見出し画像

ベーシックインカム 世代間格差を是正する可能性

noteはblogのコピペです https://sousei-novels.com/?p=9074

富の移転による格差

 日本は今歴史的な円安と不況に襲われている。そして物価は上がるのに給料は上がらないスタグフレーションの状態になりつつある。いわゆる悪い円安だ。物価が上がるのはロシアのウクライナ侵攻やアメリカの金利上昇が原因だったとしても、日本がずっと不景気な理由にはならない。

 日本が不景気なのは経済活動が少ない高齢者が多く、反対に活発に経済活動をする若い世代が極端に少ない人口動態のせいだ。この問題を金融政策で解決できるわけがない。その無理をして時限爆弾が爆発したのが今の円安だと思っている。人口問題という1番の原因を放っておくと将来どうなるのか、もう何十年も前から警告され、最悪の事態が予見されてきた。それでも日本政府は一番の問題から逃げ続けた。結果、今のようなのっぴきならない事態になっている。

 子供が産まれてから働いて納税しはじめる年齢になるまではやくても二十年位かかる。それをいきなり解決することはできない。だから何十年も前から少子化問題が叫ばれてきたが、何もしなかった。そのせいで、あとはもう移民を入れるか、テクノロジーで生産性を爆上げするかどちらかの選択肢しかなくなっている。

日本はずっと何もしなかった事で、何もできなくなってきている。これは最悪の状態だ。毎年選択肢が一つ二つ減ってきているようなものだ。

 それでも、今の日本は移民は嫌だ、でもテクノロジーで生産性を上げるのもダルい、規制がいっぱいあるから。という自縄自縛の状態にある。かといって若い世代から高齢者への富の移転が行われる年金制度はもう止められない、子育て層がどんなに貧しくても票にならないのでそこにお金はつけられない、というどうしようもない状態にある。(とはいえ、いくつかの問題は政治決定ができる問題でもある)

 日本人の平均年齢はすでに48.4歳らしい。もうすぐ50代だ。


 五十歳をすぎると家や車などの高いものを買う人はほとんど居なくなる。自分の人生をよりよくするための学習や美容や環境などへの自己投資をする人も少なくなる。それまでの人生でほとんど消費し終えているので欲しいものなんてほとんどなくなるし、むしろ老後の備えをしようとして消費を抑制し貯蓄するようになる。

 けれど今の日本では若い世代から高齢世代へ仕送りする仕組みができあがっているので活発に経済活動をする世代は仕送りのせいでいつもお金がなくて、活発に消費をしない高齢層に富が移動するようになっている。

 日本の長引く不況は様々な規制以外に、若い世代から高齢世代への仕送り制度による活発な消費層から消極的消費層への富の移転が一つの原因ではないかと思っている。

つづきはBlogで
https://sousei-novels.com/?p=9074

 


最後まで読んでくださりありがとうございます。 もし記事が気に入って頂けましたらご支援いただけると嬉しいです。頂いたご支援は活動や書籍の購入など、今後もより良い記事や作品を作れるように使わせていただきます。