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『頼る』ができるリーダーは強い。

こんにちは。
最近、キャリア支援団体での活動をスタートしたソウタです。

先日に引き続き、現在、私が働いているインターン先で学んだことをアウトプットしていきたいと思います。

私は現在、インターン先のとある事業の中でインターン生チームのリーダーを務めています。人数は自分を含めて4人です。私の上には、事業責任者にあたる女性の先輩がいます。事業責任者→私→インターン生3人という構成で、いわゆる中間管理職にあたるポジションで働かせていただいてます。
毎週、その事業責任者の女性の先輩、Rさんと進捗報告を兼ねた1on1面談を行うのですが、その時に教えてくださった理想の『リーダー像』について個人的に心に刺さった内容だったので共有していきたいと思います。

信頼されるとは?

まず、当時のことについて説明させていただきます。

仕事内容としては、ビジネススクールの運営で、その運営のために必要な資料作成や検討しなければしれないことを各メンバーにタスクを振り分ける形で仕事しています。リーダーを務めている私の責任領域は、メンバーのタスクの進捗状況の確認、ミーティングのファシリテーション、事業責任者との1on1で進捗報告をするなどです。インターン生3人をまとめる役割にいる立場にいるのですが、タスクの進捗状況が遅れたり、タスクの質が人によって異なるといった問題から、全体のスケジュールが遅れていました。
私はどうしたら・・リーダーとしてチームをマネジメント管理できるのか悩んでいました。このような経験を学生の内からできるのは貴重な機会とは思っていたものの、責任重大でプレッシャーがかかる日々を送っていました。

突然ですが、質問です。
『理想のリーダー像』とは何だと思いますか?

私も自分なりにリーダーに必要なものって何か考えてみました。
過去の高校時代の経験で主将を務めた時や現在の所属団体でのチームでの活動を踏まえて考えてみた結果、以下のことが挙げられました。

・チームから頼られる人物になること
・お手本となる背中を行動で見せること

共通点で言うと、『信頼される』ということです。

ではなぜ、『信頼される』が必要なのか?(私の考察です)
私は高校時代のテニス部の活動で主将を務めていました。
その経験を通して、信頼されるとは何か?をお話させていただきます。
当時、引退される先輩や顧問の先生から私は推薦される形で主将を務めることになりました。私はあまりコミュニケーションもそこまで得意ではないし、皆をまとめる話術もないから、推薦された時、『なぜ?』のクエッションが頭に浮かびました。クエッションのままだと不安だったので、推薦していただいた先輩方や顧問に「なぜ自分なのか?」聞いてみました。
すると、顧問の先生がこんなことを言ってくれました。
すごく心に響いたので、今でも忘れません。

キャプテンってみんなをまとめたりする役割にフォーカスされがちだけど、実はそうではなくて、まずは自分がチームのためにどれだけ時間や行動で熱量を体現できるかにかかっていると思う。コミュニケーションの取り方とかも確かに大事だけど、まずは自分がお手本となること。チームの理想のような象徴となれるか。
どんだけ口で上手いこと言ったり、まとめようとしても、そこへきちんとコミットできていなかったり、自分で体現できていない時点で信用はない。
口ではなく、行動で示して、成果をきちんと残すこと。その意識が、ソウタにはあるから推薦したかな。

主将就任当初、皆を言葉でチームをまとめたりすることばかり考えていましたが、大切なのは行動で示し、いかに組織に貢献できるかを考えることが重要であると学びました。

この経験から、私は信頼されるためには口ではなく、行動で示し、チームの理想のような象徴になることだと考えています。
リーダーは、よくチームに対して指示を出したりすることが多いと思います。
仮に、リーダーであるその人自身がその指示をこなす時に、どうやって行うのか、お手本となるものを見せておかなければなりません。そうしないと、指示を出された側はリーダーに対して不信感を抱いたり、どうやって指示をこなしたらいいか不明のまま時間が過ぎ、進捗が遅れるなどの問題が出てしまう可能性があるでしょう。
逆にお手本となる行動を示していれば、「この仕事はこうやってやればいいんだ」とチームが理解でき、円滑に組織が動いていくのではないかと思います。

