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