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アルビらしさとは?新潟をフレームワークしてみた 2023

まずは、2019年。J2時代の新潟が目指していた方向性を振り返ってみよう。
片渕監督就任時、スローガンは「走れ!」
その名の通り、ボールをダイレクトに動かして、いわゆる縦ポン、THE J2的な走るサッカーを志向していた。

よく考えてほしい。これはたった3シーズン前。
でも、よく思い返してほしい。3シーズン前からさらに何年か前、J1の時代から新潟は泥臭く走るスタイルだった。


パラダイム・シフト

2019年、是永社長就任後から新潟は進化した。変化ではない。進化だ。

ダイレクトなプレースタイルを一新し、スペイン的なポゼッションスタイルへの変更を試みた。

表すなら下図のようになる。

2022年のアルビレックス新潟フレームワーク


ご覧の通り、全部の項目が2019年とは真逆だ。
アルベルトの言葉を借りれば「ボールを愛し」平均支配率60%を超えるチームへと進化した。
しかし、道のりは簡単ではなかった。


2019年途中から吉永監督になり10位。
2020年、アルベルトが就任したが、成績は上向かず11位。しかし、ポゼッションの萌芽は確実に見えていた。
2021年、J2降格後はじめて優勝争いに絡んだものの6位でフィニッシュ。
2022年、アルベルトの意志を継いだ松橋監督が、「ボールを愛す」ことを継続。

とにかくパスをつなぎ倒し、即時回収、すばらしいパスワークでゴールを目指すチームになった。
ゴール数、シュート数、パス数、ボールポゼッション率、全てリーグナンバーワン。
ピッチでの現象も数値も誇れるものになった。

ビッグスワンではバックパスに拍手が起こる。CBからのスイッチを入れる縦パスに拍手が起こる。前線でチェイシングして、外されても、チェイシングしたことに対して拍手が起こる。

この数年間で、アルビレックス新潟というサッカーチームも進化した。サポーターも進化した。

これがぼくらが継続してきた道だ。

このスタイルが花を開き、J2優勝し、J1への挑戦権を獲得した。
待ちに待った6年ぶりのJ1。

さあ、J1を冒険しよう

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