とまあ、このようなことを高校時代に学んだのですが、頭の中ではこう考えているものの、なかなか思うように再現できません。

そこで、最初にお話しした通り、事業責任者であるRさんとの1on1を通して、理想のリーダー像とは何かを相談しました。現状、自分がリーダーに必要な要素の上記のことを伝え、自分にはない視点を発見できたので共有します。

本当に強いリーダーは『頼る』ができること

Rさんに、「リーダーに必要な要素は何だと思う?」と聞かれ、私は上記の『信頼される』ことを伝えました。すると・・・こんな言葉を頂きました。

「確かにそれも必要だね!ただ私はもう1つ必要なものがあるかなって思ってて、
理想のリーダー像って、「頼られる」だけではなくて、チームメンバーを「頼る」こともできるリーダーが本当に強いのかなって思う。正直、リーダーって何でも屋ではないんだよね。リーダーにもできないことってたくさんあると思うし。人それぞれ今まで歩んできたバックグラウンドが異なるからこそ、人によって「できる」「できない」ことが明確に分かれるんだよね。だからこそ、リーダーはしっかりとチームメンバーの「できる」「できない」を把握し、自分にできない仕事を積極的に与えてあげたり、その人を信じて責任を任せることが大切だよ。

この言葉を頂いた時に、
自分の考えていた『信頼される』は周りのお手本となる行動を示したり自分にベクトルが向きがちですが、この「頼る」は完全にチームと自分双方にベクトルが向いた状態です。リーダーって業務上で全てのことをこなせるわけではありません。
ロジカルシンキングができる人がクリエイティブな仕事ができるとは限りませんよね。頼るということは相手からすれば頼られるということです。人は責任を任せてもらうことで、プレッシャーに感じる時もありますが、「必要とされているんだ」という気持ちにもなり、頑張れる人もいます。自分の「できる」「できない」をしっかりと把握し、できない部分は他のメンバーに補填してもらう形で巻き込み、組織を動かすことの重要性を学びました。ここでいう「できる」「できない」の定義とは、チームメンバーの後天的な能力やスキルもそうですが、先天的なスキルや能力も見極めることも必要です。

ここで大切なのが、人に頼るという時に、相手になぜあなたにこの仕事を任せるのか、この責任を任せるのかといった明確な理由や意思を伝えることが大切です。
ただ、自分の仕事量が多いから他の人に任せるような行動はかえって信頼を失います。リーダーはチームメンバーの「できる」「できない」を把握し、適材適所に人員を配置することで、メンバーの力を最大限に組織に発揮できるではないかと思います。

『やりたい』『やりたくない』の意思を尊重し、モチベーションの土台形成をする。

また、私が最近感じたこととしては、「できる」「できない」だけではなく、チームメンバーの「やりたい」「やりたくない」の意志を尊重し、仕事を与えることも大切なのではないかと思います。「できる」「できない」だけで仕事をこなしていると業務感ばかりが漂ってしまい、楽しむことができないのはないかと思います。私のチームはインターン生のため、アルバイトではなく、何かしらの目的があってインターンをしているはずです。インターンを通して、何を成し遂げたいのかを聞き、どんな仕事をやってみたいのかを把握した上で仕事を任せ、モチベーションの土台形成も構築できるのではないかと思います。「やりたい」「やりたくない」のモチベーションだけでマネジメントをするのは危険ですが、「できる」「できない」とのバランスをしっかり組み分ければ、大きなパフォーマンスが発揮できるのはないかと考えます。
改めて、本当に強いリーダーとは、「信頼される」だけではなく、「頼る」ことができる人物のことです。

このRさんとの1on1の面談を通して、自分の中でのリーダー像を改め、行動に移しました。すると、少しずつですが、チームメンバーのタスクに対する行動スピードが良くなったり、以前よりも楽しんで動けるようになりました。まだまだ未熟な点はたくさんありますが、「信頼される」「信頼する」この2つのリーダーとして必要な要素を自分の中でこれからもアウトプットできたらと思います。


〜終わりに〜

長い文章になってしまいましたが、いかがだったでしょうか?
現段階で、自分が考えるリーダー像は上記のような形ですが、色々な活動をしていますが、全ての活動が上手くいっているわけではありません。リーダーに必要なことってたくさんあるのではないかと思います。もし、みなさんが普段意識していることがあればコメント欄やメッセージを頂けると幸いです。

ご覧いただきありがとうございました!!

See you again!!

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